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書名:
食の歴史を世界地図から読む方法
料理や食材の意外なルーツがわかる
イラスト図解版
No. B971072
NDC 383.8
著者・出版社:
辻原康夫/河出書房新社
初版2008/11/05
¥979
内容:
私たちの「食」はどこで生まれ、どう進化してきたのか?その波瀾万丈の足跡を探る旅。

  第1章 各国の名物料理の驚きの誕生秘話
    パスタのルーツは中国生まれのラーメンか
    「フランス料理」の源流はイタリアにあった
    カレーライスの元祖はインドか英国か
    「天ぷら」「すし」「すき焼き」はこうして生まれた
    朝鮮料理は昔から辛かったのか
    世界の大衆食ハンバーガーの起源
    アメリカ料理とファストフードの関係

  第2章 茶・コーヒー・酒と激動の世界史の関係
    最初にコーヒーを飲んだのは誰か
    フランス革命をもたらしたカフェの影響力
    茶はいかにして「ティー」になったか     ほか

  第3章 不可解な「食のタブー」が成立した真相
    肉食のタブーは、いかにして生まれたか
    イスラム教はなぜ豚肉を禁じるのか
    ヒンドゥ―教はなぜ牛を神聖視するのか
    ユダヤ教の摩訶不思議な食規範とは
    ゲルマン民族がタコ、イカを食べない理由
    食と健康をめぐる俗信を科学する
    タブーに挑戦する世界のゲテモノ料理

  第4章 食べ方と食器をめぐる意外な文化史
    「手食」が最も潔癖な食文化である理由
    歴史ある箸の奥深い文化と作法とは     ほか

  第5章 あの食材・調味料の伝播ルートの謎
    大航海時代を生んだスパイスへの遙かなる旅路
    世界の調味料となったしょうゆ出世物語
    野菜はどのようにしてサラダ料理に進化したか
    “四大料理圏”の文化を決定づける調味料     ほか


辻原康夫[ツジハラヤスオ]
1948年、広島県生まれ。明治大学文学部卒。雑誌記者、書籍編集者を経て、文筆家として独立。流通経済大学社会学部教授、地誌研究家。専門は地域地理、観光文化地理、観光民俗学。

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書名:
人生食堂100軒
No. B971071
NDC673.9
著者・出版社:
小山薫堂/プレジデント社
初版2009/11/16
¥1,500
内容:
吉野家からロブションまで、食を楽しむ達人が本当に愛する店をついに告白…。dancyuの人気連載「一食入魂」待望の単行本化。ミシュランより面白い、役に立つ。心も満腹になるレストランガイド。

  一人でふらりと立ち寄って贅沢な日常を味わえる店
  愛する人との距離をさらに縮めてくれる店
  大切な人をお連れしたい、もてなしマインドにあふれる店
  気心知れた友達と行きたい、思わず笑顔になれる店
  思わず体が“うまい!”と叫ぶ、心身ともに健康になれる店
  店主の人柄と個性までもがご馳走!と思える店
  誰を連れて行っても満足してもらえる誠実美味な店
  食通をも唸らせられるサプライズに満ちた店
  飛行機や新幹線に乗ってでも食べに行きたい店
  大切な記念日に行きたい、人生の栞となる店
  できることなら、この店のテーブルで死にたい…
  あそこのコレがやめられない!人生に欠かせない心のおやつ


小山薫堂[コヤマクンドウ]
1964年生まれ。放送作家。「カノッサの屈辱」「料理の鉄人」「ニューデザインパラダイス」「世界遺産」など斬新なテレビ番組を数多く手がけるほか、ラジオパーソナリティやホテル顧問など活動は多岐に渡る。初の映画脚本作「おくりびと」が第60回読売文学賞戯曲・シナリオ部門賞、第81回米アカデミー賞外国語映画賞獲得をはじめ、国内外で評価を受ける。2009年4月より東北芸術工科大学デザイン工学部企画構想学科長に就任し、教鞭をとる。

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書名:
角川ソフィア文庫
知っておきたい「食」の日本史
No. B971070
NDC 383.8
著者・出版社:
宮崎正勝/角川学芸出版
初版2009/08/25
¥579
内容:
古代のモダン食品だった団子、大仏とソラマメの意外な関係、豆腐料理が大変身したおでん、イスラームの菓子だったがんもどき、下魚として嫌われたマグロ、ハクサイと日清戦争など、思わず「ヘエー」と驚く身近な食材と料理にまつわるウンチクを大公開。『「食」の世界史』の著者が、世界の動きとともに日本の食文化がどのように組み替えられてきたかを語る、雑学的な一口話としても読みごたえのある、歴史と文化の面白日本史。

  第1章 古代からの豊かな「食」
  第2章 大陸からきた「食」の文化
  第3章 「食」のルネサンス、室町時代
  第4章 ポルトガルとオランダが運んだ「食」
  第5章 江戸時代につくられた食文化
  第6章 「洋食」の誕生と世界化する食卓


宮崎正勝[ミヤザキマサカツ]
1942年生まれ。元北海道教育大学教育学部教授。東京教育大学文学部史学科卒。専攻は、前近代の国際交流史、世界史教育。

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書名:
ちくまプリマー新書
食べるって何?
食育の原点
No. B971069
NDC 383.8
著者・出版社:
原田信男/筑摩書房
初版2008/08/10
¥798
内容:
ヒトは生命をつなぐために「食」を獲得してきた。それは文化を生み、社会を発展させ、人間らしい生き方を創る根本となった。いま、人間性の原点である食について考え直す。

  第1章 食と文化―生命と文化をつなぐもの
  第2章 地球と生命―食物連鎖ということ
  第3章 狩猟と牧畜の文化―人間と動物の関係
  第4章 農耕という文化―豊かさと貧しさ
  第5章 ムギとコメの文化―牧畜と漁撈との関連
  第6章 日本の食文化―コメと肉と料理文化
  第7章 家庭と集団の食―共食の構造


原田信男[ハラダノブオ]
1949年栃木県宇都宮市生まれ。国士舘大学21世紀アジア学部教授。74年明治大学文学部卒業、83年明治大学大学院文学研究科博士課程退学。博士(史学・明治大学)。専攻は日本生活文化史・日本文化論。札幌大学女子短大部教授のほか、ウィーン大学日本学研究所・国際日本文化研究センター・放送大学客員教授などを歴任し、02年より現職。主な著書に、『江戸の料理史』(中公新書、89年サントリー学芸賞受賞)、『歴史のなかの米と肉』(平凡社選書、95年小泉八雲賞受賞)ほか。

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書名:
ブックレット近代文化研究叢書
おにぎりに関する研究〈第1報〉
No. B971068
NDC 383.8
著者・出版社:
小田きく子/昭和女子大学近代文化研究所
初版2005/03/25
¥840
内容:
にぎりめし・おむすび、俵型・三角形・円形、梅干し・花かつお・塩ざけ・たらこ…おにぎりの歴史を文献で調べ、全国に伝わるおにぎりの違い(呼び方、形、中身等)について調査。






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書名:
ふりかけ
日本の食と思想
No. B971066
NDC 383.8
著者・出版社:
熊谷真菜、日本ふりかけ懇話会/学陽書房
初版2001/04/12
1,575
内容:

  第1章 ふりかけに取り組む
  第2章 ふりかけのルーツをさぐる
  第3章 アジアのふりかけ
  第4章 ふりかけ七人衆
  第5章 商品としてのふりかけ
  第6章 ふりかけの科学
  第7章 和食の「微」


熊谷真菜[クマガイマナ]
1961年兵庫県西宮市生まれ。立命館大学産業社会学部卒業。同志社大学大学院修士課程修了(修士論文は「代用食の思想」)。大学時代から京都大学名誉教授、多田道太郎に師事。食文化を中心とした生活文化、日本文化を調査研究。社団法人現代風俗研究会では事務局を担当。エディター、コピーライターを経て、現在はフードマーケティングデザイナーとして企画事務所運営の傍ら、生活文化研究家として、テレビ、ラジオなど多方面で活動を展開。食文化だけでなく、銭湯、商店街など、暮らしそのものを見つめるフィールドワークを続ける。日本ふりかけ懇話会会員。代表作は『たこやき』(講談社文庫)、『たこやきのナゾ』(草土文化)。

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書名:
南蛮から来た食文化
No. B971054
NDC 383.8
著者・出版社:
江後迪子/弦書房
初版2004/10
¥1,890
内容:
武将たちは牛肉が好物だった!古文書探査と現地調査をもとに初めて明かされる南蛮料理にみる日本の食文化の源流。鉄砲伝来から明治初期にかけて、海を渡って来た食べもの(肉、砂糖、米、野菜、香辛料、お菓子、酒)がどのように食文化として定着し、生活に根付いたのか。江戸時代の古文書を精査し、さらにポルトガル、スペイン、オランダ、イタリア、インドネシア、フィリピン、シンガポール、マレーシア、ベトナムなどの現地までも足をのばし、日本の食文化の源流をたどる。巻末に「おすすめの南蛮料理・南蛮菓子」として、今でも食べることのできる南蛮料理・菓子のリストを付す。

  1 異国の食べものに関心を寄せた人々
  2 西欧人が好んだ肉食
  3  砂糖の味
  4  南蛮から伝えられたコメ・野菜・果物
  5  薬だった香辛料
  6  南蛮に由来する料理
  7  異国の酒と嗜好品(飲料)
  8  南蛮菓子・中国菓子

  おすすめの南蛮料理・南蛮菓子
  南蛮の食べものを知る主な書誌一覧


江後迪子[エゴミチコ]
1934年、神戸市生まれ。山口女子短期大学より実践女子大学大学院修士課程修了。広島文教女子大学短期大学部助教授、別府大学短期大学部教授を経て現在、江戸期の食文化の研究および執筆活動。

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書名:
新潮新書
グルメの嘘
No. B971052
NDC 673.9
著者・出版社:
友里征耶/新潮社
初版2009/11/20
¥735
内容:
連日、どこかのレストランがテレビや雑誌で絶賛されている。しかし言うほど素晴らしい店がどれだけあるのだろうかー。頭の中は金儲けばかりの「性格の悪い料理人」、メディアと店の癒着、問題だらけの『ミシュラン』・・・・・、今まで誰も語らなかった問題を、辛口評論家が暴露。「客をなめ切った高圧的な店」「大間の鮪はそんなにない」など、業界を敵に回してでも伝えたい、グルメの「不都合な真実」。もう外食で外しません!

  第1章 痩せこけた日本のフード・ジャーナリズム
  第2章 グルメ界の罪と罰
  第3章 飲食店業界の常識・非常識
  第4章 悪いのは店ばかりじゃない
  第5章 日本に根付かない、ミシュラン・ガイド
  第6章 ならば、良い飲食店の条件とは?


友里征耶[トモサトユウヤ]
グルメ・ライター。2003年、『シェフ、板長を斬る』でデビュー。歯に衣着せぬ辛口の店評価が話題となり、注目を集める存在に。「自腹・覆面」の取材スタイルで、読者と自分に正直なグルメ批評を励行している。

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書名:
タツミムック
「タジンポット」でつくる、毎日のレシピ60
おいしい!かわいい!モロッコのお鍋
No. B971051
NDC 596
著者・出版社:
口尾麻美/辰巳出版
初版2009/11./25
¥1,260
内容:

  タジンポットでつくるある日のメニュー
  野菜のレシピ
  卵のレシピ
  タジンポットでおもてなし
  肉・魚介のレシピ
  ご飯・メンのレシピ
  モロッコのレシピ
  タジンポットで味ポンレシピ

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書名:
ハッピータジンライフ!
雑貨と旅と毎日のレシピ
No. B971050
NDC 596
著者・出版社:
口尾麻美/グラフィック社
初版2009/09/25
¥1,470
内容:
  Recipe
    タジンポットの使い方
    スチーム!タジンポットの使い方
    蒸し野菜にそえる たれ&ソース
    French Tajine
    Italian Tajine
    Japanese Tajine
    Chinese Tajine
    Korean Tajine;Ethnic Tajine
    Moroccan Tajine)

  Goods
    手づくりであそぼう
    モチーフいろいろ
    クッキーだってタジン
    どこでもスタンプ
    タジンとモロッコのグッズたち
    あれもこれもタジンのカタチ!

  Travel
    パリからはじまるモロッコの旅
    モロッコのスークへ
    モロッコの味
    ローカルなタジン
    看板!タイル!
    オマールさん家の、おもてなしタジン
    Tajine traveling in SAHARA
    モロッコ 旅のお土産

  Party
    モロッコパーティー
    ブルターニュのブランチパーティ
    グリーンパーティ
    buy!タジンポット

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書名:
文春新書
世界奇食大全
No. B971049
NDC 383.8
著者・出版社:
杉岡幸徳/文藝春秋
初版2009/06/20
¥871
内容:
土のスープ、紙、メダカの佃煮から猛毒のフグの卵巣、パイナップル茶漬けまで。伝統食品あり、新顔あり。制御不能。悶絶必至。ヒトの業と知恵の深さを実感する珍グルメ全集。

  はじめに 奇食は美食なり

  第1章 奇食への招待状

  第2章 伝統の奇食
    メダカの佃煮(新潟県)

  第3章 奇食界のニューウェーブ
    みかんご飯(愛媛県) 
   サラダパン(滋賀県湖北地方)
    味噌カレー牛乳ラーメン(青森市)
    ブラックバス(滋賀県草津市)

  第4章 めずらしい飲み物
    樹液(北海道美深町)
   イカスミジュース(名古屋市)
    カレーラムネ・わさびらむね(静岡県)

  第5章 不思議なデザート
    ふなずしパイ(滋賀県守山市)

  第6章 幻の珍グルメ

  おわりに 奇食は世界を動かす

  奇食セレクト101


杉岡幸徳[スギオカコウトク]
兵庫県生まれ。東京外国語大学ドイツ語学科修士課程修了。作家・エッセイスト・写真家。

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書名:
生活人新書
ニッポンの縁起食
なぜ「赤飯」を炊くのか
No. B971045
NDC 383.8
著者・出版社:
柳原一成、柳原紀子/日本放送出版協会
初版2007/06/10
¥777
内容:
なぜ「赤飯」を炊くのか?なぜ「鯛の尾頭付き」を食べるのか?なぜ「餅」を搗くのか?四季と共に暮らしを彩る年中行事。人生の根っことして脈々と伝わる通過儀礼の美味しいしきたりの数々。ニッポン人としてこれだけは知っておきたい「食の縁起」を、江戸懐石近茶流宗家夫妻が料理・植物学・歴史の三方向から徹底考察する。

  第1章 通過儀礼―「代をつなぐ」を大事にした日本古来の縁起
  第2章 おめでたい食材―神饌と百味の飲食
  第3章 春の年中行事―本音で残る行事を大切に
  第4章 夏の年中行事
  第5章 秋の年中行事
  第6章 冬の年中行事
  第7章 新年の年中行事


柳原一成[ヤナギハラカズナリ]
近茶流宗家。柳原料理教室主宰。1942年、先代宗家・柳原敏雄の長男として東京で生まれる。東京農業大学農学部卒業。東京農業大学客員教授。儀礼文化学会常務理事。日本醤油技術センター理事。


柳原紀子[ヤナギハラノリコ]
1972年慶應義塾大学商学部卒業、同年近茶流嗣家(現宗家)柳原一成と結婚。以来、先代宗家柳原敏雄に師事・薫陶を受け近茶流懐石道の研鑽指導に専念。近茶文庫文庫長


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書名:
新潮文庫
舌の記憶
No. B971044
NDC 596.04
著者・出版社:
筒井ともみ/新潮社
初版2007/08/01
¥499
内容:
夏の陽ざしが退き始めた夕暮れに食べる白玉の、懐かしいような喉ごしの感触がいとしかった―。昭和三十年代、世田谷。俳優の伯母と伯父、儚げな母。風変わりな家庭で育った私は、病弱でも不思議に大人びた少女だった。あの頃の胸疼かせる思い出のよすがは、口にした食べものの味と香り。春の雛膳、秋のお稲荷さん、冬のおでん。季節の匂いが連れてくる追憶に満ちた自伝的エッセイ。

  春
    祖母のジャムサンドビスケット
    真夜中の雛膳 ほか

  夏
    くすぐったい白玉―白玉娘(上)
    別れの白玉―白玉娘(下) ほか

  秋
    男優Mと哀しみのナポリタン
    甘いクスリ ほか

  冬
    チャボが居た裏庭
    魚の部分 ほか

  私の「記憶」のレシピ帖


筒井ともみ[ツツイトモミ]
昭和23(1948)年東京生まれ。成城大学卒業後、シナリオを書き始め、平成8年「響子」「小石川の家」で第14回向田邦子賞受賞、13年以降選考委員を務める。

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書名:
生活人新書
幕末単身赴任
下級武士の食日記
No. B971043
NDC 383.8
著者・出版社:
青木直己/日本放送出版協会
初版2005/12/10
¥735
内容:
時は幕末、万延元(1860)年。紀州和歌山藩の勤番侍・酒井伴四郎が、江戸での単身赴任中に書き記した詳細な日記帳を元に、江戸のグルメを紙上再現!安価ないわしや豆腐で節約しつつも、宴会ではかつお相手に腕をふるい、中秋の名月には月見団子を手作りする。時に王子権現の料亭に贅沢し、浅草で寿司、麹町で牡丹餅に舌鼓。

  第1章 江戸への旅立ち
  第2章 江戸の日々
  第3章 男子厨房に入る―江戸の食材と料理
  第4章 叔父様と伴四郎
  第5章 江戸の楽しみ
  第6章 江戸の季節


青木直己[アオキナオミ]
1954年東京都生まれ。立正大学大学院博士後期課程研究指導修了。立正大学文学部助手などを経て、1989年株式会社虎屋入社、現在虎屋文庫研究主幹として和菓子に関する調査・研究に従事。専攻は、食文化史、日本近世史、企業史料・博物館論。学習院大学、NHK文化センター講師。

メモ:


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書名:
ちくま新書
人間は脳で食べている
No. B971042
NDC 491.377
著者・出版社:
伏木亨/筑摩書房
初版2005/12/10
¥714
内容:
「おいしい」ってどういうこと?生理学的欲求、脳内物質の状態から、文化的環境や「情報」の効果まで、さまざまな要因を考察し、「おいしさ」の正体に迫る。
どうせ食事をするならばおいしいものが食べたい。しかし、どういうものが「おいしい」のだろう?栄養があるもの?食べなれているもの?あるいは高価なもの?「おいしさ」というのは、実は生理的、あるいは文化的な数々のファクターが組み合わさったきわめて複雑な現象なのである。本書では、多様なレベルの考察を通して、その正体を追求し、その中でも、現代人にとって、もっとも重要な「情報のおいしさ」の構造とその行き過ぎを考える。

  第1章 「情報」は最高の調味料
    神社の清めの水
    鍋で下着を洗う女 ほか

  第2章 四つの「おいしさ」
    おいしさの四本柱
    その一・生理的なおいしさ ほか

  第3章 おいしさの生理メカニズム
    おいしさ研究の最前線
    味の信号は舌から延髄へ ほか

  第4章 現代人の食べ方
    本能から見た辛味ブーム
    ラーメンブームにも本能の影がちらつく ほか


伏木亨[フシキトオル]
1953年生まれ。滋賀県出身。京都大学農学部卒業、同大学院を経て、京都大学農学研究科教授。専門は食品・栄養学。日本栄養・食糧学会評議員、日本香辛料研究会会長。


メモ:


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書名:
角川選書
「まつり」の食文化
No. B971041
NDC 386.1
著者・出版社:
神崎宣武/角川学芸出版
初版2005/09/01
¥1,575
内容:
正月の鏡餅と雑煮、屠蘇と七草粥、節分の豆撒き、端午の菖蒲とちまきなど、かつて四季折々に行なわれた年中行事と行事食。これらの「まつり」と「食」には、神と先祖を敬う豊かな精神文化が投影されていた。今日、行事として伝わるものの、その意味が失われつつある「まつり」を、食文化の視点から読み直し、底に脈打つ日本文化の原像を描く。

  序章 まつりと飲食
    行事も「まつり」
    民俗学と食文化

  第1章 正月と盆
    正月さまござった
    鏡餅と雑煮 ほか

  第2章 節供と節分
    豆撒きだけが節分ではなし
    屠蘇酒と七草 ほか

  第3章 春祝いと秋まつり
    神輿と神楽がまつりの華であるが
    田遊び・田楽・田植踊り ほか


神崎宣武[カンザキノリタケ]
1944年生。民俗学者。旅の文化研究所所長、岡山県宇佐八幡神社宮司


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書名:
文春新書
一杯の紅茶の世界史
No. B971040
NDC 383.8
著者・出版社:
磯淵猛/文芸春秋
初版2005/08/20
¥714
内容:
かつてヨーロッパ人にとって中国の不思議な飲み物は、神秘の薬・王侯貴族のステイタスであった。英国人はやがてその茶に二つの種類があることを知る。一つは緑茶、一つはもっと深い色で、見も知らぬ南国のフルーツの香りがした。この茶を求めて、英国は国家経済を揺るがせ、戦争を起こし、ついには世界をまたぐ帝国を築いてゆく…。紅茶誕生の数奇なドラマと、その影の知られざるアジアの真実を追って各地に取材した、紅茶ファン必読の一冊。

  第1章 イギリス人、茶を知る
  第2章 紅茶誕生の謎
  第3章 イギリス人、紅茶を買う
  第4章 茶の起源
  第5章 茶馬古道
  第6章 イギリス人、紅茶を飲み続ける
  第7章 イギリス人、紅茶を作る
  第8章 セイロン紅茶の立志伝
  第9章 アメリカの発明品
  第10章 紅茶輸出国と、紅茶消費国
  第11章 イギリス人と紅茶の行方


磯淵猛[イソブチタケシ]
1951年愛媛県生まれ。青山学院大学卒業後、商社勤務を経て、1979年紅茶専門店ディンブラを開業。紅茶の輸入、レシピの開発、技術指導、経営アドバイス、紅茶研究の分野で新聞やテレビなどでも活躍。

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書名:
日本食物史
食生活の歴史 (新版 )
No. B971036
NDC383.800
著者・出版社:
樋口清之/柴田書店
初版1987/01/05
\2200
内容:
各時代の食糧一覧表あり

  第一章 山野に食物を求めて
  第二章 米と塩の生活
  第三章 唐様食の模倣
  第四章 食生活の形式化
  第五章 健康食の回復
  第六章 茶・禅の食生活への侵入
  第七章 何番、明清食の輸入
  第八章 和食の完成
  第九章 文明開化の食事
  第十章 現代の食事



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書名:
文春新書
トマトとイタリア人
No. B971035
NDC 626.27
著者・出版社:
内田洋子、ピエールサンティ,シルヴィオ/文芸春秋
初版2003/03/20
¥735
内容:
食と人生を愉しむ天才、イタリア人にとって、「トマト」は欠かせない食卓のパートナー。日本人にとっての「米」と同じ関係なのだ。ところがこのトマト、原産はイタリアではなく、新大陸から渡ってきた当初は、「魔の果物」と怖れられ、誰も食べようとはしなかったという。それがなぜ、相思相愛の関係となったのか?「イタリア料理はトマトの登場を何世紀も待ち続けてやっと完成した」とは著者の言葉。トマトから辿る、イタリア人と料理の文化史。

  第1章 トマトの歴史
    皇帝の口元の“いかがわしい果実”
    罪深い果実に誘惑されたイタリア
    トマトの上陸 ほか

  第2章 絶妙のコンビ、パスタとの出会い
    馬糞とトマト
    初物競争
    「食べるもの」ではなく「飾るもの」 ほか

  第3章 二一世紀のトマト
    帝王、サン・マルツァーノ
    不死のトマト
    バイオテクノロジーとトマト ほか


内田洋子[ウチダヨウコ]
1959年、神戸市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。通信社「ウーノアソシエイツ」代表


ピエールサンティ,シルヴィオ[ピエールサンティ,シルヴィオ][Piersanti,Silvio]
1935年、ローマ生まれ。ローマのサンタ・チェチリア音楽院ピアノ・作曲科卒業。イギリス、フランス、ドイツ、日本等、各国のテレビ等の報道機関の特派員として活動後、通信社「イタルメディア」を創設


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書名:
シネマ食堂
No. B971034
NDC 596
著者・出版社:
飯島奈美/朝日新聞出版
初版2009/09/30
¥1,365
内容:
映画「かもめ食堂」「めがね」「プール」のフードスタイリスト、飯島奈美がつくる映画ゴハン。作っておいしい観て楽しい、70のレシピ。

  01 映画のごはん、つくりました
    ハマダのちらしずし「めがね」
    ナポリエッグ「ハンサム★スーツ」 ほか

  02 スクリーンとごはんで世界旅行
    ジョン&韓国風おかゆ「王の男」
    焼き肉「映画は映画だ」 ほか

  03 幸せを誘うブランチ
    フレンチトースト「クレイマー、クレイマー」
    ラタトゥイユ「レミーのおいしいレストラン」 ほか

  04 おいしい。を家族と一緒に
    すき焼き「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
    カレーライス「デッドエンドの思い出」 ほか

  05 シネマ・スイーツ
    チョコファッジクッキー「おいしい生活」
    バナナケーキ「主人公は僕だった」 ほか


飯島奈美[イイジマナミ]
フードスタイリスト。1969年、東京都生まれ。テレビCMを中心に、広告、雑誌、屋台など食に関するさまざまな分野で幅広く活躍。

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書名:
楽しくつくろう
たこ焼きいろいろレシピ

No. B971022
NDC 596
著者・出版社:
熊谷真菜/雄鷄社
初版2008-05-07
\924
内容:
  たこ焼きの歴史
  おいしいたこ焼きの極意
  たこやき鍋の選び方
  だしのつくり方
  生地づくり
  蛸カット
  たこ焼きの焼き方
  ソース&つけダレ
  季節を味わう旬のたこ焼き
  いろいろたこ焼きバリエーション
  デザートスタイルたこ焼き
  たこ焼きパーティー


熊谷真菜[クマガイマナ]
日本コナモン協会会長。生活文化研究家。タコヤキスト。1961年生まれ。同志社大学大学院文学研究科修士課程修了。1980年から多田道太郎(京都大学名誉教授)に師事。1983年、立命館大学の卒業論文制作を契機にたこ焼きの歴史、食文化のフィールドワークを展開、たこ焼き研究の第一人者として25年目を迎える。

メモ:


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書名:
中小都市の「B級グルメ」戦略
新たな価値の創造に挑む10地域
No. B971021
NDC 673.9
著者・出版社:
関満博・古川一郎【著】/新評論
初版2008-07-15
\2,625
内容:
“本物の暮らし”が生んだ食の力。「地域ブランド」シリーズ第5弾!人口減少、高齢化、基幹産業の疲弊に悩む10の中小都市で人びとが“暮らしの中の味”を見出し、深め、まちおこしにつなげていく熱い挑戦。

バブル経済が崩壊した一九九〇年代初め頃から、地域の中で育まれてきた「B級グルメ」が注目を集め、新たなまちおこしの焦点の一つとなりつつある(関・古川編『「B級グルメ」の地域ブランド戦略』参照)。それらは地域の人びとによって愛され、独特なものに高められている。さらにより詳細に各地に入っていくと、至る所で「B級グルメ」によるまちおこしが展開されている。二〇〇〇年を前後する頃から、わが国は「B級グルメによるまちおこし」の時代というべき様相を呈してきたのである。

振り返ってみると、日本は戦後の高度成長期を過ぎた頃からニクソンショック、オイルショック、プラザ合意などを経験し、二〇〇〇年前後からは高齢化の進展、人口減少などに直面していく。そして、改めて地域に踏み込むと、各地で地域の資源の見直しと地に足のついた新たな取り組みが重ねられていることに気づく。それは「暮らし」「人びと」に光をあてた営みであり、成熟社会の「新たな価値の創造」と思えるものでもあった。伝統的社会から近代工業社会を経て、私たちは再び「地域」の「暮らし」に戻ってきたのかもしれない。地域産業問題の世界に生きてきた者として、新たな「発見」に心踊らせる毎日である。

以上のような新たな動きの中から、本書は二つの点に注目する。一つは「中小都市」である。このクラスの都市は国内に多く、人口減少、高齢化に悩み、基幹産業が疲弊している場合が少なくない。そうした都市の一つのあり方として、人びとの「暮らし」に注目することの意味は大きい。

もう一つは「食」、特に「B級グルメ」である。いずれの都市にも人びとの「暮らし」があり、大切に育まれてきた独特の「食」がある。成熟社会を迎えた現在、そこに光が当てられ、新たな輝きを増してきている。

成熟した時代の人びとの関心は、華美なもの、作り物ではなく、地域の本物の「暮らし」に向かっている。それは大量消費時代を乗り越えた人びとに「発見」を実感させるであろう。成熟した時代、「発見」は最大の価値を帯びてきたのである。(せき・みつひろ)

  中小都市の「まちおこし」とB級グルメ

  第1部 めん類系は一つの潮流
    佐伯ごまだしうどん/大分の豊かな海の恵み
    栃木そば/中山間地域の農村レストランの展開
    米沢ラーメン/「食」から地域経営を考える

  第2部 地元で生まれた自慢料理
    あんこう鍋/北茨城の漁業を背景に拡がる
    明石玉子焼き/地域ブランドの兄貴分の課題
    須坂みそ料理/伝統的な地域資源を生かす
    帯広ビフトロ丼/北海道十勝の連携が始まる

  第3部 地元の材料で商品化
    出雲あご野焼き/地域の伝統を活かす
    糸満海人かまぼこ/沖縄の漁業のまちの取り組み
    高岡コロッケ/ものづくりのまちの大作戦

  「ご当地グルメ」から地域経営を考える


関満博[セキミツヒロ]
1948年富山県生まれ。1976年成城大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、一橋大学大学院商学研究科教授。博士(経済学)

古川一郎[フルカワイチロウ]
1956年東京都生まれ。1988年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。現在、一般大学大学院商学研究科教授。

メモ:


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書名:
「B級グルメ」の地域ブランド戦略
No. B91020
NDC 673.9
著者・出版社:
関満博・古川一郎【編】/新評論
初版2008-01-25
\2,625
内容:
「食」の見直しが地域を変える。「安くて、旨くて、地元で愛されている名物・郷土料理」で地域おこしの熱いうねりを創出した全国10の取り組みに学ぶ。「全国B級ご当地グルメマップ」付。

成熟化、少子高齢化などにより自信を失ってきた私たちにとって、足元に横たわる「食」が新たな「輝き」を示してきたのであろう。実際、各地の「食」による地域おこしに携わっている人びとと交流すると、みなさん、実に晴れやかに地元の「食」を勧めてくれる。二一世紀に入ってそろそろ一〇年、従来の大企業主導型の産業化とは異なった次元で、私たちは新たな「価値」にたどりつきつつあるのかもしれない。そのような文脈で、「食」、特に「B級グルメ」に深い関心を寄せていく必要があるように思う。

2007年6月2日(土)〜3日(日)、静岡県富士宮市で第2回「B級ご当地グルメの祭典! グランプリ」が開催された。出店しているのは、富士宮のやきそば、富良野オムカレー、八戸せんべい汁、駒ヶ根ソースかつ丼など21種類。なんとも凄まじい光景であった。「B-1グランプリ」は06年の第1回開催以来、それほどのイベントになっていたのであった。社会の成熟化、少子高齢化、地域産業の空洞化などが進み、人びとは新たな価値を模索し始めている。21世紀に入ってそろそろ10年、従来の大企業主導型の産業化とは異なった次元で、新たな「価値」にたどりつきつつあるのかもしれない。本書は以上のような視点から全国10のケースを取り上げている。

  序章  地域のB級グルメを楽しむ時代

  第1部 大都市の中で育ったB級グルメ
    第1章 川崎市/「焼肉街」の五つの成功要因
    第2章 神戸市長田区/「そばめし」が生まれたまち
    第3章 岩手県盛岡市/ご当地三大麺の切り札「じゃじゃ麺」

  第2部 中小都市のまちづくりを担うB級グルメ
    第4章 福岡県久留米市/日本一の「焼き鳥」のまち
    第5章 栃木県佐野市/「ラーメン」と「いもフライ」のまち
    第6章 長野県岡谷市/工業都市は「うなぎ」のまち
    第7章 静岡県富士宮市/「やきそば」がまち活性化の起爆剤

  第3部 条件不利地域でガンバルB級グルメ
    第8章 北海道富良野市/「オムカレー」を通じたまちおこし
    第9章 高知県須崎市/路地ウラから全国区を目指す「鍋焼きラーメン」
    第10章 島根県雲南市/(株)吉田ふるさと村の「おたまはん」

  終章  B級グルメで地域ブランドを創る


関満博[セキミツヒロ]
1948年生まれ。1976年成城大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、一橋大学大学院商学研究科教授、博士(経済学)。

古川一郎[フルカワイチロウ]
1956年生まれ。1988年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。現在、一橋大学大学院商学研究科教授。

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書名:
「食」の地域ブランド戦略
No. B971019
NDC 588.09
著者・出版社:
関満博・遠山浩【編】/新評論
初版2007-01-25
\2,730
内容:
私たちは新たな「地域ブランド」を創り上げていかなければならない。「成熟社会」「地域の自立」「市町村合併」―この“地殻変動の時代”に、豊かな歴史と文化に根ざす“希望のまち”を築き上げた全国10カ所の取り組みを緊急報告!大好評『地域ブランドと産業振興』の姉妹編。

成熟社会、地域の自立、市町村合併ーこの地殻変動の時代に豊かな歴史と文化を背景とした「食」と「暮らし」を軸に〈希望のまち〉を築き上げている10の取り組みを追う。

二〇〇〇年代に入り、「人の姿の見える地域」の現場では「地域ブランド」への関心が急速に高まっている。特に〇六年四月の商標法の一部改正が大きい。地域ブランドをより適切に保護することや地域経済の活性化を図ることが目的にされている。〇五年前後からの「地域ブランド」への関心の深まりは、成熟社会の到来、地域の自立の時代、市町村合併という大きな地殻変動の中で生じている。いわば「地域が自分たちのことは自分たちで決め、遂行していく時代」が到来してきたということであろう。

 地域の人びとの暮らしそのものが光り輝く空間を形成し、そこに目を向ける多くの人びとに、未来に対する「希望」と「勇気」を与えていくものとして、私たちは新たな「地域ブランド」を作り上げていかなくてはならない。

このような視点から、昨年、私たちはすでに『地域ブランドと産業振興』(関満博・及川孝信編、新評論、〇六年)を公刊している。いずれの地域でも、人びとの地域に対する深い「思い」の継続が印象的であった。

成熟した豊かな社会では、豊かな歴史と文化を背景にする「食」と「暮らし」こそが、最も大切な要素なのであろう。その確かな歩みこそが、地域の人びとを「勇気」づけ、さらに、訪れる他の地域の人びとと交わることにより、より高められていく。その確かさは、訪れる人びとに「希望」を与えることになろう。このような文脈の中で、新たな時代の「地域ブランド」が議論されていかなくてはならない。

今回は五つのカテゴリーに注目した。それは「地域ブランド品の形成」「新しい『食』と不思議な空間」「『食』を軸にした街づくり」「農村の『むら起こし』」「食の産学連携」である。本書を契機にさらに踏み込んだ議論が行われていくことを期待したい。(せき・みつひろ)

  序章  地域産業おこしと「食」

  第1章  富山湾深層水の多元的利用に向けて

    「魔法の水」をめぐる産学官の連携による取り組み

  第2章 帯広市/北の屋台街―不思議な空間

  第3章 八戸市/郊外と中心地における「食」の集合体形成

    「台所」価値創造と「佇み」文化再興による食ブランド挑戦

  第4章 長崎市/新地中華街―中華料理の伝統と革新

  第5章 横須賀市/カレーの街よこすか

  第6章 駒ヶ根市/ソースかつ丼によるまちおこし

  第7章 西宮市/洋菓子店が集まる街並み

  第8章 徳島県上勝町/木の葉をつまものとして商品化

  第9章 栃木県茂木町/「農」と「食」の連鎖による集落の活性化

  第11章 津山市/産学官民連携による食品開発

  終章  「食」と地域ブランド、そして地域振興


関満博[セキミツヒロ]
1948年生まれ。1976年成城大学大学院経済学研究科博士課程修了。一橋大学大学院商学研究科教授、経済学博士。

遠山浩[トオヤマコウ]
1963年生まれ。2004年専修大学大学院経済学研究科修士課程修了。専修大学社会科学研究所特別研究員、ジービーアイ(株)取締役。

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書名:
地方圏の産業振興と中山間地域
希望の島根モデル・総合研究

No. B971018
NDC 601.173
著者・出版社:
関満博/新評論
初版2007-09-20
\7,350
内容:
日本の都道府県、市町村などの自治体は、ごく最近まで独自の地域産業政策を持っていなかった。だが、一九九〇年を前後する頃から、アジア、中国との競争、公共事業の減少、少子高齢化、人口減少、そして地域間の格差などが深まる中で、地域は自らの将来を自らの手で切り開いていかなくてはならない状況に直面していく。そのような中で、近年、山陰に隠れていた島根県が注目され始めている。島根は人口減少県の代表の一つであり、高齢化率は全国一位として知られ、また、公共事業依存型経済からの脱却を強烈に求められている。二〇〇〇年に入る頃から、その島根に興味深い動きが生じてきた。「最後尾から最先端へ」をスローガンに掲げ、自治体、企業、市民が新たな動きを見せ始めている。産業過疎の島根では企業誘致を果敢に行い、また、条件不利の中山間地域や離島でも新たなコミュティビジネスを開始するなど、人びとが「希望」を抱いて動き始めている。「イノベーションは辺境から起こる」とされているが、島根の現在はそうした可能性を痛感させる地域になっているのである。この島根に対して、編者は〇一年から深い付き合いを重ねてきた。さらに、〇五年からは研究室の若手を大量に島根の各地の「現場」に送り込み、徹底調査を重ねてきた。編者の研究室には中国、韓国、台湾、香港などの留学生が大量に所属している。若い彼らは日本の最後尾とされている島根の「現場」で、人びとが興味深い取り組みを重ねていることに驚嘆したのであった。十一人の共著となった本書には驚きのままの論考もあるが、その「発見」の喜びを胸にさらに踏み込んだ研究を重ねていくことを期待したい。彼らは島根に日本の最先端を見たのである。島根はいつの間にか、日本の「先端」に近づいてきているのであった。

  第1部 島根県産業総合研究の意義

  第2部 産業集積、企業誘致、新規創業

  第3部 地域ビジネスの展開

  第4部 条件不利地域の取り組み

  第5部 金融、産学官連携、政策的展開

  補論 島根産業をめぐるトピックス


関満博[セキミツヒロ]
1948年富山県生まれ。1976年成城大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、一橋大学大学院商学研究科教授。博士(経済学)

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書名:
よりみちパン!セ 28
ひとりひとりの味

No. B971017
NDC 383.8
著者・出版社:
平松洋子/理論社
初版2007-04-16
\1,260
内容:
たよりになるのは、じぶんのカラダ。決め手になるのは、じぶんの舌。よく知る味をともだちに、未知との出会いにココロよじらせ、いざススメ、さて味わわん、味覚道。

  私の味
  きょうの味
  うちの味
  うっそぉー!?な味
  お昼の味
  楽しい味
  ひとりで食べる
  こんがり、ふっくら、かりっの味
  いやぁな味、だめぇな味
  自分でつくる味
  台所の気配


平松洋子[ヒラマツヨウコ]
フードジャーナリスト、エッセイスト。東京女子大学文理学部社会学科卒。ひとりひとりのかけがえのない暮らしやそこで生み出される知恵のかずかずについてを、多様な食文化・生活文化にからだごと触れることでリアルかつ繊細にえがき出し、その独自の味わい深い筆致により、稀代のエッセイの名手として絶大な支持を受けている。著書に『買えない味』(筑摩書房、Bunkamuraドゥ・マゴ文学賞受賞)ほか多数


メモ:


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書名:
朝日新書
「粉もん」庶民の食文化

No. B971016
NDC 383.8
著者・出版社:
熊谷真菜/朝日新聞社
初版2007-09-30
\777
内容:
お好み焼きの源流を千利休にたどり、たこ焼きの世界進出をタイ、韓国…に見る。人類の味覚と知恵の集大成にして、日本人のもう一つの主食、それが、「粉もん」。舌と足と好奇心で「粉もん」の魅力をたどる旅に、いざ出発。

  第1章 粉もんのアイドルたこ焼き誕生
  第2章 粉もん軸の食文化論―B級グルメ隆盛を可能にした製粉の技術革新
  第3章 麺類万歳
  第4章 ふるさとのおやき
  第5章 粉もんの地位―代用食の時代とアメリカの小麦戦略
  第6章 粉もんロードの終着点―もんじゃ、にくてん、お好み焼き
  第7章 対談 粉もん礼賛―石毛直道×熊谷真菜
  付録 めっちゃ楽しい、ホンマにおいしい、粉もんレシピ(巻末から)


熊谷真菜[クマガイマナ]
1961年、兵庫県西宮市生まれ。生活文化研究家。同志社大学大学院修士課程修了。立命館大学の卒論『たこやき』が本になり(リブロポート、のちに講談社文庫)、ライターデビュー。タコヤキストと称される。2003年5月7日の「コナモンの日」に自ら日本コナモン協会を設立、初代会長に就任.。

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書名:
アジアの食文化
No. B971015
NDC 383.8
著者・出版社:
秋野晃司・小幡壮・渋谷利雄【編著】/建帛社
初版2000-04-20
\1,890
内容:
本書はアジアの生活文化を探究する仲間が、長年のフィールドワークの経験に基づき、食文化について文化的解釈を行ったものである。特に、「食」を中心にしてアジア諸民族の生活様式を、異文化の文脈で理解し意義づけている。食習慣はそれぞれの民族の伝統から培われている。すなわち文化的価値観に基づいて、食に関する観念や食行動が創造されたり、居住する自然環境に規定されて食習慣はできている。それゆえ、著者達は文化的、環境論的立場を考慮しながら、多様で多元的なアジア食文化について探究してみた。

  第1章 儀礼の食・日常の食
  第2章 食のシンボリズム
  第3章 家庭調理の方法  
  第4章 食事の作法
  第5章 嗜好品
  第6章 フィールド・ノート

小幡壮[オバタソウ]
静岡県立大学助教授

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書名:
中公新書
日本人のひるめし
No. No. B971011
NDC 383.8
著者・出版社:
酒井伸雄/中央公論新社
初版2001/03/25
\735
内容:
ビジネスマンの心のオアシス「ひるめし」。昼食に何を食べるか、どこで食べるかは悩ましい問題である。生活に密着したひるめしだが、その歴史は意外に新しい。多くの日本人が昼食をとるようになったのは江戸以降でしかない。弁当の発達や、すし、そば切りの誕生、文明開化後のカレーライスや戦後の給食の普及によって、現在のようなバラエティ豊かなものとなった。その歴史をひもとき、新たな「ひるめし」を探す旅に出よう。

  第1章 「ひるめし」の誕生

  第2章 弁当の移り変わり

  第3章 給食と食生活への影響

  第4章 外食の発達
      1  茶屋から料亭へ
      2  江戸庶民の外食
      3  屋台の人気食品、すしとてんぷら

  第5章 「ひるめし」と麺類

  第6章 国民食のカレーライス
      1  スパイス文化の受け入れ
      2  国民食のカレーライスへ

  終章 「ひるめし」の行方


酒井伸雄[サカイノブオ]
1935年、神奈川県に生まれる。58年、東京大学農学部農芸化学科卒業。明治製菓食料開発研究所室長、食料生産部部長、愛媛明治社長を歴任。食文化史家

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書名:
新潮新書
戦場でメシを食う
No. B971010
NDC 319.8
著者・出版社:
佐藤和孝/新潮社
初版2006/10/20
\735
内容:
死と隣りあわせで人は何を食べるのか?戦場からの中継でお馴染みのジャーナリストが食べることに拘り、世界の紛争地に生きる人たちの実態を迫真レポートする。雪山行軍中のアフガン・ゲリラとかじったナンの味、食料がないながらも「食う」ことに貪欲なサラエボの市民たちの姿、闇のなか手づかみで味わうアチェのココナッツカレー、そしてイラクでは日本人の死に間近に接し改めて「生きる」ことについて考える…。

 第1章 アフガニスタン―戦場でも、人はメシを食う
    雪と凍えたナン      ほか

  第2章 サラエボ―“この世の終末”の街で
    サラエボ“マツタケ”      ほか

  第3章 アルバニア―世界で最も孤立した国
    アドリア海のイワシ      ほか

  第4章 チェチェン―束の間の戦火の休息
    拳骨カバブ
    グロズヌイのキャビア      ほか

  第5章 アチェ―東南アジアの地雷原
      内臓まで汗をかくココナッツミルク・カレー      ほか

  第6章 イラク―死と隣り合わせの食卓


佐藤和孝[サトウカズタカ]
1956(昭和31)年北海道生まれ。「ジャパンプレス」主宰。03年度ボーン・上田記念国際記者賞特別賞受賞。80年からアフガニスタンの取材を始め、以後、ボスニア、チェチェン、アチェ、そしてイラクと、紛争地から生の報道を続けるジャーナリスト

メモ:


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書名:
祥伝社新書
ごはんに還る
世界を食べ尽くした男の結論

No.B971009
NDC 596
著者・出版社:
勝見洋一/祥伝社
初版2005/12/20
\777
内容:
盆に載せられたごはんと一汁一菜―これぞ究極の“美食”ではないか。こんなに旨いもの、他にない。仏、中華は言うにおよばず、東西南北、世界中の料理・食材を賞味してきた著者がたどり着いた至福の食は「ごはん」―米の飯だった。だが、食に憑かれた男の真骨頂はここから発揮される。ごはんはなぜ旨いのか、ごはんを最も旨く食べる方法は?まず、ごはん自体の吟味に始まり、一汁(味噌汁)の具の考察、一菜(お供のおかず)の探求。あらゆる角度からごはんの引き立て役とその調理法を追究した果てについに完成した四季の理想の献立…。絶妙の文章が読む者を“美味空間”に誘う、垂涎にして空前のスーパー・グルメエッセイ誕生。

  第一章 ごはんはうまい!
      塩むすびの不思議
      複雑玄妙の味噌むすび      ほか

  第二章 おぼんの小宇宙
      醤油かけご飯にバター登場      ほか

  第三章 日本の漬物
      日本の漬物の基本は塩漬けだ      ほか

  第四章 カレー&ドミグラス・ソース
      銀座の洋食
      肉系のダシと魚介のダシと野菜のダシ
      包丁      ほか

  第五章 味噌汁
  第六章 ごはんのお供・その主役たち
  第七章 ごはんの仲間たち
      ごはんを汚すということ
      「般若粥」
      まぜごはんとは別に炊き込みごはん      ほか

  第八章 理想の献立〜春夏秋冬〜


勝見洋一[カツミヨウイチ]
1949年、東京・新橋に代々続く古美術商の長男として生まれる。成城大学卒業後、初期文革時の中国に渡り、北京中央文物研究所にて美術品の鑑定に従事。のちパリで研究者生活のかたわら、世界的なレストラン・ガイドブックの覆面調査員も経験する。飽くなき美食の探求は『中国料理の迷宮』『恐ろしい味』などの書にまとめられ、作家・エッセイストとして幅広く活躍中である

メモ:


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書名:
新潮新書
コクと旨味の秘密
No. B971008
NDC 596
著者・出版社:
伏木亨/新潮社
初版2005/09/20
\714
内容:
「ネズミはビールにキレよりもコクを求める」「赤ワインに醤油を垂らすとコクが増す!?」「男性生殖器と口の中には深い関係がある」「牧場のミルクが美味しい科学的根拠」「甘味無しの世界は殺伐としている」―。ビール、ラーメン、吸い物、カレー、あらゆる食物で感じられるコクとは一体何なのか。その正体を科学者の目で探ることで見えてきた美味しさの秘密。
「コクの構造」が今明らかに

  第1話 料理のコクの生理学
      脳の機能から見たコク      ほか

  第2話 味わえないおいしさ
      性的な食感
      ホットな魅力
      不均一もキーワード
      濃すぎると飽きてしまう      ほか

  第3話 美味の事情
      肉食動物の好み      ほか

  第4話 我が家の食は宮廷料理
      カレーのすごさ
      腐臭の魔力
      牧場のミルクはなぜうまい
      ワインに醤油      ほか

  第5話 コクは三層構造
      コアーのコクはやみつきになる
      動物はノンカロリー嫌い      ほか

  第6話 感じる舌の事情
      油の受容体
      ダシのうま味を感じる受容体
      ダシと香りの深い関係      ほか

  第7話 第二層のコク、第三層のコク
      ろろみ、ねばり
      カレーのとろみ      ほか

  第8話 飽きのこない味
      コンビニ食品の分かりやすさ
      ファストフードの劣情
      吸い物の品位      ほか

  第9話 コクの周辺感覚
      江戸の粋は手前の思想      ほか

  第10話 洗練を味わいながら死にたい
      油文化圏とダシ文化圏
      香りの記憶      ほか

  第11話 大予想!二〇××年のコク業界
      スローフード店が誕生
      「お菓子で食事」時代      ほか


伏木亨[フシキトオル]
1953(昭和28)年京都府生まれ。京都大学農学部卒業、同大学院を経て、京都大学大学院農学研究科教授。専門は食品・栄養化学。日本栄養・食糧学会評議員、日本香辛料研究会会長

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書名:
岩波新書
うま味の誕生
発酵食品物語

No. B971005
NDC 588.5
著者・出版社:
柳田友道/岩波書店
初版1991/02/20
\735
内容:
パン、チーズ、バター、酒、醤油、味噌、漬物、お茶、納豆…。おいしさを代表するこれらの発酵食品は、いつ、どこで生まれ、どのようにして育ったのか。製法はどのようなものか。発酵研究の碩学が、興味深いエピソードをまじえながら、発酵食品の文化と技術の歴史を楽しく語り、私たちが食生活を見る眼を豊かなものしてくれる。

 1 食品の保存と発酵食品
      腐敗と発酵の謎解き
      うま味と発酵食品      ほか

  2 麦文化の大きな産物、パン
      西方世界のパンの展開
      米文化圏でのパンの足跡      ほか

  3 古代牧畜の遺産、乳製品
      西方世界の乳文化の歩み
      普及の遅れた東洋の乳文化      ほか

  4 バラエティに富んだ発酵副食品
      東洋の産物、納豆とその仲間
      味を追求した魚肉発酵食品      ほか

  5 世界の発酵製品、アルコール飲料


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書名:
講談社現代新書
食べものの四季
No. B971003
NDC 596.04
著者・出版社:
平野雅章/講談社
初版1981/10/20
\441
内容:
歴史、風俗、調理法などを織り交ぜた食の歳時記。


平野雅章[ヒラノマサアキ]
1931年、千葉県富津生まれ。早稲田大学文学部卒。北大路魯山人に師事し、美術・料理を研究。人気テレビ番組『料理の鉄人』では、「魯山人の愛弟子」として登場し、幅広い経験と確かな見識に支えられた美食家ぶりを披露した

メモ:


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書名:
講談社現代新書
たべものと日本人
No. B971001
NDC 383.8
著者・出版社:
河野友美/講談社
初版1974/12/20
\390
内容:
食は人を作る、という。では、自然の幸に恵まれてた日本人は、どんなものを好んで食べ、それによってどのような性格を育ててきたのか。本書は、料理文化と味覚構造尾の日本的特性を、諸外国とも比較しながら考察し日本人の性格・国民性の解明に新視点を提供した興趣あふれる異色の文化論。

  1  たべものと性格
  2  風土と味覚構造
  3  歴史と国民性
  4  日本人の味覚と生活文化
      日本的ということ
      アミノ酸の影響
      味覚からの日本人論
  5  これからの日本人
      油風味の発見
      香りは味を動かす
      明日への文化と食生活


河野友美[コウノトモミ]
1929年、兵庫県宝塚市生まれ。関西学院理工専門部食品化学科卒業。河野食品研究所所長。大阪薫英女子短期大学教授。食品学、栄養学、調理科学、食文化論などが専門。1999年死去

メモ:


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