あるがままに・そのままに

—鬱陶しい亭主の場合—

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第540話 1ドルが79円

第540話 1ドルが79円
 
 ふーん。1ドルが79円ねぇ。こりゃまた安くなったもんだな。久しぶりにアメリカのカメラ商にメールを出してみるか……いやいやいや……それをやったらまたカメラバカ一代に逆戻りじゃないですか。もうそんな生産性のない生活にはおさらばしたはずだぞオイラは。
 そうなんですよね。私のライフスタイルには生産性がボッコリと欠落しているのであります。わかってはいますよ。お金はお金を生むように使うものだってのは。
 時とともに価値が低減していずれはゴミになる−−そんなものを買っちゃいけないんですよ! そんな消費生活を続けていたらビンボーになっちゃうでしょうに! ただの消費は罪悪です! お金にお金を生ませて不労所得でメシを食う! そういう人に私はなりたい! なるのです!
 ハハハ。冗談めかして書いていますけどね。こういう先の見えないご時世ですとお金の用途を含めて自らの生活を総点検する必要があるのだなぁと。簡単に過去からの長い生活習慣が変わるわけでもありませんが。でもその生活習慣が今の生活において種々の厄介な問題を起こしているのはまぎれもない事実ですわな。
 キリストさんは言いました。金持ちが天国に行くのはラクダが針の穴を通るより難しいと。
 それがどのような文脈で言われたのか知りませんし私はお金持ちでもありません。でも金銭があたかも神であるかのように万能の社会で生きておりますのでね。生き方を変えようとしたらお金に対する態度を変えてしまうのが手っ取り早くて効果的ではあるに違いないと思われます。
 ですからお金持ちは長年お金持ちであった過去のお金への態度を悔い改めてですね。できることなら巡り巡って私の懐が潤うようにお金をジャブジャブと使っていただきたいものだなぁと。そのように切に望む亭主なのであります。
 

2011/07/21

ついでに一言
 
 お金の有無は天国に行くのと直接の関係はないんじゃないのかなと思われるのですが。
 


おまけにもう一言
 
 ならばお金がない人は全員天国に行けるのかっつーと……幼稚な話になりそうですからやめときます。