僕の旅のスタイル
*****こんな風にしてました
※参考にする際は自己責任でおねがいしますね※
<航空券の手配>
いわゆる「格安航空券」を売っている所で購入してます。まずはじめに「行きたいところ」と「日程」があるので、それが具体化した時点で複数の会社に電話をしていくらくらいになるのか聞いて、一番安い所にしています。<自転車の運搬>
HIS、マップツアーなどに電話していますが、最近はエアリンクトラベルで決まることが多いです。
ただ、格安券はけっこう直近(3ヶ月前とか)にならないと買えなかったりするので、もっと早くから席を押さえておきたいようなときは、ゾーンペックス(正規格安券--たとえばJAL悟空のようなもの)だと1年近く前から予約ができるようなので、それを利用したいです。ちょっと値段は高いけど、席さえ押さえておけば「どこにも行けない!」というつまらないお休みをすごさないでもすむでしょう。
これに関しては詳しい人が他にもたくさんいるでしょうから、そちらを参照してください。
成田まで電車で行くので、輪行袋に分解した自転車が入ってます。それをそのまま預けておしまい(!)
基本的に追加料金は要らないはずです。ただ一度だけ、ジュネーブ空港で150(スイス)フラン払いました(約1万3千円)。ただ単に「Bike 150」となっていただけでしたが、「自転車の金を払ってレシートを持ってこなければ搭乗券を発券してやらない」と言われたので、しぶしぶ払いました。旅行の最後で日本に帰るときで、たまたまお金が余っていたからよかったようなものの、痛かったっす。
預ける荷物の重さ制限は20kgまでとなっていましたので(少なくとも2000年までは)、それを超えると超過料金が必要となる決まりのようです。ただ、預けたときに空港で見ていると、いつも限りなく30キロに近いのですが、今までは見逃してもらっていました。
荷扱いは手荒なケースが多く(体重0.2トン位(見た目の推定)の大男が放り投げるのを見たことがあります)、受け取ってみてみると○○が曲がってる、ということがときどきあるので、飛行機に乗るときは、
・後ろのディレーラーを取り外す
・タイヤを外したあとの車軸につっかえ棒をはさむ
・外したタイヤのクイック軸を外す
ことをして、輪行袋の中に「銀マット(キャンプのとき寝袋の下に敷く発泡スチロールのマット)」を広げて周りに入れています。銀マットは軽いし丸めて持ち運べるし、便利です。広げて入れないと他に入れる場所がないというのもありますが・・・
いちおう、「壊れ物」の札をつけてもらってますが、これは気休めにしかすぎませんね。クイック軸が曲がって車輪がはまらなかったときは、とても悲しかったです(結局無理やりはめたけど)。万が一何かあったときのために、自転車やさんがあるような街を起点にするといいかもしれません。
成田ではいつも「空気を抜いてください!」と係員に言われてしぶしぶ抜くのですが、そんなことを言うのは成田だけ。日本の国内線では言われないし、帰りの飛行機に乗るときも言われたことがありません。個人的には抜かないでも平気と考えています(根拠はない)。逆に空気抜いたら「リムうちパンク」みたいになっちゃうんじゃないかと、心配です。でももし気圧が下がってタイヤがパンクするなら、ポテトチップスとか預けたら、大変なことになるんですかね?
本音を言うと、向こうの空港についてから、空気を入れるのがめんどくさいから、空気は抜きたくないんですけど・・・・・
自転車は、本当はダンボールにでも入れた方がいいと思います。ただ、そのためにダンボールを調達するのは面倒だし、成田までどうやって運ぶかということにもなってきます。また旅行の途中や帰りはどうするの? と考えると、大変ですね。
成田ではありませんが、自転車を収納する箱を用意しているところもありました(オーストラリア・カンタス航空)。1回で捨ててしまうのが惜しいほどの立派な箱でした。お値段も立派でした(10ドルくらいしたかな?)。
与那国空港にて。自転車もそのままチェックイン
*自転車をそのまま預ける
ポルトガルの国内線ですが、荷物を外して、ダメ元でカウンターに行ったらそのまま自転車のトップチューブに荷札をつけてくれました。けっこう簡単にそのまま載せてもらえるのかも。日本国内でも石垣と与那国の往復のYS11で、輪行しないでそのままのせてもらったことがあります。まぁ、お客さん20人くらいだったからやってもらえたんでしょうけど。
あと、出発ぎりぎりに空港について「輪行する時間がないんです!」と言ってそのまま乗ったこともありました。そのときは羽田についてから輪行しました(ちょっと格好悪い)
そもそも、輪行って、日本の鉄道にのせるための制度だとおもうんです。だから、海外では「輪行」なんて制度があるんでしょうか? 空港で輪行袋を持っている外国人って、見たことないなぁ・・・
旅行の期間が短いので、基本的に国内のサイクリングと変わるところはありません。必要最低限の工具と部品です。大きなトラブルがあったら、ヒッチハイクでもするしかないでしょうね、きっと。<持ち物(キャンプ関係他)>
ただ、飛行機で曲がってしまったこともあるので、クイック軸の予備は持ってゆきます。替えチューブは持ってゆきますが、タイヤは持ってゆきません。もしタイヤのサイドが切れてしまったらどうしましょうかねぇ? ガムテープでも張りましょうか。
ざっと記すと、こんなところでしょうか?
- 替えチューブ・パンク修理のパッチ(タイヤレバーは持たない・・・素手でタイヤを外しちゃうから)
- チェーン切り・ニップル回し(どちらも使ったことない)
- 予備のアーレンキー(4mm・5mm・6mm)
これも国内でキャンプをするのと同じものを持っていきます。使い慣れた方がいいですから。
キャンプ道具ってけっこう重くてかさばります。テントが2.7kg、シュラフとシュラフカバーで1.8kg、その他、自炊用にバーナーとコッヘル(鍋)、フライパン・・・あわせると6kg以上にもなってしまいます。旅行期間が短いので、この重さはけっこう堪えます。ぜひ海外でもキャンプをしてみたい!というならまだしも、安宿に簡単に泊まれるような地域では思い切って持たないのもいいかもしれません。
だいたいこんなものを持って行きます。テントマット、ランタンは持っていきません。
- テント・・・ユーレイカのスカイライト(2人用←床が2.1m×1.5mのドーム型)
- シュラフ・・・たぶんイスカのだと思う、3シーズン用のもの(弟のものを勝手に使ってしまってる)
- シュラフカバー・・・IBSイシイスポーツ(有名なICIではない)のゴアテックスのもの。夜露でシュラフが濡れないように。ちなみに500g近くある。もっと軽いのがいいな。
- コッヘル・・・メーカーはわかりませんが、四角い2個セットのもの。テフロン加工済みでべんりです(ちり紙で汚れがふき取れる)。
お鍋の中にプリムスのコンパクトバーナーを入れて持ち歩いています。- フライパン・・・柄が折れる小さいもの。ニュージーランドで大活躍(これは学生時代の話ですが)! 毎日朝晩ステーキを焼いて食べていました。ソーセージ用にも。
*ガスバーナーのはなし*
僕は普段プリムスの小さいバーナーを使っています。片手にすっぽり入るようなものです。軽量コンパクトなので、それを持ってどこでも出かけたいのですが、1つ問題が。
燃料のガスボンベ(プリムスとかEpiとかの缶)は飛行機に積み込めないので、現地で調達することとなります。ただ現地で何が手に入るかは行ってみないとわからないのです。今はネットで探しまくるという手もあるかもしれませんが・・・ そして、あまりプリムスの缶が見当たらないのです。Epiとはネジ山が同じようなので、使って使えないことはないのですが、お勧めはできません。また、短い日程の中、ガス缶探して半日潰してしまうのは、あまりにももったいないです。外食で済ませられるならそれでもいいかも。
僕が愛用しているのはMSRのマルチヒュエルのバーナーです。これはホワイトガソリン、レギュラーガソリン、灯油等いろいろな燃料が使えるということで、カナダに行ったときにバンフの町のアウトドア屋さんで購入しました(プリムス缶がなかった)。たしか当時日本の半額くらいだったかな? 火力はけっこう強くて、「ごわぁぁぁぁ」とものすごい音を立てて火を出します。
燃料は、レギュラーガソリンを利用しています。車が走っているところなら、どこでも手に入りますから。おまけに安い!350cc一瓶で40円しませんから。日本国内だと灯油を使うともっと安い(リッターで50円違う)です。ただ、カナダのガソリンスタンドで「けろし〜ん!(灯油のこと)」と言ったら、アウトドア屋さんを紹介されたので、どこでも灯油のタンクを持っている日本のスタンドとちがって、海外では灯油はメジャーじゃないのかも。
欠点としては、
- けっこうすすが出るので、お鍋が真っ黒になること。
スペイン・セビリアの安宿であまりにも寒かったので部屋の中でつけたら、部屋中すすだらけになってしまいました(←室内で使うのは、はっきり言ってやばい。決して真似しないように)- 「とろ火」にすると「じゅぶじゅぶじゅぶ」と言って黒い煙を上げて不完全燃焼(?)してしまうので、お米を炊くのにちょっと苦労します。ブロックとかを集めて五徳にして火から離すとか・・・
これは人によっていろいろあるかと思うんですが、僕は基本的に「購入(又は立ち読み)」+「図書館で借りる」+「コピー」で対応しています。なぜって? 重いから。いちどガイドブックの重さをはかりで測ってみるといいかと思うのですが、とにかく重い! せっかく他の荷物を軽量化しているのに・・・。
いろんな観光地や名所旧跡をまわる人には必需品でしょうが(地球の歩き方にひとつひとつチェックしてた人がいて、びっくりした)、僕は風景の中に身を置いておきたいタイプなので(←文化的なものにはめっぽう弱い)、あまり必要性を感じないんですね。ガイドブックよりも、現地で購入する道路地図のようなものを重宝しています。
今ならみんなインターネットで調べてプリントしてしまえばいいんだろうな。
ただ、全くいらないか?というと、そんなことはなくて、各国の基本的な情報や、宿の情報については重宝してます。スペイン行きで飛行機が13時間遅れの深夜に空港に着きそうだったので、急遽成田で昭文社(ツーリングマップルでおなじみ)の「個人旅行」を購入したのですが、そのときはホント、ガイドブックに救われました。
必要ならば、現地で他の日本人旅行者に見せてもらうという手もありますね。女の子ならなお好し(笑)。 あとは、旅の前のイメージ作りに・・・なので写真がキレイな本が好みです。また帰ってきてから見直すと面白いし、記憶というものは消えてしまうので、必ず1冊買っておいても良かったなぁ、とあとになって思ったりするのでした。
※おまけ
地球の歩き方(ハングル版)を持ってる女の子発見!
「(日本語で)こんにちは!」
「・・・??」
「(カタコト英語で)ごめんなさい、日本で有名なガイドブック持ってたから、日本人かと・・・・」
・・・・・・それだけです。すいません。
旅行中に持っていくお金はどうするか?
全部現金だと、なくしてしまったり盗られてしまったりすると、どうしようもありません。そこで、トラベラーズチェック(T/C)を作っていきます。トラベラーチェックは、街中の銀行でも米ドルくらいは作ってくれるようですが、他の通貨の場合は場所が限られるようです。当時は東京三菱銀行のトラベルセンターか、シティバンクか、空港にある銀行くらいだったように記憶しています。今は郵便局でもあちこちのトラベラーズチェックを作ってくれるようです。
シティバンクに口座を作っておくと、トラベラーズチェックの発行手数料(通常1%位)が無料になるそうですし、外貨預金をしているとその通貨を直にT/Cにできるとのこと(ですが、常に口座に一定のお金が入っていなければ口座維持手数料がかかるので使ったことがありません)。
通貨の種類ですが、行く国の現地通貨であればいいのでしょうが、日本で換えると為替手数料が気になるところ。今なら、ドルかユーロでも持っておけば問題ないんじゃないでしょうか。為替手数料がかからない日本円のT/Cというのもあります。 なくしたら再発行してくれる、とはいうのですが、実際なくしたことがないので、具体的な手続きや何日くらいで再発行できるのかはよくわかりません。旅行の日程も短いので、再発行できなくても、最悪、日本に帰るまで小銭やクレジットカードで何とか持ちこたえればいいのです。悔しいかもしれないけど、有給休暇で旅行している身。旅行中も給料が入ってきますから(笑)
もっていったT/Cは、現地の銀行や両替所で換金してもらってます。
現地のATMでお金を直接おろせるサービスをしている銀行もあるようですが、海外のATMはちょっと恐いですね。
旅行に行く前にどこかに入っておけばいいと思います。行きの成田空港でも取扱っています。事前に入っておけば、家から空港までも補償されますが、証書を忘れないようにしないと・・・
JTBで取扱っている旅行保険は、海外のJTBの支店を窓口にできるようなので、便利かもしれません。
ただ、セットものは、携行品損害の補償額がずいぶん高い(そんなにいいものを着ていかないし、高価なものも持っていない)ので、削ってしまう。病気で死ぬこともまずないだろうし、現地でかかったとしてもすぐ帰ってきてしまう(帰ってくれば健康保険が使える)ので、これもそんなに高額なものはいらない。普段から充分な生命保険に入っているなら、死亡保障もそんなに高額なものはいらない、と考えて単品で削っていくと、結構保険料が手頃になってきます。
とはいえ、くれぐれも保険のケチりすぎには注意しましょうね。
う〜ん、これはどうしていたかなぁ?
腹巻き状になっている貴重品入れがあり、その中に航空券と一部のT/C(ほとんど使わないようなもの)を入れていたような気がします。
なにぶんものの管理は苦手なので、旅行のはじめと旅行の終わりでは入れている場所が違っていたりする(←ええかげん)のです。
たいていの場合、常に体から話さないところに入れているので、結構背中にしょってる小型のザックに入っていたりします。なお、ベルトポーチは使わないようにしています。一般的に危険だと言われている以上に、空港の手荷物検査で機械に通してそのまま受け取らずに行ってしまったことがあるから(笑)。ちなみにそのときに入れていたものは、飛行機の切符の半券とちり紙(使用済含む)とお守りだけだったので、気づいて取りに行って中のものを説明しろと言われたとき、少し恥ずかしかった・・・・
お金については、財布を使わずにポケットにただつっこんでおくだけにしておきました。あまり財布を使っている人を見ないので、それに習ったやり方です。が、その調子でパスポートもそのままポケットに入れておいたりです。こうすると、汗でみんな濡れてしまうんですけどね。
基本的には、現地で宿は確保です。まぁ「飛び込み」に近いです。
その日どこまで走るかって、天気や体調にもよりますから、事前に決定して予約するのはちょっと面倒かな。というわけで、行き当たりばったり。
泊るところは、ユースホステルか、キャンプ場か、「歩き方」によく載っているような安宿。一人の場合はユースホステルかキャンプが多いです。相部屋だと泥棒さんがいたりとか色々心配かもしれませんが、とりあえずそういう目にはいままで遭わずにすんでいます。
ただ、初日の宿については、現地の空港に着くのが午前中でもない限りは、行く前に手配するほうが気が楽ですね。今ならインターネットで予約等できるんでしょうね。
○初日の宿
- カナダ
YHを日本から予約しよう(当時は有楽町そごう(今はない)に端末機があり、世界の特定のYHが予約できた)としたら、システムがダウンしておりできないと言われ、結局飛び込みでバンフのYHに。- スイス・フランス
初日のチューリッヒと、最終日のジュネーブのYHを上記の方法で日本から予約。- ニューカレドニア
ホテル付のパッケージツアーなので、送迎+代理店の日本人付(らくちん!)。- オーストラリア
YHに飛び込み、しかし満室で断られたので、町はずれのキャンプ場へ(自転車なので街から距離が少しくらいあっても大丈夫)。けっこう楽しいキャンプ場でした。- マレーシア
深夜着の飛行機だったので、空港で夜明かし。クアラルンプール空港の1階ロビーにはタクシーの客引きがたくさんいました。4階にカフェがあったので、寝ずに夜を明かしました。- スペイン
マラガに昼前に着く予定が、飛行機の大幅な遅れで深夜着となってしまい、さらには預け荷物が全部出てこないトラブルが。知らない町だったので、ガイドブックに載っていた高そうなホテルにタクシーで行き、飛び込み。随分高そうな内装でしたが、料金は日本のビジネスホテル並でした。 (以下続く・・・かな?)