第138話 蛭
第138話 蛭
「自分」という言葉の定義をあいまいなままにして書きます。ご容赦を。
とても不明瞭な書き方になりますが「自分」とは「自分」に食らいついている大きな蛭(ヒル)のようなものなのではないかと思っているところです。何やら「自分」は過去ずっと「自分」にチュウチュウチュウと吸われ続けてきたような。
生まれたときから一緒だからと言いますか物心ついたときから一緒だからと言いますか物心そのものだからと言いますか・・・・とにもかくにも「自分」は ずっと「自分」にへばりついていますのでこの「自分」とは本当はヒジョーにヤバヤバなものだということに普通は気付かないだろうと思います。
気付かないままにその蛭が丸々と太って育って挙句の果てに「自分」は「自分」に吸い尽くされて吸い尽くした「自分」が吸い尽くされた「自分」に成り代わってすっかり「自分」として振舞っていたような・・・・そんな気がします。
この蛭を「自我」という用語に置き換えて良いかどうか今のところ分かりません。置き換えたら置き換えたでどうせまたその定義に問題が出てくるのですし。
しかしよくよく自分を見てみると自分にはとんでもなく危険なものが生まれつき憑いていたことが分かるということです。数日前これに気付いたときにはゾッとして数分間鳥肌が立ちまくりでした。
皆様はどうなのか知りませんが私が他人様を見る限り「ああ。この人はすっかり吸い尽くされちゃったのね」と見える人が多々おられます。蛭には重々気をつ けてくださいねと言ってもその相手がまさにその蛭だったりしますので注意を喚起してもまったく無意味だと思えます。
はい。今回も意味不明。もっともっと筆力が欲しい亭主なのでありました。
ついでに一言
もともと意味はないのかもしれないけれどかつて物書きを目指した身としてはもっと巧く文章を書きたいのですよ。
おまけにもう一言
でも書けないのですよ。