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書名:
こんがり!ホットサンドレシピ100
はさんで焼くだけ、おいしくたのしい
No. B971141
NDC 596.6
著者・出版社:
ホットサンド倶楽部(大林千茱萸、大沼聡子【著】)/シンコ−ミュ−ジック・エンタテイメント
初版2012/11/29
¥1,500
内容:
ホットサンド。それは、2枚のパンで具材をはさんで、プレスしながら焼いたサンドイッチのこと。普通はハムやチーズなど、洋風の具材を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、どんな具材でも広い懐で受け止めるのがホットサンドのおもしろさです。この本は、レシピブックというよりは、「どんな具材の組み合わせをはさむとおいしいか」というアイディアブックであり、眺めるだけでもたのしいファンブックです。

  1 たしかなおいしさ定番具材のホットサンド
  2 しみじみおいしい和のホットサンド
  3 ストック缶詰でひらめきホットサンド
  4 禁断の炭水化物ホットサンド
  5 前夜のおかずでホットサンド
  6 ひと手間かけてグルメホットサンド
  7 ホットサンドで世界を旅する
  8 3時のおやつにデザートホットサンド
  ホツトサンド倶楽部・部長のEveryday!ホットサンド日記1week
  友情出演!羽海野チカ先生もホットサンドが大好き!


大林千茱萸[オオバヤシチグミ]
ホットサンド倶楽部・部長。元宮内庁東宮御所大膳課で主厨を務めた渡辺誠に師事し、フランス料理とプロトコール(国際儀礼)を学ぶ。1997年、「ACADEMIE CULINAIRE DE FRANCE(フランス料理アカデミー)」日本支部を創設したアンドレ・ルコントと渡辺誠が主宰していた「Le Fin du Fin」のDIPLOM(免状)を取得。自身も「西洋食作法と美食の教室」を主宰。一方、本業は映画感想家・映画作家・ビデオカメラマンとして活躍


大沼聡子[オオヌマサトコ]
ホットサンド倶楽部・部員、本業はフリーランスのエディター&ライター。雑誌・広告で食まわりの記事などを手がけるほか、料理本を編むことをライフワークとしている。


メモ:


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書名:
バ−バラ寺岡のおとぎ話に学ぶ和の活力食
No. B971140
NDC 596
著者・出版社:
バ−バラ寺岡/講談社
初版2006/02/02
1,785
内容:
薬食先進国・日本の科学と知恵。伝統食の科学が日本人の命を救う。

  第1章 おとぎ話のスーパーヒーロー、活力の秘密はここにある
    桃太郎の秘密
    金太郎の秘密
    一寸法師の秘密
    牛若丸の秘密
    番外編 ヒーローにはなれなかった浦島太郎

  第2章 おとぎ話のスーパーヒロイン、美しさの秘密はここにある
    うりこ姫の秘密
    はまぐり姫の秘密
    かぐや姫の秘密
    鉢かつぎ姫の秘密

  第3章 日本の五節句と季節の行事
    神の加護を願い、邪気をはらう年中行事
    お正月 一月一日 ほか

  第4章 世界一の活力食先進国、日本
    西洋は四味、中国は五味、日本は六味、七味
    日本の活力食 ほか

  第5章 見直そう!体を元気にする和の食材
    野菜・果物の効用
    穀類の効用
    豆類の効用
    魚介類の効用
    肉の効用


バーバラ寺岡[バーバラテラオカ]
ハンガリー生まれ。日本人で外交官(全権大使)の父と、ハンガリー人の母(世界の美容の歴史とハーブ医学をイタリアで学んだ学者)の間に生まれ、15歳まで世界各地に住む。1966年、NHKのテレビ番組『きょうの料理』にプロの料理研究家として初出演。以来、作家、画家、活力料理・菓子研究家ほか、30以上の特許を持つ生活発明家として幅広く活躍。世界各地の食の文化と科学を研究するなかで、思いがけず難病(膠原病)を患ったが、日本の食の科学と伝統食の知恵をもとにあみだした独自の健康法で克服した。

メモ:


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書名:
ブティック・ムック
まんが・アニメ・絵本に出てきた「あの料理」と「あのお菓子」を作れる
夢のキッチン
No. B971136
NDC 596
著者・出版社:
吉田瑞子/ブティック社
初版2012/04/10
1,050
内容:

  Part1 主人公になりきりレシピ
    『3月のライオン』2巻より  超おいしいものカレー
    『きみはペット』  ガルバンゾ―カレー    ほか

    一度は作ってみたい  おもしろフード
       『おそ松くん』より  チビ太のおでん  ほか

    アイデアいただき すぐデキレシピ
       『アルプスの少女ハイジ』寄りチーズをのせたパン  ほか

  Part2 幼い頃からの憧れレシピ
    『11ぴきのねことあほうどり』より  コロッケ
    『小さなスプーンおばさん』より  マカロニ・スープ    ほか

  Part3食べてみたかったドリームおやつ
    『ちびくろ・さんぼ』より  ホットケーキ
    『長くつ下のピッピ』より  ジンジャー・クッキー    ほか




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書名:
マンガ食堂
No. B971135
NDC 726.1
著者・出版社:
梅本ゆうこ/リトル・モア
初版2012/02/25
¥1,575
内容:
いらっしゃい、今日はどのマンガ飯にします?『ドラえもん』『伝染るんです。』『あしたのジョー』『3月のライオン』―。「いつか食べてみたかった!」あの漫画に出てくるあの料理を徹底再現。読んで作って味わって、おなかいっぱいマンガ飯レシピつき。

  これぞマンガ飯
  日々のこだわり
  男たちの食卓
  あの女の手料理
  漫画カレーかく語りき
  白黒の甘い誘惑
  おまけ 簡単料理



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書名:
あたらしいみかんのむきかた〈2〉
No. B971134
NDC E
著者・出版社:
岡田好弘、神谷圭介/小学館
初版2011/10/31
1,050
内容:
前作よりも作品のクオリティは高く、とてもかっこよい新作が勢揃いです!ストーリーも、新キャラなど期待を裏切らないと思います。前作をお持ちでない方は、こちらからでも充分楽しめますので、どうぞよろしくお願いします。

  1話 むきおのこくさいこうりゅう
    うさぎ/えび/かに/いせえび/さけ/きんぎょ/スター

  2話 むきおのおとしだま
    たこ/ぞう/ペリカン/ティラノサウルス/ステゴサウルス/
    イルカ/すずめ

  3話 むきおのはつゆめ
    りす/トキ/しか/きつね/かわうそ/かわせみ/カマキリ

岡田好弘[オカダヨシヒロ]
1965年大阪府生まれ。札幌市在住。大阪芸術大学芸術学部美術学科卒。Estandarte para Ias naciones聖書学校卒。キリスト教会牧師


神谷圭介[カミヤケイスケ]
1979年千葉県生まれ。武蔵野美術大学造形学部デザイン情報学科卒。「おとなのおりがみ」「生き物の持ち方大全」(山と渓谷社)などのイラストと文章を手掛ける。スガタデザイン研究所所属。また、コントユニット「テニスコート」のメンバーとして活動している。
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書名:
あたらしいみかんのむきかた
No. B971133
NDC E
著者・出版社:
岡田好弘、神谷圭介/小学館
初版2010/11/21
1,050
内容:
みかん1こをむくだけでどうぶつの形になる前代未聞の工作えほん。

  用意するもの

  みかんのむきかた

  むきおのおおみそか
    うさぎ  ねずみ  うし ほか

  むきおのおしょうがつ
    いか  さそり  トナカイ ほか

  かんそうさせて保存しよう

  いろいろなくだもので作ろう



岡田好弘[オカダヨシヒロ]
1965年大阪府生まれ。札幌市在住。大阪芸術大学芸術学部美術学科卒。Estandarte para Ias naciones聖書学校卒。キリスト教会牧師


神谷圭介[カミヤケイスケ]
1979年千葉県生まれ。武蔵野美術大学造形学部デザイン情報学科卒。「おとなのおりがみ」「生き物の持ち方大全」(山と渓谷社)などのイラストと文章を手掛ける。スガタデザイン研究所所属。また、コントユニット「テニスコート」のメンバーとして活動している。

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書名:
講談社文芸文庫
食魔
岡本かの子食文学傑作選
No. B971132
NDC 913.6
著者・出版社:
岡本かの子、大久保喬樹【編】/講談社
初版2009/02/10
1,470
内容:
毎晩どじょう汁をねだりに来る老彫金師とどじょう屋の先代の女将の秘められた情念を描いた「家霊」。北大路魯山人をモデルにしたといわれる、食という魔物に憑かれた男の鬼気迫る物語「食魔」ほか、昭和の初めに一家で渡欧した折の体験談、食の精髄を追求してやまないフランス人の執念に驚嘆した食随筆など、かの子の仏教思想に裏打ちされた「命の意味」を問う、食にまつわる小説、随筆を精選した究極の食文学。

  1 小説

    家霊
    鮨
    娘
    食魔
    女体開顕 抄

  2 随筆

    食魔に贈る
    異国食餌抄
    旅とガストロノム
    欧洲土産話
    巴里の食事
    外国の魚
    季節のじゅん
    新茶;うなぎ、揚げもの、川魚
    新米
    粉末食料品時代
    酒と煙草
    若菜
    夏季と味覚
    初秋におくる
    野菜料理
    田家の兎料理
    国民食、大根礼讃
    食物に関して男子への注文
    力を培う餅
    食餌感想
    恋人にたべさせたい御料理


岡本かの子[オカモトカノコ]
1889・3・1〜1939・2・18。小説家、歌人、仏教研究家。本名カノ。東京生まれ。跡見女学校卒。与謝野晶子に師事し「明星」「スバル」に歌を発表し歌人として出発。1910年岡本一平と結婚、翌年太郎出生。この頃「青鞜」に参加、処女歌集『かろきねたみ』出版。一方、一平との個性の対立は熾烈を極め、強度のノイローゼとなり、仏教に救いを求める。29年一家で渡欧、32年帰国後は、仏教研究家として活躍。36年『鶴は病みき』で文壇デビュー。37年から『母子叙情』『老妓抄』など独自の生命の哲学をうちたてた作品を発表


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書名:
拙者は食えん!
サムライ洋食事始
No. B971131
NDC 383.8
著者・出版社:
熊田忠雄/新潮社
初版2011/04/15
1,575
内容:
「パンは気味悪く、牛はさらなり。空腹飢餓、いかなる事の報いか。涙にくれ、神仏に祈る外なかりけり」それでも我慢して洋食を食べた、我らがご先祖様!幕末〜明治初期、初めて「洋食」に出会ったサムライたちの苦闘と感動の日々!読み出したら止まらない面白歴史エッセイ。

 味の国粋主義者
  初期日本人渡欧者の洋食体験―鎖国まで
  開国前夜の西洋料理―ペリー主催の饗宴
  太平洋を渡った一七〇名
  ヨーロッパへ
  遣仏使節団(池田使節団)
  その後の使節団
  各国派遣留学生
  初期渡航者たちの味認識


熊田忠雄[クマダタダオ]
1948年、福島県生れ。早稲田大学商学部卒業後、1970年、(株)ニッポン放送入社。報道部記者、報道部長、総務局長、編成局長、取締役を経て、2005年退社。記者時代の取材および趣味で、世界数十カ国を回った。

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書名:
落語を食べる
おかわり
No. B971130
NDC 779.13
著者・出版社:
相羽秋夫/東方出版
初版1998/06/25
1,575
内容:
落語に登場する食べ物とおいしい店65件。落語ファン・グルメファン必携のガイドブック。

  国なまり―おはぎ いなば播七
  蛸芝居―タコ料理 二幸
  松茸屋―松茸料理 とり弥
  万国島巡り―和洋中 ホテルセイリュウ
  ぞろぞろ―トンカツ 丸八
  豆屋―ブラジル料理 コパ・カバーナ
  鍋墨大根―フランス料理 ビストロボンボン
  にぎやかな人々―マグロ料理 まぐろ道楽
  〔ほか〕


相羽秋夫[アイバアキオ]
本名、沢田健一郎。1941年、名古屋市生まれ。1966年、同志社大学法学部卒。同年、松竹芸能(株)入社。1978年、フリーになって演芸評論家。放送作家。1988年、大阪芸術大学に奉職。教授・芸術計画学科長。日本笑い学会副会長。日本放送作家協会会員。上方お笑い大賞・秋田実賞。大阪府知事表彰。大阪市民表彰


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書名:
最後の晩餐
死ぬまえに食べておきたいものは?
No. B971129
NDC 596.04
著者・出版社:
宇田川悟/晶文社
初版2011/08/15
1,575
内容:
“最後の晩餐”とは、人生を締め括る瞬間に、自己を再確認する行為なのかもしれない。各界著名人の食にかかわる話からその生い立ちや成長を探り、死ぬまえに食べておきたいものから、その信念を浮き彫りにする対談集。「喰わずに死ねるか!」ってものには、生存本能に根差したその人の本質が避けがたく曝け出される。“最後の晩餐”を問われたとき、迷うことなくある方位を指し示すものが、自分の中にあるのをはっきり感じ取ることができるのかもしれない。最期の瞬間に豪華な食事を欲するグルメの自分、御飯と味噌汁を欲する日本人の自分――。

  食物連鎖の中のエロスとタナトス(島田雅彦)
  グルメな虫屋(奥本大三郎)
  自分の本能が求めるもの、これが大事(猪瀬直樹)
  飲み込めるってことが「生」(荻野アンナ)
  コミュニケーションの場としての「食」(南部靖之)
  日本文化と交雑するフランス料理(磯村尚徳)
  一食入魂の精神(小山薫堂)
  職人技とアーティスティックな感性の共存(山本容子)
  マナーに始まる食卓外交(西浦みどり)
  人間が物を食べるということ(羽仁進)
  食通は貪欲な好奇心から(逢坂剛)
  「おいしゅうございます」は感謝の心(岸朝子)
  一期一会の「食」のサービス(田崎真也)
  教えることで学ぶ(辻芳樹)
  西洋音楽理論の和食を目指して(千住明)
  「チョコレート」は私の万能薬(楠田枝里子)


宇田川悟[ウダガワサトル]
1947年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。作家。フランスの社会・文化・食文化に詳しい。フランス政府農事功労章シュヴァリエを受章、ブルゴーニュワインの騎士団、シャンパーニュ騎士団、コマンドリー・ド・ボルドー、フランスチーズ鑑評騎士の会などに叙任。主な著書は、『食はフランスに在り』(小学館ライブラリー)、『パリの調理場は戦場だった』(朝日新聞社)、『ニッポン食いしんぼ列伝』(小学館)、『ヨーロッパワインの旅』(ちくま文庫)、『フランス 美味の職人たち』(新潮社)、『欧州メディアの興亡』(リベルタ出版)、『図説 フランスワイン紀行』『図説 ヨーロッパ不思議博物館』『書斎の達人』『フランス料理二大巨匠物語――小野正吉と村上信夫』(共に河出書房新社)、『フランスワイン、とっておきの最新事情』(講談社+α文庫)、『フランス料理は進化する』(文春新書)、『吉本隆明「食」を語る』(朝日文庫)、『VANストーリーズ――石津謙介とアイビーの時代』(集英社新書)、『超シャンパン入門』『東京フレンチ興亡史』(共に角川oneテーマ21)、『フレンチの達人たち』(幻冬舎文庫)など多数。

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書名:
人生最後の食事
No. B971128
NDC 946
著者・出版社:
ッパー,デルテ【著】、川岸史【訳】/シンコーミュージック・エンタテイメント
初版//
1,260
内容:
ドイツのテレビ・ジャーナリストであるデルテ・シッパーが、ハンブルクにあるホスピスで働く料理長とその入居者たちに密着取材して書き上げたドキュメント本、邦訳版でついに登場!人生でいちばん価値のあることは何か。充実した一日は、無為に過ごした1年にも引けをとらないといえるのか。我々はどんな最期を迎えたいのだろう。どう生きたいのだろう。死について、また充実した人生を送る秘訣について書かれた感動のノンフィクション。ドイツのテレビ・ジャーナリスト、デルテ・シッパーが、とあるホスピスで働く専属シェフとその入居者たちに密着取材して書き上げたドキュメンタリー小説。


シッパー,デルテ[シッパー,デルテ][Schipper,D¨orte]
1960年生まれ。テレビ・ジャーナリスト。ARDドキュメンタリー・シリーズを制作。ドキュメンタリー番組『ホスピスのお抱えシェフ』を共同制作し、同作品でドイツ・ジャーナリスト連盟(DVJ)ハンブルク支部よりエーリッヒ・クラブンデ賞を受賞。
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書名:
光文社文庫
最後の晩餐
No. B971127
NDC 914.6
著者・出版社:
開高健/光文社
初版2006/03/20
¥660
内容:
「腹のことを考えない人は頭のことも考えない」S・ジョンソンの絶好の格言に導かれ繰り広げられる、古今東西、人の飽くなき欲望を思い知らせる食談の数々。歴史、文学、政治までをも軽妙洒脱な語り口で呑みこみながら、最底辺の食事から王様の食事、はては人肉嗜好まで。「食」の愉悦、深淵、その極北をあますところなく描きつくす、食の大全。

  どん底での食欲
  女帝を食うか、女帝に食われるか
  華夏、人あれば食あり
  スパイは食いしん坊
  日本の作家たちの食欲
  芭蕉の食欲
  王様の食事
  自然に反逆して自然へ帰る
  一匹のサケ
  玄人はだし
  大震災来たりなば―非常時の味覚
  ありあわせの御馳走
  神の御意志(インシ・アルラー)のまま
  天子の食事
  一群の怪力乱神
  腹に一物
  最後の晩餐


開高健[カイコウタケシ]
1930年、大阪市生まれ。大阪市立大卒。’58年、「裸の王様」で芥川賞を受賞して以来、次々に話題作を発表。ベトナム戦争のさなか、しばしば戦場に赴いた経験は、『輝ける闇』(毎日出版文化賞受賞)、『夏の闇』などに凝縮され、高い評価を受けた。’79年、『玉、砕ける』で川端康成文学賞、’81年、一連のルポルタージュ文学により菊池寛賞、’87年、自伝的長編『耳の物語』で日本文学大賞を受けるなど、受賞多数。’89年、逝去。

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書名:
光文社新書
食べる西洋美術史
「最後の晩餐」から読む
No. B971126
NDC 702.3
著者・出版社:
宮下規久朗/光文社
初版2007/01/20
¥924
内容:
西洋、とくに地中海諸国は古来、食べることに貪欲であり、食にかける情熱はしばしば料理を芸術の域にまで高めた。また、食べ物や食事は西洋美術においては常に中心的なテーマであった。中世にキリスト教によって食事に神聖な意味が与えられると、食事の情景が美術の中心を占めるにいたる。この伝統が近代にも継承され、現代もなお重要な主題であり続けている。このことは西洋特有の事象であり、西洋の美術と文化を考える上できわめて重要な手がかりとなる。本書は、食事あるいは食物の美術表現を振り返り、その意味を考えることによって、西洋美術史を別の角度から照らし出そうとするものである。

  第1章 “最後の晩餐”と西洋美術
  第2章 よい食事と悪い食事
  第3章 台所と市場の罠
  第4章 静物画―食材への誘惑
  第5章 近代美術と飲食
  第6章 最後の晩餐


宮下規久朗[ミヤシタキクロウ]
1963年愛知県生まれ。神戸大学文学部助教授。東京大学文学部美術史学科卒業、同大学院人文科学研究科修了。兵庫県立近代美術館、東京都現代美術館学芸員を経て現職。専攻はイタリアを中心とする西洋美術史、日本近代美術史。『カラヴァッジョ―聖性とヴィジョン』(名古屋大学出版会)で第27回サントリー学芸賞受賞。

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書名:
別冊NHKきょうの料理
決定版!漬物
ちょっと自慢の、梅干し・らっきょう・ぬか漬け…
No. B971125
NDC 596.3
著者・出版社:
/NHK出版
初版2003/05/29
1,575
内容:
初夏のさわやかな梅やらっきょう、晩秋においしい白菜や根菜など、旬の野菜をたっぷり使ったうまみいっぱいの漬物。簡単で失敗なしのベテランのレシピがいっぱい。漬物手づくり派に贈る「きょうの料理」初の漬物決定版。




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書名:
新潮文庫
食べもの屋の昭和
伝えたい味と記憶
No. B971123
NDC 673.9
著者・出版社:
岩崎信也/新潮社
初版2011/05/01
¥579
内容:
外食が贅沢だった昭和という時代。晴れの日に家族で行った店、友人と夢を語り合った店。忘れられない思い出があるように、忘れられないお店が誰にでもあるはず。人生が彩られたその場所で、その時、店主たちは何を守り続けていたのか?日本を代表する老舗飲食店の主に話を聞き、食を通して伝え続けた誇りとその歴史を辿る。温かくも懐かしいもうひとつの昭和史。

  てん茂(東京・日本橋本町)―天ぷら・奥田宣男
  池の端薮蕎麦(東京・湯島)―そば・堀田鶴雄
  野田岩(東京・東麻布)―うなぎ・金本兼次郎
  つるや(東京・新橋)―やきとり・高橋熊雄
  伊せ喜(東京・高橋)―どじょう・家室泰治
  玉ひで(東京・日本橋人形町)―鳥料理・山田耕路
  たいめいけん(東京・日本橋)―洋食・茂出木雅章
  米久(東京・浅草)―すきやき・丸山海南夫
  竹むら(東京・神田須田町)―甘味・堀田喜久雄
  弁天山美家古寿司(東京・浅草)―すし・内田榮一
        〔ほか〕

岩崎信也[イワサキシンヤ]
1954(昭和29)年生れ。そば研究家、フードジャーナリスト、ノンフィクションライター。

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書名:
新潮新書
ラー油とハイボール
時代の空気は「食」でつかむ
No. B971113
NDC 673.9
著者・出版社:
子安大輔/新潮社
初版 2011/05/20
¥714
内容:
「食」に関する様々な現象を読み解くと、人々の心理的変化が見えてくる。ハイボールはなぜ大ヒットしたのか。「食べるラー油」を生み出した、「ずらし」の発想とは何か。飲み放題で店が儲かる仕組みとは―飲食業界のコンサルタントとして活躍する著者によるクリアーな分析から次々浮かび上がるのは、あらゆるビジネスに通じるロジックと発想法である。おいしくておもしろい、舌と脳に爽快な刺激を与える一冊。

  第1章 「時代の空気」は「食」でつかむ
    ハイボールがヒットした本当の理由
    「奇跡のリンゴ」とAKB48の共通点とは ほか

  第2章 「明日のビジネス」は食欲から生まれる
    千葉県の名産品って何?
    モロッコにあってタンザニアにないもの ほか

  第3章 飲食店のメカニズムを見抜く
    飲み放題はなぜ儲かるのか
    鍋は店にとってもおいしい ほか

  第4章 思考停止しないために
    「食べながらダイエットできる」というウソ
    コラーゲンで美肌という幻想 ほか


子安大輔[コヤスダイスケ]
1976(昭和51)年生まれ。東京大学経済学部卒業。博報堂勤務を経て、飲食業界へ転身。株式会社カゲン取締役。飲食業界のプロデュースやコンサルティングに広く携わる。

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書名:
ちくま新書
快楽の効用
嗜好品をめぐるあれこれ
No. B971110
NDC 383.8
著者・出版社:
雑賀恵子/筑摩書房
初版2010/10/10
¥819
内容:
嗜好品は古くから見出され、追い求められてきた。酒、煙草、お菓子。コーヒー、お茶、チョコレートなどのカフェイン。これらの多くは稀少品であったが、資本主義の発展とともに、大衆消費品となっていく。この過程をたどると、快楽と癒着した歴史が浮かび上がり、欲望の形が明らかになる。なぜひとは嗜好品を求めるのか?それを快楽とするならば、快楽とは何なのか?嗜みとつき合うための技術と経験とは?人文学と科学の両方の知見を援用しながら、生命の余剰とでもいうべき嗜好品を考察し、人間の実存に迫る一冊。

  第1章 煙草の愉楽
  第2章 味覚の迷宮
  第3章 砂糖への欲望
  第4章 スイートメモリー
  第5章 最後の晩餐
  第6章 「デブ」の奈落


雑賀恵子[サイガケイコ]
大阪産業大学ほか非常勤講師。専攻は、農学原論、社会思想史。京都薬科大学薬学部、京都大学文学部卒業。京都大学大学院農学研究科農林経済学専攻博士課程満期修了。

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書名:
食べものの伝来がわかる絵事典
いつ・どこから来たの?
「食」の知識を深めよう
No. B971107
NDC K383
著者・出版社:
岡田哲【監修】/PHP研究所
初版2007/10/29
2,940
内容:

 第1章 食べものの伝来
    食べもの伝来図;大陸からやってきたおもな栽培作物
    コムギの食べかたはどんなふうに変化した?
    発酵食品の伝来と定着
    インド周辺からもたらされた香辛料
    大航海によってもたらされた作物
    各地の食文化をぬりかえたトウガラシ
    中国から世界に広まったお茶
    世界をめぐったコーヒー
    アメリカ生まれの食品
    日本から世界に広まった食べものは?

  第2章 日本の食べもの文化輸入史
    日本の食べもの輸入年表
    日本にもともとあった食べものは?
    稲作の伝来
    縄文〜平安時代にもたらされたもの
    室町〜江戸時代にもたらされたもの
    文明開化とともに広まった食べもの
    太平洋戦争後に広まった食べもの
    世界の食が日本にやってくる

  第3章 わたしたちの食卓
    わたしたちの食卓
    ごはん、とうふのみそ汁、つけもの
    カレーライス
    スパゲッティ
    ハンバーガー・フライドポテト
    チョコレート

  第4章 日本と世界の食文化について知ろう!
    世界の料理
    世界の主食
    世界の食べかた
    食べものの名前の由来を調べてみよう
    食べものについての世界のことわざ・慣用句


岡田哲[オカダテツ]
食文化史研究家。1931年、神奈川県生まれ。東京大学農学部農芸化学科卒業後、1990年まで日清製粉株式会社勤務


メモ:


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書名:
たくさんのふしぎ傑作集
手で食べる?
No. B971106
NDC K383
著者・出版社:
森枝卓士【文・写真】/福音館書店
初版2005/02/10
1,365
内容:

世界には、フォークとナイフを使ったり、おはしとスプーンで食べたり、さまざまな食べ方があります。なぜ、いろいろな食べ方があるのでしょうか。その理由をたしかめてみましょう!



森枝卓士[モリエダタカシ]
1955年、熊本県に生まれる。高校生の頃、アメリカ人写真家ユージン・スミスと出会い、写真家を志す。国際基督教大学で文化人類学を学び、以後、アジアをはじめ、世界各地を歩き、写真、文章を新聞、雑誌に発表。札幌大学などで食文化論を講じる。

メモ:


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書名:
岩波新書
エビと日本人〈2〉
暮らしのなかのグローバル化
No. B971104
NDC 664.76
著者・出版社:
村井吉敬/岩波書店
初版2007/12/20
¥798
内容:
前著から二〇年、「エビの現場」を追って、台湾、タイ、インドネシアなどの養殖池や加工工場を歩きつづけた著者が、豊富なデータを織り込みつつ、グローバル化時代のアジアと日本の風景を鮮やかに描き出す。世界中を「食卓基地」として、輸入に深く依存した飽食文化を謳歌する消費者・日本人に対する鋭い問いに満ちた最新レポート。

  第1章 エビとマングローブの海辺―アチェの津波と東ジャワの熱泥
    「怪獣のような殺人流体」
    津波とエビ養殖池 ほか

  第2章 変わるエビ養殖種―ブラックタイガーからバナメイへ
    ニカラグアのバナメイ
    バナメイというエビ ほか

  第3章 養殖池を歩く―「海辺の廃墟」への旅
    「草蝦の父」はいま
    藤永元作と秋穂とクルマエビ ほか

  第4章 グローバル・エビ食の時代―世界のエビ事情
    台湾コネクション
    エビ輸入国としての中国の台頭 ほか

  第5章 食のグローバル化とフェアトレード―飽食しつつ憂える時代に
    食料自給率は三九%
    バナナの問題 ほか


村井吉敬[ムライヨシノリ]
1943年千葉県に生まれる。早稲田大学政経学部卒業。現在、上智大学教授。社会経済学、インドネシア研究


メモ:


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書名:
新潮新書
日本の食欲、世界で第何位?
No. B971102
NDC 383.8
著者・出版社:
岡崎大五/新潮社
初版2010/02/20
¥735
内容:
ところ変わればソバにニンニク、自動販売機から揚げたてコロッケ―。八十三カ国を歩いた元旅行添乗員が日本人と外国人の食い意地、食べっぷりを、豊富な体験とランキングで徹底比較。日本の二倍エビ・カニを食べている国は?アメリカ人より牛肉好きな国民は?日本人が海外で白いご飯を恋しがる理由や自給率のからくりも分かる、美味しくてキケンな「食べ歩き」に出発。

  ところ変われば、そばにニンニク
  白いご飯が恋しくて
  主食で分断される国
  世界で一番、卵が好きなのは?
  世界の中心と本当の牛肉
  ヴェジタリアンが羨む日本
  クジラの次はマグロが標的
  世界に広がる麺の道
  名産国は輸入大国
  ハリスとペリーとハンバーガー
  サハラ砂漠の食卓
  故郷を追われたアルコール


岡崎大五[オカザキダイゴ]
1962(昭和37)年愛知県生まれ。文化学院中退。94年から海外専門の旅行添乗員になり、これまで八十三カ国を歩く。

メモ:


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書名:
集英社新書
食卓は学校である
No. B971101
NDC 383.8
著者・出版社:
玉村豊男/集英社
初版2010/10/20
¥756
内容:
日本人が食事にかける時間は、イタリア人やフランス人に比べて圧倒的に短いという。彼らは食事に時間をかけることで、会話を楽しみ、そこから様々なことを学んでいるのだ。翻って日本では、美味しい料理や雰囲気の良いお店を紹介する「グルメ本」は多いが、社会や文化といったその背景にまで言及した本は近年殆ど見られない。本書では、食をライフワークとする著者ならではの食についての「本当のウンチク」を学ぶと共に、「一期一会」とも言える、仲間と囲む食卓の大切さを語りかける。

  朝礼の挨拶―私たちが学びたいこと

  第1時限 食の時間
  第2時限 食の作法
  第3時限 食の進化
  第4時限 食の伝播
  第5時限 食の禁忌
  第6時限 食の仲間

  放課後の雑談―まずい店ほど楽しめる


玉村豊男[タマムラトヨオ]
1945年、東京生まれ。東京大学仏文科卒業。在学中にパリ大学言語学研究所に留学。『パリ旅の雑学ノート』『料理の四面体』をはじめ、精力的に執筆活動を続ける。長野県東御市に『ヴィラデスト・ガーデンファーム・アンド・ワイナリー』開設、2007年、箱根に『玉村豊男ライフアートミュージアム』開館。ワイナリーオーナー、画家としても活躍中。

メモ:


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書名:
おべんとうの時間
No. B971100
NDC 596.4
著者・出版社:
阿部了【写真】、阿部直美【文】/木楽舎
初版2010/04/01
1,470
内容:
おべんとうハンター阿部夫婦が全国各地でみつけた家族のおいしい物語。

  土屋継雄さん―集乳
  酒匂茂さん―霧島町蒸留所
  越智日出子さん―みかん栽培
  石井春美さん―看護師兼馬体重測定係
  松井利夫さん―大学教授
  里見幸子さん―海女
  北原孝訓さん―手延べ素麺職人
  田宮芳子さん―砂かけさん
  立花夏希さんと馬のナナ―馬牽き
  村崎新八さんと猿の勘平―猿まわし〔ほか〕


メモ:


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書名:
集英社新書
考える胃袋
食文化探検紀行
No. B971099
NDC 383.8
著者・出版社:
石毛直道、森枝卓士/集英社
初版2004/12/22
693
内容:
「食」の世界―ここに満々たる知的好奇心を注ぎ、人生の多様性と楽しみを発見してきた民族学者とフォトジャーナリストが、その豊富な現地体験と薀蓄を傾けきった、とっておきの対話篇。日々の身近なことでありながら、地域・民族・時代によって様々なかたちを見せる「食」の豊かさを、研究し尽くし、味わい尽くそうとした、それぞれのフィールドワークの現場を語る。食するだけでなく料理をつくる側に立つことも多い二人による、食文化の探検紀行。

  第1章 “食いしん坊と料理好き”からの出発
  第2章 魚醤・シオカラ談義
  第3章 旅が食を、食が旅を
  第4章 文化“麺”談
  第5章 サルから文明まで
  最終章 食の現状をどう見るか


石毛直道[イシゲナオミチ]
1937年千葉県生まれ。国立民族学博物館名誉教授。京都大学卒業。ニューギニア、アフリカ等、各地の探検と現地調査に従う。食文化に関する著書多数。


森枝卓士[モリエダタカシ]
1955年熊本県生まれ。写真家。国際基督教大学卒業。写真家ユージン・スミスの影響を受けこの道に。各地の料理、酒にも詳しく、食と旅の著書多数。


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書名:
食をうたう
詩歌にみる人生の味わい
No. B971097
NDC 911.04
著者・出版社:
原田信男/岩波書店
初版2008/11/14
1,995
内容:
果物が大好きだった子規、納豆にこだわった茂吉、西洋料理店が似合う白秋―。詩人、歌人、俳人たちが、豊かに表現した“食”。食文化史研究の第一人者が、『万葉集』から俵万智まで、詩歌に詠みこまれた“食”を多読、味読し、そこに凝縮された作者の生きかた、映し出された時代の姿を解き明かす。

  はじめに  詩歌のなかの飲食
  一章 生を彩る
      病床の苺 正岡子規
      秋刀魚と殉情 佐藤春夫
      鰻という至福 斎藤茂吉
      納豆の滋味 斎藤茂吉
      少年の桃,中年の桃 寺山修司,西東三鬼
      冬の花火と鮭鱒 中城ふみ子
  二章 憧れと切なさと
      桐の花と洋食 北原白秋
      菓子と果物 立原道造
      セロリの食感 佐佐木幸綱
      珈琲の香りと苦み 茨木のり子
      クリスマスの哀愁 秋元不死男
      缶酎ハイの登場 福島泰樹,俵万智
      哀しき紫煙 中原中也,福島泰樹
  三章 江戸の味
      新年とおせち 高浜虚子
      俳聖と料理 松尾芭蕉
      詩人の遊食 柏木如亭
      蕎麦の花 小林一茶
      甲州の葡萄 荻生徂徠
      聖なる新酒 上島鬼貫,与謝蕪村
      美酒礼賛 加舎白雄
  四章 過去と現在
      いにしえの味覚と酒 『万葉集』巻一六
      赤米と山野河海 源俊頼
      農の悲しみと楽しみ 森荘已池,真壁仁
      米の重み 高村光太郎,埴谷雄高
      在日の食
  五章 日々の営み
      生命【いのち】と料理 長谷川櫂
      鰹と昆布 長田弘
      時間という料理人 長田弘
      燃える火の力 石垣りん
      主婦の恋と台所 時実新子
      惣菜の思想 俵万智
      美食と恋愛,エロティズム 松平盟子
  六章 それも人生
      花を食べる 吉原幸子
      雲水の素食 種田山頭火
      くちづけの味 石川木,与謝野晶子
      最後の晩餐 岸上大作
      隠喩としての飲食 塚本邦雄
      すなおなる食欲 齋藤史
  終章 逡巡の果てに
      人生の味わい 金子光晴
 あとがき
 参考文献
 作者索引・飲食関連語彙索引


原田信男[ハラダノブオ]
1949年生まれ。明治大学文学部卒業。明治大学大学院文学研究科博士課程退学。史学博士。札幌大学女子短期大学部文化学科専任講師を経て、国士舘大学21世紀アジア学部教授。専攻は日本文化論、日本生活文化史。『江戸の料理史』(中公新書)でサントリー学芸賞受賞。『歴史のなかの米と肉』(平凡社選書)で小泉八雲賞受賞。

メモ:


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書名:
岩波現代文庫
食卓の文化誌
No. B971096
NDC 383.8
著者・出版社:
石毛直道/岩波書店
初版2004/11/16
1,050
内容:
考古学を専攻していた石毛先生は,モノの研究から始めました.物質文化の考察から歴史と文化を再構成する仕事としては『住居空間の人類学』(1971年)という著作があります.しかし,もともと好奇心旺盛にして食いしん坊,しかも料理好きという人類学者・石毛先生が,物質文化のなかでも住居や道具のように形が残らない食べものに強く関心をもち,世界中の食文化を比較することになったのは必然ともいえるでしょう.
 食文化の研究にのめりこんだ石毛先生は,食べることが仕事なんてうらやましいとよく言われるそうですが,食べることを仕事にすると,それなりの苦労が多いようです.出された料理を食べ残すのは気がひけるので残さず食べ,調査を効率的に行うために1日に何度も食事したりするそうです.調査という目的からすれば食べなくてもいいらしいのですが,どうしても食べてみないと気がすまない.そのために,体重が増えて糖尿病にもなったそうです.これは職業病だとあきらめている.仕事や研究のために身を削るのではなく,仕事のために身を肥やす日々であるそうな…….
 本書は,食べることに関する世界中の報告,歴史,自らの見聞をもとに,古今東西の料理法,食習慣の不思議を考察しています.食器から炊事道具,調理方法,調味料などに触れながら,異文化での自らの体験を語るところはユーモアあふれる楽しいものです.
 「おろしがね」などないアフリカで手に入れた貴重な大根を大根おろしにする話.リビア砂漠で希少なタマゴと松露が手に入り,蒸し器のない場所で無理やり茶碗蒸しをつくる話.ドラム缶を鉄工場で細工してもらってくんせいガマをつくり,いろんものをくんせいにしたが,いちばん評判がよかったのはタクアンのくんせいだったとかいう話.そのほかたくさんのエピソードとともに,食をめぐってさまざまな文化が比較されます.
 そして,最後に,現代の子どもたちが平気でご飯を残すことを指摘して,それがいけないのは経済的理由によるのではなく,コメには稲魂が宿っているからなのだと説明します.日本人の食事は神との交流の場であったのです.日本だけではなく,多くの文化でも神に食べものが捧げられる.世界中には食欲旺盛な神々がいるのです.しかし,食べものをお供えとして捧げることをだんだんしなくなった.酒も祭りのとき神と一緒に飲むものだったが,独酌するようになった.日本人の日々の食卓の豊かさは昔の祭りのご馳走に匹敵する.神々は空腹のまま,われわれは神のいない祭りを毎日楽しんでいるのだろうか,と石毛先生は自問するのです.

  口まで運ぶ道具
  食卓
  よそうもの
  包丁とまな板
  おろす道具
  石の臼と木の臼
  煮たきする道具
  蒸す道具
  オーブン
  卓上料理
  いぶす
  凍らす
  塩
  コショウ
  砂糖
  酢
  油脂
  新大陸からの贈り物
  醤
  カレー
  乳
  だし
  胃拡張
  料理屋の出現
  神々との交流
  同時代ライブラリー版へのあとがき


石毛直道[イシゲナオミチ]
1937年千葉県生まれ。京都大学文学部卒業。農学博士。民族学者。国立民族学博物館教授、館長を歴任。国立民族学博物館名誉教授。

メモ:
本書は,1976年9月文藝春秋社より刊行された『食卓の文化誌』に加筆して,1993 年1月岩波書店より同時代ライブラリーとして刊行された.

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書名:
平凡社新書
食の街道を行く
No. B971095
NDC 383.8
著者・出版社:
向笠千恵子/平凡社
初版2010/07/15
¥861
内容:
鯖や塩などの海産物から醤油や唐辛子などの調味料まで、さまざまな食品・食材が伝わってきた道をたどり、日本の食文化の流れを俯瞰する。

  第1部 海辺から山への道
    鯖街道―小浜から京都まで、ひと塩した鯖を背負って駆け抜けた道
    ぶり街道―山国の正月の年取り魚=塩ぶりがたどった峠道
    塩の道
    鮑の道

  第2部 海上の道
    昆布の道―北海道から大阪へ。北前船で運ばれた和食の基本だし
    醤油の道―紀伊半島から房総半島へ。醤油が下ってきた航路

  第3部 権力者がつくった街道
    鮎鮨街道―鮎好きの歴代徳川将軍に届けた高速道
    お茶壷道中―本場・宇治からひと夏かけて運ぶ“新茶”の道

  第4部 渡来食品が伝わった道
    砂糖街道―長崎に始まるシュガーロードの甘味のすべて
    豆腐の道―京豆腐は風雅をきわめ、江戸豆腐は庶民の人気おかず ほか
    唐辛子の道―コロンブスからつながっている七味唐辛子、かんずり
    さつま芋の道―「九里四里うまい」は川越と江戸の距離


向笠千恵子[ムカサチエコ]
東京・日本橋生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。エッセイスト、フードジャーナリスト、食文化研究家。本物の味、伝統食品、郷土料理、生産者、歴史、器などを多面的にとらえながら、現代の食と食文化を綴る。農と食による地域活性化のサポーターもつとめる。

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書名:
一晩置いたカレーはなぜおいしいのか
誰もが知ってる料理の知られざるサイエンス
No. B971094
NDC 596
著者・出版社:
稲垣栄洋/家の光協会
初版2010/09/01
1,365
内容:
ピーマンの苦みを簡単になくす方法は?バナナの種はどこにある?身近な料理や食材の謎を解き明かす。

  どうして野菜を食べないといけないのか―野菜サラダの科学
  一晩置いたカレーはなぜおいしいのか―カレーライスの科学
  「ごはんにみそ汁」はなぜ合うか―朝ごはんの科学
  ピーマンの苦みをなくす方法とは―チャーハンの科学
  「もやしっこ」は強かった!―お好み焼きの科学
  救荒食からグルメメニューへ―そばの科学
  お寿司を守る植物たち―お寿司の科学
  果物の不思議な秘密―フルーツパフェの科学
  天の川と牛乳の意外な共通点―ショートケーキの科学


稲垣栄洋[イナガキヒデヒロ]
1968年静岡市生まれ。岡山大学大学院農学研究科修了。農学博士。農林水産省を退職し、Uターン。農業研究に携わるかたわら自然観察にいそしむ自称「みちくさ研究家」。

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書名:
ちくまプリマー新書
なやむ前のどんぶり君
世界は最初から君に与えられている
No. B971090
NDC 159.7
著者・出版社:
明川哲也/筑摩書房
初版2009/09/10
924
内容:
涙とともに丼飯を食べた者だけが本当の丼飯の味を知っている―。苦を転じて幸を得る二十の生きる秘訣!心の飢えをも満たすおいしいどんぶりレシピ。

  第1章 苦闘編
    もう涙も枯れ果てた君へ―わさび丼
    自己嫌悪に陥っている君へ―雑魚丼 ほか

  第2章 黎明編
    すっからかんから見えてくることもある―菜っ葉丼
    太陽も空気も無料だ―太陽丼
    世界は最初から与えられている―鯖カレー丼 ほか

  第3章 登攀編
    孤独に震える夜は―イカスミ丼
    憎悪の渦に巻き込まれた夜は―トマト丼 ほか

  第4章 祝福編
    世界を鋭敏な集中力で切り取る―豆カレー丼
    偏見を断て―ピーマン丸焼き丼 ほか


明川哲也[アキカワテツヤ]
作家、道化師。1962年、東京都生まれ。早稲田大学文学部東洋哲学科卒業。90年、ドリアン助川の名で「叫ぶ詩人の会」を結成。99年、解散。95年〜00年、ラジオの深夜番組で苦悩する十代の声を受け続ける。その後ニューヨークに3年間在住。帰国後は、明川哲也の名で小説を発表しながら、ギタリストMITSUと音楽道化師ユニット「アルルカン洋菓子店」を結成、全国でライブを行っている。

メモ:


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書名:
家庭で楽しむペルシャ料理
フルーツ、ハーブ、野菜たっぷり
No. B971084
NDC 596.22
著者・出版社:
ラハバ,レザ、長谷川朝子/河出書房新社
初版2009/09/30
1,680
内容:
「最高のシェフは家庭にあり」といわれるイランでは、食卓に並ぶお母さんのおいしい手料理こそが幸せな食事時間を約束してくれます。ペルシャ料理では、フルーツ、ハーブ、野菜が肉や魚と肩を並べる主役の食材。旬の食材をたっぷり使うからとてもヘルシーで、心も体も潤います。お母さんから教わった、ペルシャ料理のとっておきレシピをおいしく楽しく紹介します。 SPECIAL ペルシャンホームパーティー「外での食事よりも断然美味しい」と言われるペルシャの家庭料理はハーブ・フルーツ・野菜・豆類がたっぷり。肉とフルーツを一緒に煮込むなどの、思いがけない組み合わせも魅力のひとつです。

  はじめに 「最高のシェフは家庭にあり」―ペルシャ料理の特徴
  1 フルーツたっぷり料理
  2 ハーブたっぷり料理
  3 野菜たっぷり料理
  4 ヨーグルトを使った料理
  5 体にやさしい豆料理
  6 ペルシャンスイーツ
  7 旬の素材でジャム&ピクルス


ラハバ,レザ[ラハバ,レザ][Rahbar,M.Reza]
イランで生まれ、インドで大学院修了後、85年に来日。長谷川朝子とともに多くの美術館や教会、店舗の壁画制作や店舗のビジュアルプロデュース、グラフィックデザインなどを手がける。個展も開催し、自身のアートをモチーフにモノ作りも行う


長谷川朝子[ハセガワトモコ]
(株)ニトムズで商品開発およびプロダクトデザインを手がけ、各地を旅行した後に独立。レザ ラハバとともに多くの美術館、教会、店舗の壁画制作やビジュアルプロデュース、グラフィックデザインを手がけるほか、イラスト、パッケージやおもちゃ、文具などのデザインや企画など幅広く活動。絵画は故軽部興氏に師事した。


メモ:


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書名:
家庭で作れるトルコ料理
世界三大料理の魅惑のレシピ
No. B971083
NDC 596.22
著者・出版社:
荻野恭子/河出書房新社
初版2009/05/30
1,680
内容:
トルコのアンネ(お母さん)はみな料理上手。著者はトルコの家庭にホームステイして、アンネたちが家族のために心をこめて作る料理の数かずを習得し、さらにトルコ全土をまわって大地と海の恵みあふれる郷土料理を学びました。フランス料理、中国料理と並んで世界三大料理のひとつといわれるトルコ料理。その豊かで飽きのこない魅惑の味を、日本で簡単に手に入れられる食材を使って誰でもおいしく楽しめる、オリジナル・レシピをご紹介します。

  1 代表的な伝統メニュー
  2 野菜たっぷりのスープとサラダ
  3 トルコのメゼはバラエティ豊か!
  4 スルタンの食卓のごちそうおかず
  5 小麦のふるさとの練り粉料理
  6 とにかく甘いお菓子が大好き!
  7 トルコ料理でおもてなし


荻野恭子[オギノキョウコ]
料理研究家。料理教室「サロン・ド・キュイジーヌ」主宰。女子栄養短期大学卒業後、各種の料理学校で世界の料理を学ぶ。茶道石州流教授。1974年より、ロシアをはじめ周辺の国々50か国以上を訪れ、家庭の主婦やレストランのシェフから料理を習い、食文化の研究をつづけている。

メモ:


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書名:
10分で本格タイごはん
だれでも作れて簡単、おいしい!
No. B971074
NDC 596.22
著者・出版社:
味澤ペンシー/講談社
初版2009/11/18
¥1,470
内容:
用意するのはナムプラー、ココナッツミルク、ペーストの3つだけ。あとはスーパーの食材で代用できる、全75レシピ。

  第1章 ごはん
  第2章 麺
  第3章 炒めもの
  第4章 カレー
  第5章 サラダ・和えもの
  第6章 スープ
  第7章 揚げもの・焼きもの


味澤ペンシー[アジサワペンシー]
タイ料理研究家。出身はタイ南部の街・ソンクラー。料理好きの母親の影響を受け、料理専門学校(パナコンタイスクール)に進み、料理やカービング技術を学ぶ。タイ全土のカービングコンテストで2位に輝き、料理の世界で頭角を現す。結婚を機に、1992年に来日。(株)スパイスロードに入社し、同社のタイ料理店でコックとして活躍。1997年にタイ料理教室を開講.。

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