泊まりツーリングDebut...1999年7月2〜3
1999年7月2日
午前4時50分、大槻と共に西千葉を出発。さしあたってぼくが先頭。流石に朝早いだけあってクルマは殆どいない51号を北上する。凄い霧。大型車が多く、怖い。成田市内だけ片側2車線の、あからさまに良い道路になる。隣の酒々井町なんかがかわいそう。佐原あたりのコンビニで一回目の休憩。朝食としておにぎりを2個ほど食す。朝起きてコーヒーしか飲んでいなかったので、おいしかった。このへんではもう霧はあらかた晴れている。良い天気だ。梅雨の時期にも関わらず、天気は晴れ。
茨城県に入り、潮来から鹿嶋へ抜ける。そこから鹿島灘に沿って、大洋村、鉾田町、旭村あたりは、クルマの流れが良く、信号もほとんどないので、数十分間ずっとアクセルを開けっ放し状態。前日は1時間半ほどしか寝ていないので、非常に眠くなってやばそうなところ。途中、旭村(だと思う)のホットスパーで2回目の休憩。ぼくはトイレだけ借りる。大槻はペットボトルのコーラ。ここから先頭交代。大洗バイパスを抜け、国道245号、県道31号(北側のほう)、県道172号を通って国道349号へ。国道349号線を北上し、常陸太田市を抜け、里美村の「道の駅里美村」で休憩。ここで午前9時半過ぎだったような気がする。思ったより早い時間についてしまった。ぼくがソフトクリームを買いに行っている間に、大槻がハイエースのおっちゃんと話していた。ふと見るとハーレーの姿が。挨拶する。彼は茨城の人で、今朝大洗から船で北海道へ渡る予定だったが、乗り遅れてしまい、夜の船にするとか。挨拶して別れる。国道349号から、猪鼻峠を使い、奥久慈方面へ。袋田の滝を見ようと思ったが、駐車料金500円らしい。呼び込みのおっちゃんが、バイクなら2台で一台分のスペースだから、2台で500円で良い、といっていたが、そこまでして見るか?ということで、そのまま戻る。近くの「道の駅奥久慈だいご」でひとやすみ。…というか、作戦会議。ここでまだ午前11時くらい。全然時間が余ってしまうではないか。大槻が、なぜかそこにあった自販機の「ゴーヤー茶」をかって飲む。その自販機は、「ゴーヤー茶」専用で、なんと4段ぶち抜きで、ひたすら「ゴーヤー茶」しか売っていない。沖縄特産の筈のゴーヤーのお茶が、なぜ「道の駅だいご」で売られているのか謎である。しかも100円。また、まんじゅう(っていうのかな)を食べる。ぼくは「野菜」を食べた。大槻は、「あんこ」と「きのこ」を食べていた。「きのこ」をひとくちもらった。なかなかうまいぞ。
とりあえず、大槻の希望通り、八溝山へ行き、名水百選に選ばれているという、八溝川湧水群へ行こう、という話になる。道としては、国道461号線を西へ行き、県道205号から県道13号、そして県道321号を使って八溝山へ登り、県道28号を通って帰ってこよう、という、山を時計回りにして攻めることにする。…が、先頭の大槻が間違ってしまい、県道160号に入る。仕方ないのでそのまま行き、県道159号を左(西)へ行き、県道205号に戻そう、ということに。途中、工事している箇所が何カ所かあり、結構深い砂利道。ZZRでは結構つらい。
ツーリングマップル関東に、「見晴らしの良い尾根沿いの道」と書いてあるあたり、それは本当である。見晴らしはすばらしい、尾根沿いの道である。しかし、ヘアピンコーナーの連続。ぼくはこれでヘアピンが少し上手くなった。八溝山の頂、まず駐車場へ。なんと大槻の携帯電話が使用可能である。…ちなみにぼくのPHSは当然だが余裕の圏外。彼はそこからバイク仲間と、常連のバイクショップに電話していた。また、ナンバプレート付き(!)のマグナ50が放置されている。かわいそうに。盗難車かな。…それにしても、よく原付でここまで登ってきたよな、そいつは。神社があり、展望台がある。展望台は、上るのには料金100円。さっきの袋田の滝とは大違いだ。しかも、これがすばらしい眺め。360度の大パノラマである。どっちを見ても、山、山、山。
展望台から降りてから、少し名水を求めてあちこち行く。ここにはどうやら、5カ所のわき水があるらしい。駐車場からもっとも近い泉へ行く。シェラカップを取り出し、飲む。うまい。その後ぼくの提案により、ぼくのストーブの試運転も兼ねて、ティーバッグの紅茶を飲む。ティーバッグながら、なかなかいける。流石名水。
県道28号をずっと下っていく。ここも、登りに通った道ほどではないが、なかなかのヘアピンの連続。しばらく降りると、県道159号とのT字路があるが、それをすぎたあたりから、ゆるいカーブの連続の、比較的フラットな道。眠い。眠すぎる。そういえばゆうべは1時間半しか寝ていないのであった。さっきのヘアピンは、なかなかエキサイティングだったので、眠気は感じなかったが、このようなところにきてしまうと、眠気が一気に吹き出してくる。大槻も眠そうだ。体をしきりにひねったり、足をだらんとしてみたり、色々やっている。ぼくも、大声でお気に入りの小島麻由美やBonnie Pink、松崎ナオあたりを熱唱しながらがんばる。国道118号にぶつかるところのお店の前の駐車場で、ひとやすみ。「ごめんね。」を飲んだ後、とりあえずキャンプ場へ行き、築城してから大休止しよう、ということになる。この時点で午後3時ぐらい。ここまでは良かったのだが…。
事前に考えていた、「町営池田山の家」は、テントサイトはない、とのこと。仕方ねーなー、などといいながら、ほかのキャンプ場をあたってみるが、久慈川の氾濫の影響で、どこも河原のキャンプ場は、テントお断り。いやはや困った困った、と、国道118号を南下しつつ、テントサイトの使えるキャンプ場を探す。ない。困った。ツーリングマップルのキャンプ場の位置案内を頼りに、少しずつ南下していく。途中で給油。JOMOの現金カードで払ったら、マルカワの、10円のキティちゃんのガムをもらった。カードで払った大槻は、ポケットティッシュをもらっていた。うーむ。御前山村の、御前山青少年旅行村へ行ってみる。にべもなく、「予約制なので、飛び込みはお断り」とのこと。天気も曇ってきている。眠いのと疲労により、ブチ切れそうになるが、そこを抑えて、すごすごと引き上げる。ここから、大槻が激しく疲れているらしく、先頭交代を要求する。よってぼくに先頭を交代。近くの、なかよしキャンプグランドを探すが、ない。仕方ないので、桂村にある、グリーン桂うぐいすの里というところへ行ってみる。そこへの道は険しく、二桁県道(39号)とは思えない、ひどい道路。濡れた鉄板だらけである。はっきりいって怖かった。うぐいすの里では、飛び込みでもキャンプokとのこと。大槻が申し込み書を書いているところで、ふと見ると、持ち込みテントのキャンプは、一張り3150円らしい。大槻と協議の結果、道の駅かつらの近くの河原の橋の下で野宿しよう、ということになる。
野宿場所へ行くと、親切なおっちゃんがいた。大槻が「ここ野宿しても大丈夫でしょうか?」と聞くと、「あぁ、大丈夫だよ、ここはよくカヌーやる若い人がたくさん野宿する場所だから」とのこと。更に、水道やトイレが使用可能で、10分くらい歩く対岸には、300円で入れる風呂(国民宿舎)がある旨も教えてくれた。サンキュ。
まずはテントを設営し、風呂へ。300円の割には、景色も綺麗で良い。3150円払わなくてよかった。しかし、そこの宿舎には、ビールがドライしかなったので、テント近くにコンビニで買おうかってことに。…が、そのコンビニにはビールがない。しまった。予め確かめておくべきだった。大槻は、更にアルコールを求めて探索の旅に出たそうだったが、ぼくは疲れて気力を失っている。適当に飯を食って寝たい。
テントサイト(橋の下とも云う)に戻ってくると、蚊取り線香が消えている。そうか、次回からは蚊取り線香と、ちゃんとした台を準備しよう。買ってきたおにぎりと、大槻が持ってきたインスタントラーメンを食す。疲れて腹が減っているので、なんでもうまい。橋の明かりがあるのではっきりはわからないが、ランタン「天」はなかなか明るい。このサイズでこの明るさは、お得だと思う。
飯を食い、腹も一杯になったところで、就寝。実際に眠ったのは11時頃かな。
本日の走行距離、350km。ちなみにそのうち、ねぐらをもとめてさまよったのが、約80km。でも、山あり谷ありの、楽しい一日だった。
朝。雨が降っている。ティーバッグの紅茶を飲みながら、作戦会議。まぁ、雨は降っているけれど、那珂湊のおさかな市場へ行って、魚を食おう、ということになる。
…が、そこでトラブル発生。食パンと大槻持参のサバカレー缶詰がメニューの朝食の途中で、大槻が木曜に入れたばかりの、歯の詰め物がとれてしまう。冷たいものはしみるし、飯は食いづらいし、至急歯医者希望とのこと。よって、真っ直ぐ帰ることにする。撤収。出発が午前9時30分。
118号を南下し、常磐道の横を通って、水戸ICから常磐自動車道に乗る。高速道路ではフリー走行。かなりおいていかれるかな、と思ったのだが、大槻の合羽はバイク用ではないらしく、大槻の体がもりあがってしまいそうになるくらい、風を孕みまくっている。思うようにスピードが出ないらしい。ぼくはぼくで、雨の中、10000回転くらいまで使って走ったので、排気量の差にもかかわらず、同時に集合場所の守谷SAに到着。午前11時過ぎ。1時間近くも結局だべだべしたあと、帰途につくことにする。大槻は三郷まで行き外環下、ぼくは柏で降りて16号なので、ここで解散。…と思ったら、ぼくのサイドバッグがマフラーに干渉していて、バッグが溶けたら困る、ということで、直す。大槻が直してくれたのだが、その間に、テンションコードの留め具を壊してしまう。すまん、大槻。ぼくがちゃんと積載しなかったせいね。…でも壊したのは大槻ということで、大槻のと交換してもらう。ぼくのサイドバッグと大槻のそれとは、メーカが同じなのである。
大槻のテンションコードを外し、ぼくのにつける。ぼくのを大槻のバイクにつけようとしながら、「先行って良い」ということだったので、そこで彼に別れを告げ、西千葉へ戻ってくる。途中、16号は思ったほど混雑していなく、比較的スムースに流れてきた(16号にしては)。千葉市内に入ったあたりで、雨が止む。何故だい。…まぁ、良いのだが。穴川付近は渋滞していたが(これもいつものことだ)、午後1時30分過ぎに、西千葉のぼくのアパートに到着。
本日の走行距離、135km。ちょっと消化不良。