御史台
官吏の監査を担当する部署。
官吏の不正を調べ、独自に処分を執行できる権限を持つ独立監査府である。
貴族の資蔭制出身者が主流、貴族派官吏の二大巣窟の一つ。
紅秀麗
名門、紅家直系の娘。 女性初の国試合格者、探花及第。 高額報酬に釣られ劉輝の指南役として後宮に入り愚王の振りをしていた劉輝が実は周囲を欺いていた事を知る。 人が困っていると助けずにはいられないため、市井においても朝廷内においても相談事を常に持ちかけられる、ある意味損な性格。
榛蘇芳
別名タンタン君。御史台に所属していたが冗官に落とされる。 秀麗の三人目の求婚者。エライ貴族さまにそそのかされて秀麗に求婚。 フツー以下の人間だと思っているが、秀麗と知り合ったことでどんどん秀麗に振り回されるようになる。 実は秀麗のまわりの誰よりも「ギリギリ」のラインの見極めが出来、それが秀麗にとって間一髪の助けとなる。
葵皇毅
葵家出身、御史台長官。 位としては六部尚書よりも上、正三品上である。 葵家独自の奏法で龍笛を奏でる。 秀麗と蘇芳の上官となる。 冷酷に事実を突きつける、冷ややかな人物。
陸清雅
覆面を原則とする監察御史。 元は紫門四家であった陸家の直系。 跡取りが嵌める銀の腕輪をしている。 冗官であった秀麗と共に、塩の高騰についての調査をしていたが、秀麗の上申書提出直前で先に上申書を提出、秀麗を追い落とそうとする。が、蘇芳に邪魔され失敗。他人をどんどん蹴落とす素顔を顕にする。 秀麗の好敵手、もしくは天敵。