東海自然歩道ウォーキングレポ

(平成10年3月14日)



続編企画の第二弾は私の地元“関ヶ原”がスタートとなった。10:15、春の
日差しが漏れるJR関ヶ原駅に今回の参加者7名が集合した。東海自然歩道
上のスタート地点は「不破の関跡」となっておりそこまではジモティーの私の
先導で歩いていく。途中でお昼ご飯を買い込むためにコンビニに寄る。じつは
このコンビニも私の学生時代のアルバイト先であったりする。
駅から20分ほど歩いたところで「不破の関跡」に到着。関所の雰囲気はまったく
なく、ちょっと立派な庭があるだけの敷地に説明書きの札が立っている。一通り
の案内に目を通し出発する。
今回のコースは地図を見るからにはあまりアップダウンがない。スタートの「不破
の関跡」とゴールの「美濃津屋」では標高で100mほど違うが徐々に下っている
のであろう。ただしこのあとに登る「松尾山」だけは事情が違う。唯一アップダウン
を伴う。体力が余っているうちに一気に登ってあとで楽をしたいと思いながら元気
に足を運んでいく。



不破の関跡にて。見ただけではここが関所だったとは思えない。
最初は調子よく登っていく。途中で林道と登山道の分岐があり、道標に従って
右に曲がると階段が作られた道に変った。今迄は林道を兼ねていたので車両の
通行を考え坂道ばかりであったが、登山道と割り切れば階段にしてしまうのだろ
うか。登山者にとっては歩幅の合わない階段を作ってくれるぐらいなら坂道のまま
残しておいて欲しいと思う。坂道の方が足への負担も少ないし、体力消費も少ない。
山頂と思いきや下りに変る、再び山頂かと思いきやまたまた下り・・・とアップダウン
のある登山道を1時間弱歩いたところでようやく山頂に出た。眼下には関ヶ原町が
見渡せ398年前の関ヶ原の戦いでこの地に陣を取った小早川秀秋はまるでジオラマ
のように戦況を見守っていたのかと思うとコトバが出てこない。素晴らしい景色である。
景色がよく見渡せるベンチに腰掛けて昼食とする。歩いた距離はまだまだ少ないが
松尾山の登りで体力を使ったのか皆の食欲も旺盛である。
しばし休憩をして再出発する。今日は行程に余裕がないし、最後は路線バスに乗車
することになっておりバスの時刻までにバス停に辿り着かねばならない。今迄の
経験でいくとガイドブックのコースタイムより若干でも早く歩けるのだが道中どんな
トラブルがあるかはわからない。少しでも早く着くために無駄な休憩はせず先を急ぐ。

もう一息で松尾山山頂。最後の一踏ん張りで山道を登る。
下りは比較的スムーズだった。早い段階で林道に出たので登りに比べて階段の
区間が短かったのだ。山を下りれば舗装路。集落の間を抜けたり、時には車道を
歩いたりしながら進んでいくと工事現場がある。
事前に「通行止」の表示があったが行われているのは“舗装工事”で今年度工事の
ためほとんど完了している。それを見越して通行止を無視した。案の定“歩行者”に
とっては何ら問題の無い状態であったし、工事に携わる方も歩行者には目もくれず
に工事を進めていた。
開けた所に出てくると牧田川の堤防の上を歩いていく。サクラの木が続けて植わっ
ており春には奇麗な花を咲かせるのであろう。
やがて「広瀬橋」を渡って牧田川を対岸に渡る。この橋も工事が進められており今
現在は都合3本の橋が架かっている。ひとつは古い車道用の橋、もうひとつは歩行
者専用の橋、そうして最後の1つが新しい車道の橋である。昔からこの広瀬橋は
交通の要でありながら貧弱な橋がかかっていた。新しい車道用の橋が出来れば
大型車両の運転手もこの橋で頭を痛めることはなくなるだろう。

広瀬橋にて。「迂回路」とは書いてあるけど、何処を通ればいいのかな・・・?
橋を渡ってしばらく行くと養老郡上石津町から養老町に行政区分が変った。それと
同時に東海自然歩道も山の中に入っていく。久しぶりに未舗装路で疲れた足を
休めることができる。
林の中を進むと何やら迷路のような道を左右に何度となく曲がっている。「これで
本当に進んでるの?」なんて錯覚になってしまうほどだ。景色もロクに見えないだけに
不安はおおきくなっていくが結果的にはこの道で合っていたことになる。
しばらくして開けた所に出て何やら大きな看板があり近くにはベンチが設置してある。
看板には「淡墨桜(若木)」とありすぐ後ろに1本の木が立っている。どうやら同じ
岐阜県の本巣郡根尾村にある“淡墨桜”を移植したようだ。山林管理や開発を行って
いる会社が根尾村も養老町のこの地区も同じ会社なのでその辺が接点となって
実現しているのかもしれない。
それにしても養老という地は代表的な「扇状地」であるからほとんど枯れてしまった
ような川が道を横切ることが多い。


養老で見つけた「淡墨桜」
幾度となく左の画像のような
“道が川底にある”所を通って
前へ進んでいく。大雨の時に
は水が流れるからそんな時に
は歩くことが出来ないのだろう
か・・・?
山の中をクネクネ曲がって歩
いたコースは民家のそばに
下って「桜井白鳥神社」へ出た。
今日のゴールである。予想以上
にコースが蛇行しておりコース
タイムから20分ほど遅れて到着
となった。予定のバスには乗る
ことが出来ずバス停で次(と言っ
ても約1時間後)のバスを待つ。

何やら西の方から怪しい色の雲が近づいてきたかと思ったら激しい雷雨となった。
幸いバス停は三方が壁で覆われており屋根付きの待合室が併設されていた
ので雨を凌ぐことはできた。
バスに乗って近鉄美濃高田駅へ。ここで参加者の一人は家路につく。自宅が
そんなに離れていないから一度家に帰り、明日の朝再び登場するとのこと。
残り6人は隣りの駅である近鉄養老駅へ電車で移動し、駅前よりタクシーに
分乗し今日のお宿である(株)大垣共立銀行 健康保険組合“養老ロッジ”へ。
とあるコネでこの宿泊施設を利用することが出来た。全館で20名ほど泊まれる
のだがこの日は我々6名で貸し切り状態。男性3名は10畳+10畳の大部屋、
女性3名も10畳間と広すぎるぐらいのスペースを頂き、ゆっくり1日の疲れを癒す
ことができた。

しかしこの時明日の事態を知るものは誰一人としていなかったのである・・・


広い部屋に豪華な食事、部屋の隅にはカラオケセットまでありました

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