〓男性的な江戸時代町屋造り〓

★見どころ
明治12年高山随一の名工 川尻治助(カワジリ・ジスケ)が江戸時代の建築様式そのままの邸宅を造り上げた。
切り妻造り段違い二階建て、一部抜きの総桧造り。豪快に組み上げられた梁組と広い土間が表す空間美。
高窓から差し込んでくる光と共に移り変わる梁組の陰影のリズムの変化に注目。


★日下部家の歴史
日下部家は、天領時代幕府(代官所)の御用商人として栄えた商家で、屋号を「谷屋」といい、嘉永5年には、役所の御用金を用立てする掛屋〈かけや〉をつとめ、後には両替屋を営んだ。飛騨の旦那衆のなかでも屈指の名家であった。町年寄りも務め、明治4年の小作米は230石に及ぶ。 当時の邸宅は平屋であったが、明治8年の大火で類焼した。

詳しくは、日下部家HPへ
吹き抜きの梁組(はりくみ)
梁(横柱)と束柱(梁に垂直の柱)の豪快な木組
敷地内の土蔵には、家伝の美術品をはじめ、根付けで有名な江戸時代の名工松田亮長の作品「籠の渡し」「蓮の実」も展示されている。一見の価値あり。

二階から中庭を望む
歴史の重みを感じさせる神棚
家紋の入った土蔵の扉(下)