あるがままに・そのままに

—鬱陶しい亭主の場合—

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第129話 可哀相だが死んでくれ

第129話 可哀相だが死んでくれ
 
 やはり3月は多忙です。ようやく連休を取ることができました。ふう。
 さて。このところの心境ですが・・・・可哀相だが死んでくれ・・・・といったふうです。
 あれやこれやをひっくるめて「煩悩」と総称してしまうのが楽ですからいろいろな意味をこめて煩悩と言ってしまいますが私は煩悩が好きです。煩悩を愛しています。煩悩を手放したくありません。
 しかし少しずつ煩悩から引き剥がされているのです。煩悩そのものは厳然としてあるわけですがその煩悩を見る目がとても冷たいのです。
 語弊が大きいことを承知で書きますが煩悩は可愛いものです。しかしながら私は煩悩をどうすることもできません。煩悩の面倒を見ることができないのです。煩悩をオンブしてダッコしてきめ細かい世話をすることができなくなりました。
 このところつくづく思いますが私は悟りへ向けて努力してはおりません。それこそ暗闇から石を投げつけてやりたい相手がゴロゴロいますので・・・・。
 そんな私ではありますが残念なことに煩悩から引き剥がされるばかりです。煩悩はすぐそこにありながらどんどん遠いものになっていくように感じています。 私は煩悩をどうすることもできません。私は煩悩を見殺しにすることになるのでしょう。上で書いたように「可哀相だが死んでくれ」と煩悩に対して言わざるを 得ない状況です。
 悟りといっても何を悟るのか知りません。ただ何もせずに自分を見続けてきたら煩悩に対してやたら冷淡になってしまいましたというだけのことです。
 今の私はそんなありさまです。ではまたそのうちに。
 

2006/03/19

ついでに一言
 
 もうすぐ多忙な3月も終わる。月日は必ず過ぎる。
 


おまけにもう一言
 
 煩悩を見殺しにするって結構キツイですよ。私はそうなってしまって本当に良いのでしょうか。わかりません。