あるがままに・そのままに

—鬱陶しい亭主の場合—

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第115話 愚かな循環

第115話 愚かな循環

 目の前真っ暗な途方もないどうしようもなさ。人がどうしようもなく抱えこんでしまっているどうしようもないどうしようもなさを一体どうするんだ! というのが問題の核心です。
 ということを前回書きました。一見して奇妙なことにお気付きだろうと思います。
 「え? どうしようもないことはどうしようもないでしょ? どうしようもないことをどうするんだと言われてもどうにかしようがあるの?」
 そうなのです。私は愚かなのでした。
 どうしようもないことはどうしようもないのです。どうしようもないことをどうにかしようとしてもどうしようもないのですからそもそも無理なことをしていたのです。終わりのない悪循環の中を巡るしかなくなっていたのです。
 その悪循環をどこかで断ち切らねばならないという当たり前といえば至極当たり前のことに思いが至らなかったのです。悪循環をとにかく一度中断してみないことには先が開けてこないだろうと思いました。
 ではそれを中断するにはどうするか。
 解答は「放置しておく・手を着けない・そのままにしておく」ことなのですが当初はそれがまったくわかりませんでした。どうしようもないことをどうにかしようともがいていたのですから放置しておくという解答は視野の中にはあるはずもなかったのでした。
 それを教えてくれたのは仏教でした。人間苦なら仏教だろうと思いましたのでネット上の仏教関係のサイトを手当たりしだいに読んでみた結果でした。
 さて。
 どうしようもないどうしようもなさとその対応については少々念入りに書かねばいけないと思っています。今の私の力量でうまく書けるかどうか自信はありませんがそれでも皆様の参考になるはずです。
 とにもかくにも次回をお待ちください。
 

2005/08/30

ついでに一言
 
 衆議院総選挙公示。選挙カーが走り始めた。
 


おまけにもう一言
 
 気温は高いが気分は秋です。