緩やかにカーブした舟形天井
 〓繊細で女性的な町屋造り

★見どころ
明治40年川原町の名工西田伊三郎(ニシダ・イサブロウ)により建てられ、昔の造り酒屋の面影を伝える華麗な商家。
土間の吹き抜け部分で、大黒柱を中心として構成される梁組と高窓から差し込む光がもたらす陰影に注目。昭和52年米国の建築界の巨匠チャールズ・ムーアが「自分が見たうちでは最高の日本建築である」と激賞した。
吉島家は、日下部家と相接しており明治8年の大火で焼失し、再建された。しかし、30年も経たないうちに、明治38年また焼失した。


★吉島家の歴史
吉島家は天明8年(1784)に、初代重兵衛が高山に居住したのがはじまりで、代々酒造業を営んできた家で、酒神を祭る三輪神社の杉玉を軒先に下げている。江戸後期頃から生糸繭の売買などで栄えた。
入口にかかる紋のついた暖簾は、幕府に多額の運用金を献じたことによって賜わったもので、身もとよろしき豪商であったことを示している。(左)