あるがままに・そのままに

—鬱陶しい亭主の場合—

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第64話 お見込みのとおり

第64話 お見込みのとおり
 
 娘のPCが故障した。起動直後にメーカーのロゴを表示したまま先に進まない。娘に泣きつかれて調査開始。
 とりあえずBIOS設定画面には移行できる。あれこれ触っているうちにBIOSがハードディスクの存在に気付かないことがわかった。
 なるほど。ハードディスクの回転音がしていない。
 たまたま手元にハードディスクユニットが余っていたのでそれと交換したところハードウエアの問題はなくなった。
 もとよりそれでOKという話ではない。
 こういうことをしてしまうとOSもアプリケーションもデータもハードディスクに入れなおさないと使えない。そしてすでに皆様お見込みのとおりの事態になっている。
 元のハードディスクがウンともスンとも言わない状態だからデータの引越しはまったくお手上げだ。データのバックアップなんてしていない。
 これは困ったというレベルを超越した事態であって打てる手はない。しかし何もせずにはいられない。そういうときにはどうするか。
 実はとっくに答えは出してある。自分に打てる手がないのであればプロに打ってもらうしかないでしょ?
 そうです。こういうときには慌てず騒がず家族揃って外食がよろしいです。もちろん食べに行くのはプロに打ってもらった手打ちソバに決まってます!
 そして家族一緒に美味いだの不味いだのしばし語らって元気を回復するのがよろしいですよ。たかが家庭のデータですから。本当の話。
 あ。ゴメン。ソバじゃなくてウドンでもいいです。
 

2003/10/21