あるがままに・そのままに

—鬱陶しい亭主の場合—

HOME | 200807-201006 | 第309話 

第309話 世間とのズレ

第309話 世間とのズレ
 
 どうもこのところ世間の人の感覚とのズレを感じるようになっています。心配で心配でたまらない人の気持ちが分からなくなってきたようです。
 どうやらそのために配慮が行き届かずに仕事の上でトラブルに発展してしまったと感じることがあるのです。これ以上話をしてもダメだなと話を打ち切ると「はしごを外された」と感じる人もいます。私の感覚では何の問題もない案件で適当に話を聞いていると「親身になってくれない」と怒りだす人もいます。
 たいていの人はまず感情を満足させることが最大の目的です。その一方で私は感情を満足させることに意義を見い出せなくなっています。その挙句にトラブルに遭ってテンヤワンヤです。困ったものです。
 この先も私はどんどんズレていくのでしょう。トラブルを起こしまくりになるでしょうからサッサと退職して別の商売を始めようかと思うこのごろです。でも世間の人を相手にする限りは別の商売もへったくれもないですわな。結局のところは出家がいいのかもしれません。
 どこで目にしたか忘れましたが「悟ると出家したくなる」という表現に出会ったことがあります。「出家すれば悟る」とは書いていないところが絶妙ですな。
 まあ何はともあれ自分の身の振り方を考えるようになった亭主であります。ひょっとすると定年まで今の職場にいるのは不可能なことなのかもしれません。
 

2009/02/01

ついでに一言
 
 感情を大切にしているから感情から逃れられない。当たり前ですよ。
 


おまけにもう一言 
 
 もちろん私は悟ってはいません。その点は誤解のないようにお願いします。ただ世間様とズレているだけです。