河合村角川の柏木昭人さん宅(いなか工芸館の裏手)では、雪さらしが最盛期。家の軒下は、漂白したコウゾ(楮)の皮を自然乾燥している。

 河合村では約800年ほど前から和紙の紙すきが始まった。
山中和紙が村の名産品となり栄えたが、現在は唯一柏木さん一軒となってしまった。和紙の原料となるコウゾ(木)を秋に収穫し、蒸して皮をむく。大寒を迎える頃から、雪の上に2週間ほど寝かせ、天日にさらし自然漂白する。この作業は、2月いっぱい行われる。雪がたくさんある地方独特の知恵である。この皮を煮込むと紙すきの材料になる。出来上がった和紙は障子紙やはがきなどに使われ人気が高い。
茶色い皮も、やがてまっ白に漂白されてしまう。