あるがままに・そのままに

—鬱陶しい亭主の場合—

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第713話 今は過去であり未来である

第713話 今は過去であり未来である
 
 この今に起きていることがしかるべき未来をもたらす。それはそうですけど。でもこの今は成就されるべき未来がそのように成就されるべく未来から干渉されている結果としての今であると。そんなことを過去に書いた記憶があります。
 いつ書いたか忘れていますし探すのも面倒です。何を論拠としてそんな込み入ったことを書いたのかも忘れました。でもこれは今のところ訂正不要だと考えています。そのとおりのことが現に起きているだろうと思いますし。もちろんそう書く論拠は示せませんが。
 この宇宙は生滅を繰り返している。生まれては滅し生まれては滅し生まれては滅し。何度も何度も同じ事を繰り返す。すなわち未来に起きることは過去に起きたことであり過去に起きたことは未来に起きることである。
 この今に起きていることは過去にも起きたし未来にも起きる。
 すなわち。今は過去であり未来である。
 そしてその生滅の中にいる限りは生滅の中で人は生まれて短い寿命を生きて死ぬ他になく生滅の繰り返しを観察することは叶わない。生滅から離れてこそ生滅を目の当たりにすることができる。それができることがそのまま解脱なのである――そんなことを考えています。
 ならば私には解脱は無理。そもそもこの限りある身にはどうしようもありませんもの。私は所詮は凡夫です。才能がありません。
 

2014/01/20

ついでに一言
 
 人生は一回限りですが一回限りの人生が無限に繰り返されると思うのであります。
 


おまけにもう一言
 
 確認する方法を思いつきません。はてさて。