MTBの部屋
タイヤの話

 MTBのタイヤを変えると乗り味ががらっと変わってきます。ミヤタのリッジランナー(’91)とトレックの970shx(’97)、2台のMTBで、いままで使ってみたタイヤを並べてみます。ただ、用途としてはツーリング+街のリなので、レースをやる人には役に立てませんが・・・・

 写真とか残してないので、ブロックパターンとか見たい方は、メーカーのHPでもあたってみてください。↓


   タイヤメーカーへのリンク   パナレーサー  IRC   コンチネンタル(UK:英語)
銘柄(ブランド名) 幅 重量(1本あたり)
※重さはカタログ等で調べてみました。間違いご容赦くださいませ※

・ティンバック2(パナレーサー) 2.0 700g
 ミヤタのMTBについていたブロックタイヤ。当時いろいろな自転車に標準装備されたようです。本当のオフロードタイヤで、見るからにグリップしそうな(抵抗のありそうな)ブロックパターン。走ってみて重いです。この頃は、
MTB=重い
というのが通説だったので、これでよかったのでしょう。僕も若かったし・・・・。そんな訳で、舗装路ではいい音をたてて走れますが、他の人がこれを履いて後ろを走っていると、ずっとダンプにつけられているような錯覚に。
 でも、このタイヤ、未だに売ってるんだなぁ・・・・


・オールテライン(IRC) 1.5 不明 <廃版>
 長距離のツーリングで、ランドナー並みの走行性能を求めて購入。ちょっと細めの1.5幅のセミブロックで、けっこう軽い走り。いいタイヤでした。


・アイベックスII(パナレーサー) 2.0 690g
 センターにブロックが1列についているので、太さと重量の割には舗装路も軽く走れます。これといった特徴はないのですが、使い勝手が悪いわけではないので、すっかりシティライド+河川敷専用(←住んでた所が「シチー」かどうかは疑問ですが)となったミヤタのMTBに長くついていました。


・ブリザード(IRC) 2.1? 900g以上(だったと思う) 
 1991年2月の北海道ツーリング用に購入。メーカーに注文してピンを2倍にしてもらっていました。でも、重い・・・・
 高価(7500円くらいだったかな?)なので、前後2本は買えませんでした。よって、フロントがアイベックスII、リアがブリザードの組み合わせで北海道に行ったのでした。圧雪路はもちろんのこと、アイスバーンやでもきちんと走れるのでびっくりしました(まぁ札幌などでは真冬にままちゃりに乗ってる人もいるくらいなので、びっくりするほどのものでもないんでしょうね)。美幌峠も問題なくクリア! ただ、すべるとフロントから逃げていくのはめちゃくちゃ恐いです。


・ナビゲータープロ(コンチネンタル) 1.9 610g 
 トレックのMTBに標準でついていたタイヤ(フロント)。特にコメントすることなし(あまり使っていない)。アイベックスIIの後継として、ナビゲータープロ(F)+フィエステラ(R)の組み合わせでミヤタのMTBにつけていました。軽くはなし、重くもなし。
 ちなみにトレックのリアについていたのは、同社の「トラクションプロ」というごつごつのオフロードタイヤ(1.9/650g)。これは一度も使ってないので、なんともコメントしようがありません。


・フィエステラ(IRC) 1.95 645g
 トレックのMTBはコンチネンタルのごつごつのブロックタイヤがついていました。別にレースに出るわけではなく、ダートといっても前後のアプローチはターマックですから、こんなにごついタイヤはいらないのです。そこで、トレックを購入したときにそのお店にあったこのタイヤをつけてもらいました。
 このタイヤはツーリング用として売られているようで、スリックではないのですが、「・・日日日日日日日日日・・」という感じのブロックになっていて、転がりの抵抗はかなり少ないです。走行音も静か。そして、いっちょまえにケブラービード。太さがあるので、乗り味は柔らかくて、ダートもOKです(まぁランドナーでダートに行くくらいだから、ほとんどのMTBはOKなんだけど・・)が、ダートのコーナーでフロントが外に逃げるような感じがしました。ツーリング目的ではなかなかいいタイヤなのではないでしょうか?
 と書いておきながらも、乗っているともっと軽く走れるのはないのかなぁと、欲が出てきてしまうのでした。


・シングルトラック390F(パナレーサー) 1.85 390g
 フィエステラがダートでの使い心地がイマイチなのと、軽量化をしたかったので、このタイヤを試しにつけてみました。これは本当に軽いです。ここまで軽くなると、峠の登りが楽になったような気がします。
 ただ、タイヤが薄いようなので、しっかり空気を入れないとふにゃふにゃです。真ん中に連続したブロックがあるので、空気をいっぱい入れると舗装でもストレスなく走れます。ダートはフィエステラよりはマシかな?


・ハイロードS(パナレーサー) 1.75 460g
 黄色いタイヤを見つけて、衝動買い。前後まっ黄色のタイヤは、気分もとっても明るくなります。でもすぐ汚れる・・・・
 スリックタイヤは初めてだったので、その走りのスムーズさには驚きました。
 ただ、ゴムは柔らかいのでしょうか? 和田峠(陣馬山の)の下りでコーナーごとにテールスライドさせて下ったら、あっという間に磨り減ってしまいました。


・ハイロードコンペ(パナレーサー) 1.5 380g
 10歳以上年下の大学生と一緒に走ることになり、もうすっかりおじさんとなってしまった僕は、ぜひみんなについてゆける軽いスリックタイヤを履こうじゃねーか?とあれこれ物色してみました。
 雑誌では「つーきにすと」というタイヤが評判になっていたので、早速ネットで調べると、500g以上の重量が・・・・ちょっとこれでは大学生に太刀打ちできそうにありません。
 次に考えたのは、パナレーサーのT-serv(1.25幅)です。結構いい値段します。
 
+(プラスの点)軽そう。重さも265g/本。これならみんなについてけるぞ!
黄色があって、見た目がかっこいい。
−(マイナス点)細い。夜間走行で段差が心配。前の人が急ブレーキかけたら止まらなそう。

 自分が今まで履いた中でいちばん細いタイヤはランドナーの650×35Aなので、ちょっと1.25は細すぎるのかなー、ちょっと頼りないなぁ、と思いました。ナイトランもあり、事故起こしちゃ困るしなぁ。
 そこで、1.5幅のを探すと、同じくパナレーサーで「ハイロード」というのがありました。おまけになんと「コンペ」という軽量版があります。これは重さ380gです(実測も380gでした)。フツーのハイロードより30gも軽い! シングルトラック390より軽いのね。おまけに1.5幅なら割と太めで、そういうコは僕の好み・・ではなかった、段差があっても問題ないね、という事で、決定!。「サイクルベースアサヒ」というところのネット通販で2160円でした。T-servより1000円/本も安いので、おサイフにも優しいです。「コンペ」はビードがケブラーなので、小さい箱に入ってます。

(つけた感想)やっぱりブロックと比べると静かですね。すーっと走ってゆきます。登りはやっぱり軽いです。太さはぱっと見細いですが、すぐ慣れました。ちょっとしたダートなら平気そうです。オンロードなら、テント積んでも問題なさそうです。正直言ってもうブロックには戻れない・・(←楽をすると堕落する見本みたいですね〜)
 乗り味では、リアのクッション性が悪くなったので、少し違和感があります(路面のごつごつを拾う)。1.5でこのくらいですから、1.25だともっと違和感大きいんでしょうね、きっと。
 でも、街中でユッチンソンのスリックはいてた若いのにぶち抜かれました。T-servにすれば良かったかな?ああ悔し。。。


・T-serv(パナレーサー) 1.25 265g
 というので、悔しくて結局買ってしまいました。同社のパセラ(1.25)とどう違うのかわかりません。色は赤です。取り付けてみると、幅は細いのですが、高さが割とあるので、買う前に予想していたほどの違和感はありません。フロントのみ使用ですが、使用感は、う〜ん、軽い・・・のかな?


・パセラTG 1.75  460g
 フィエステラのサイドが切れてだめになってしまったので、その後継ということで購入。もうあんまりダートも行かないだろうし、もしダートの登りでグリップしなかったら、歩いて自転車を押せばいいのかな、と思って、このブロックがあるのかどうかわからないタイヤにしました。未使用です。




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