あるがままに・そのままに

—鬱陶しい亭主の場合—

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第627話 心は蛇蝎の如くなり

第627話 心は蛇蝎の如くなり
 
 高齢の父が倒れてああじゃこうじゃと。この半年ばかりネタに事欠きません。昨日はお付き合いさせていただいている銀行で開かれた相続相談会へ出かけてきました。
 相続はいつか来るものと知ってはいました。ボチボチと書籍を読んだりネットで情報を漁ったり。おおよそこんな流れかなと漠然としたイメージは持っています。しかし所詮はズブのド素人です。
 勝手な思い込みで適当にやっつけて法的な効力がなかったりすると後が厄介です。「事前節税・事後脱税」という諺もあります。しかも今回の相続には大きなテーマがあるのです。それは相続をきっかけとして我が家の負債を一挙に始末することです。相続対策というよりも相続を織り込んだ家業の経営改革策の策定になるのです。
 その策の中には抵当権を設定された不動産の処分も含むことになるはずです。これはもう私の力量を超えています。はてさてどういう手順で進めればよろしかろうかと思いあぐねていたところ融資を受けている銀行からのお誘いでした。勿怪の幸い。渡りに船。
 取り急ぎ現状の説明と今後の要望とをコンサルタントさんに説明し策を練っていきましょうということになりました。
 不動産の処分そのものについては思うところが多々あります。処分までしなくてもどうにかなるのかもしれません。しかしいずれ処分するときがくるのならそのときは今です。この相続が絶好の機会であるのは疑う余地がありません。いろいろな意味で「思い切る」ことができる千載一遇の機会が今回の相続なのです。一生に一度しかないビッグチャンスのはずです。
 てなわけでありますが。ここに大きな問題がありまして。父がいつ旅立つのかがわからないところです。3年後くらいに相続税制度が大きく変わりそうなのです。明日逝かれても準備が間に合いません。しかし長生きすりゃいいってものでも……まあ心は蛇蝎の如くなりなのでありますな。
 

2012/08/24

ついでに一言
 
 これで我が家の過去と決別だい!


 
おまけにもう一言
 
 さぞや気分が晴れるでしょうな。