あるがままに・そのままに

—鬱陶しい亭主の場合—

HOME | 201204-201303 | 第647話

第647話 所詮は他人様の妄想

第647話 所詮は他人様の妄想
 
 今年も早いもので12月。忙しかったなぁ。まだ終わってないけど。迫り来るものをどうにかこうにかやっつけてきた日々。無理に馬力を振り絞ったせいで焼き付き気味です。
 何かリビドーが枯れたとでも言いましょうか。乾燥した心に潤いを! っつーことで映画を見ようかと。血と硝煙の匂いがする暴力と欲望のジャリジャリとしたリアルの世界から甘美なフィクションの世界へ俺は逃げるぜ!
 ということで。この二週間ほど暇があれば映画を見ておりました。ネット配信の事業者と契約しまして。お金はかかりますが便利には違いありません。
 で。しばし映画漬けになってみて感じましたが。私はあまり良い映画鑑賞者ではありませんでした。見ているうちにストーリーも設定も頭から消えてしまいます。張られた伏線もしばしば見落とします。そしてしばしば結末が味気なくて納得いかなくて不満がたまる始末。おそらく作品の持ち味の半分も味わっていないはず。ならば一つの作品を3回くらい繰り返して見ればよろしいかというと何度も見たい作品なんてありゃしないときたもんだと。
 リアルから逃避してフィクションの世界でダハダハと遊べるかと思いきや。フィクションならではのつじつまの合わさなさにフラストレーションがたまる日々。そりゃそうですわ。フィクションなんて所詮は他人様の妄想ですものね。それならリアルの方がよほど取り扱いに習熟しているんだよなと。そのように思い直して残酷なリアルに再び生きる決意を新たにした亭主なのであります。
 

2012/12/03

ついでに一言
 
 フィクションの世界に逃げるよりまずは放っておいたカミさんとよりを戻さないと。
 


おまけにもう一言
 
 えいどりあーん! なんてね。