2001.11.22 written
 2001年11月18日から19にかけて,それはやってきた。僕のキャンプ仲間夫妻が星好き
で,まえまえからそれの襲来については耳にしていた。そう,しし座流星群である。  
 その夫妻,奥さんの方は,肉眼で見るみるというまあ一般的な楽しみ方をしているが,
夫の方は「流星の電波観測」という,先進的なプロジェクトに参加している。自分は今回
それを初めて知った。
 しし座流星群といえば,2年前だったか,かなり騒がれた覚えがある。その時自分は,
アパートの屋上で一人で見ていた。しかし,2つしか見えなかった。その「2つ」というのも,
一人だったのであまり自信がない。しかし,今回は,その時の微妙な思い出を吹き飛ばし
てしまうような情景が見られた。場所は茨城と千葉の境目・利根川の河原付近(取手市)。
19日午前2時から4時くらいまで粘った。
 一つ思い出したこと。
        去年の夏だったか,キャンプのボランティアでの話。
     「僕は絶対流れ星を見たいんだ」といっていた男の子がいた。
   夜の活動があった日に,残念ながらその男の子のいた班はきもだめし
  をやることになり,星を見る時間がなかった。夜の活動が終わり,スタッフで
     ミーティングをしているときに,その子来て,
  「星を見たい」といった。(半泣きで)。
   そして,その班のスタッフと,男の子と,自分の3人でナイトハイクに。
             
       しばらく坂をのぼり,見晴らしの良いところで寝転んだ。
           スタッフとその男の子の間に,「一つ見たら帰ろう。」
   という約束がかわされた。

    結構時間はたったと思う。
        最初は3人で和やかに他愛のない話しをしていたが,
      本当に見えるのか,だんだん微妙な雰囲気になってきた。
         大人の立場としてはどのような態度をとるべきか。
        自分がある程度の責任を持つ立場に居たので,迷った。
     自分から「諦めよう」とはいえない。
     子どもはきっと信じている。
         後で聞いたら,スタッフも,動揺に迷っていたという。

          そういって悶々と無言の時間が続いた後,
              空にきらりと一つの星が流れた。
               3人とも同じ星をしっかりと見た。

      今回の流星群の風景は,かなり貴重なものであったが,
        一つにかけたこの時間も,同じくらい貴重だった。


まじめな流星                        あやしい流星