4月8日
朝5時過ぎ起床。買っておいたラーメンを食う。さて今日は何処へ行こうか。とりあえず明日人と会うために行きやすい場所に、ということで、今日のねぐらを水口と決めてある。未だに紀伊半島の距離感覚には慣れないが、今日はワインディングを走るdayということにして。まずはR42を西へ行こう。そして…。と考える。6時30分出発。まだテントを張ったままの他のツアラーたちに一礼して、ぼくが出発一番乗り。R42を予定通り西へ。地図にはR42シーサイドランのハイライト、と書かれてあったが、まさにその取りである。朝と云うこともあり、クルマもそんなに多くなく、快走。海も穏やかで天気も良く、綺麗。すさみでは、例の「イノブータンランド」があったが、時間的にまだ早いと云うこともあり、無視。しかし、イノシシと豚を掛け合わせてイノブタ、なのに、道の駅の看板には、「Inobootan land」と書かれていた。まぁ発音的には合ってるし、そんなもんなのかもしれないけど…。午前7時30分頃、日置川町の道の駅志原海岸到着。これといって何もないが、明日会う予定の人に確認の電話をする。明日のことは予定通り大丈夫とのことで、待ち合わせの場所と時間を決める。R42からR311へ入る。微妙に迷いつつも、熊野街道をどんどん行く。道は割と悪くない。山間をのんびり流れる道路である。田舎の風景。R168へ入り、十津川村へ。七色というところで休憩。熊野川の絶景が広がる。ぼくはまだそんなに色々なところに旅をしているわけではないのだが、北海道や関東にはない風景。東北地方ともちょっと違う。日本の風景って、似たようなイメージがあっても、実は結構違う雰囲気を醸し出したりしている。バイクにまたがりまた走る。快適なワインディングが続く。途中、拡幅工事中のところも多々。そして、今日のメイン(笑)であるR425へ。滝-下北山を通る。お、やはり地図にあるとおり本当に「酷道」である。ホントに何もない。自販機1つない区間が、40km強続く。流石"旧林道"。
R169/309にぶつかったら北上。このへんは、安くて良さげな温泉が沢山ある。今度どこかのキャンプ場に連泊して、温泉巡りなんて良さそう。ちょっとのんびりめでね。R169を更に北上していく。ここらへんもなかなか楽しい道である。が、さっきの酷道でけっこう疲れてしまって、100%楽しめたとは言い難い。R370へ抜け、道の駅大宇陀で休憩。落ち着いてゆっくり休むことができる場所がない。けっこう疲れているのだが…。仕方ないので出発。ここで既に昼過ぎ。うーん紀伊半島は広い。…まぁ、例の酷道で結構時間かかったしね。
針から名阪国道へ。今日は、今回のツーリングの目的である、上野リベンジ&例のお店にお礼を言いに行くのである。…それにしても、春の全国交通安全運動の期間中だというのに、名阪国道は、制限速度を完全に無視した速度で流れている。どうなってるんだこりゃ。制限速度で走ったらかえって危ないじゃないか。上野東インターで降り、例のお店へ向かう。やっぱり上野とはいえ「市」である。街の中は多少車は混んでいるなぁ、と思いつつ、踏切を越えて例のお店へ入っていくと、なんだか様子が違う気がする。…気がする、というのは、前回ぼくがこのお店に来たときは、なんてったってほとんど見えなかった状態だし、メガネを仮修復してからはほとんど見回してないしね。目も慣れてなかったし。…でも、やっぱりなんだか様子が違う。おばさんとおじさんがいるだけである。仕方ないのでおばさんに尋ねてみる。彼女は去年の12月28日で、結婚して店を辞めたそうだ。残念無念。結局ぼくは、彼女の顔をはっきり見ることはできなかったのである。あんなにお世話になったのにね。あ〜ぁあ、と思いながら上野を後にして、お店を出たところで地図とにらめっこして決めた、今日の温泉、土山町の"かもしか温泉"へ。名阪中瀬から関まで行き、鈴鹿峠を越えてかもしか温泉へ向かっていく。うん、ここは500円でゆったりのんびりだ。国民宿舎のようで、建物もそこそこ綺麗。ただ、ぼくはどうも露天風呂というのはあまり好きではない。特にこのへんは、夕方になると結構寒いしね。
風呂からあがり、湯冷めしないようにゆっくり休憩したあと、R477から日野水口道路を通り、今日のねぐら、水口へ。到着は午後6時頃だったのだが、管理事務所は既にしまっていた。ロッジがまだ空いていたので、おじさんに訊いてみると、にべもなく"管理事務所がしまっているから、もう駄目だ"の一点張り。頼み込んでも、"私はキャンプ場のことは知らないから"と。しかし、このへんにはもうキャンプできそうな場所はないので、強行突破する。いいや、明日の朝事情を話せば。ロッジの反対側にあるキャンプスペースへ行き(ラッキー誰もいなかった)。料金は明日払うことに「その時は」決め、テントを張る。こういった体験はぼくは初めてなので、ちょっと緊張。
ちょっと不安混じりでまったりしていると、今回からぼくもハイテク人間、携帯電話が鳴る。取ろうと思ったところで切れてしまったのでかけなおすと、メラニン氏。「今平気?どこにいるの?」「ごめーん、今ツーリング中」「あ゛〜?!!」…少し話す。
本日の走行距離、375km。酷道酷道で、距離の割に疲労度大。
4月9日
少し寝不足。夕べ落ち着いて眠れなかったのと、前日とは打って変わって寒かったため。今日はここから午前9時頃にKさんとの待ち合わせ場所まで行けばよいので、ゆっくりである。例によってラーメンを食い、出発。午前7時少し前、寒いのと時間に余裕があるため、少しのんびりでの出発である。R307→県5へ。県5は、…ひなびすぎている。…時が止まったようなたたずまいの家並み。超ローカル、といった雰囲気のワインディングである。本当に一桁の県道であろうか。いつも思うのだが、都道府県によって、道路の状況はかなり違う。特に違いの出るのが、一桁〜二桁前半の都道府県道ではなかろうか。道路の番号だけからは単純に判断できない。あと、400番台の国道なんかもそうだと思う。R163へ出たら東へ行き、県4→R369を使って待ち合わせの奈良県庁へ。午前8時35分、流石にまだKさんは到着していない模様である。ここで、私鉄の駅でトイレを済ませるが、更にまだっぽいので、給油に行く。用心して約150km程度毎に給油しているので、今回のツーリングで、既に7回目の給油(笑)。満タンになったところで再び県庁へ行ってみると、到着されていた。何処へ行くか相談した後、とりあえず琵琶湖を見て嵐山へ、ということに決まる。R24〜R307〜県82〜県3〜R422の予定で行き、昼頃琵琶湖岸の道の駅、そして午後1〜2時頃に嵐山、というプランで行く。…、、、が、迷う。ううう、ぼくが悪いのでぇす。県82に入るところを間違えて、更に迷いまくる。渋滞の中をガンガン行く羽目になり、Kさんのバイクもぼくのバイクもファンが全開で廻っている。ぼくのバイクは、ラジエターがサイドカウル裏についており、当然ファンからの熱風が横(右側)に放出される設計になっている。ので、1車線幅の道路で右側をすり抜けるとき、歩行者に熱風攻撃をかけてしまうことになる。ごめんなさい〜。
迷いまくった挙げ句、なんとか琵琶湖岸の道の駅へ。既に時計は1時を廻っている。まったりと休憩した後、京都へ。時間的に遅くなってしまったので、このまま京都御所の近くでKさんと別れる。Kさんとのバイク乗り的会話は非常に楽しかった。いや、それ以上に、会話がなくとも、2台で走ることそのものが、とても楽しかった。基本的にソロツーリングのほうが好きなのだが、2台で走る、しかもKさんと走ることができて、ぼくはそれだけでかなり満足である。ちなみにKさんには「ここまっすぐ行くと京都御所だよ」ということで教えて貰って別れたのだが、真っ直ぐ行くと銀閣だった。まぁ京都御所にそれほどこだわってもいなかったので、銀閣方面へ。
京都は桜が綺麗な時期で、運が良かったと思う。桜の京都、なんだか出来過ぎているようで少々恥ずかしくもなる。ぼくのような薄汚いバイク乗りが来るところではないような気もしてくる。よってさくっと京阪和道経由でR163へ。そして今日のねぐら笠置キャンプ場へ。ここはなかなかオススメである。1泊2日すると200円が必要だが、まぁ内地にしては激安の部類だし、バイクの側にテントを立てることができる。荷物の積みおろしも楽だし、なんといってもバイクのすぐそばで眠れるという、妙な安心感もある。まぁ、クルマも入れるということで、アウトドアを少々勘違いしたような若者グループも少なくなく、ちょっとうるさいかもしれないが。ただ、ここの最大の弱点としては、近くの温泉の料金が若干高めということである。まぁ、設備としては比較的綺麗なのだが、流石に温泉入るのに1000円は、ちょっとつらい。…が、仕方がないので1000円払って風呂に入る。まぁ、歩いて行ける距離だし、仕方ないのかもね。
本日の走行距離、264km。京都で激しい渋滞に巻き込まれてしまったのと、朝がのんびりだった、ということで、距離は余り走らず。
4月10日
さて、いよいよツーリングも最終日である。今日一日かけて千葉へ帰る。ケチってできるだけ下道で行こうというのは、いつものこと。しかし、今日は天気が悪いという情報を得ていたので、午前7時前にさっさと撤収し、R163を行く。30分も走ると、雨が降ってきた。結局そこから千葉にたどり着くまで、ほとんど雨は降りっぱなしだった。しかもショートカットをもくろんで失敗(いつものことだが)、久居、一志あたりで散々迷う。このときほど伊勢湾フェリーをありがたいと思ったことはない。フェリー万歳といったところである。前回の極寒ツーリングの時には名古屋周りを選択して失敗していることだし、伊勢湾フェリーの虜である。そこからは、また例によってR42を東へ。R1〜浜松から東名と思ったのだが、ここで一時雨が止んだので、ここでまたケチ心を起こしたのと、毎回同じルートではつまらないと思い、R150へ。天気が良ければ御前崎を廻ったのだが、そんな余裕はない。きっと東海地方は雨雲のまっただ中であったのだろう、たまたまちょっと止んだくらいで下道を突進するのは、ちょっとよろしくない選択だったかも知れない。…が、まぁまぁR150という初めましての道を通ったということで。
が、御前崎へ行く道と分かれ、相良町あたりでまた雨が激しくなる。そろそろ潮時かと思い、吉田ICから東名に乗ろうと思ったが、気づいたら通り過ぎてしまい、結局焼津ICから東名に乗る。…あとは高速道路で千葉へ。散々な一日だった。
本日の走行距離、ごめんなさい未計測でした。…が、400km弱くらいは走ったと思われます。