中部山岳国立公園のひとつ、新穂高の紅葉を紹介します。恵比須の郷から車で1時間半、ここは上宝村新穂高温泉の終点です。標高1117m.。わずか13分30秒で、標高差1,036mを登り切る新穂高ロープウェーは、高低差において日本一です。西穂高口駅は、対岸にそそり立つ錫杖(しゃくじょう)岳(2168m)とほぼ同じ高さです。いかに高いかがわかります。西穂高を下りてゆくと、裏側に位置する上高地に達します。
 西穂高口駅に隣接する千石園地周辺の紅葉は10月上旬から、乗り継ぎ駅の鍋平高原(1300m)周辺の紅葉見頃は中・下旬。

詳しくは、新穂高ロープウェイHPへ
西穂高口駅屋上展望台からの眺望 左:笠ヶ岳〜槍ヶ岳
千石園地の向こうの高い山は奥穂高岳(3190m)
鍋平高原の紅葉:自然散策道にて
紅葉が過ぎた千石園地の白樺
千石園地の外はクマザサとシラビソの林
平成10年度導入の2階建てロープウェイ(定員120人)
教えてくれない新穂高ロープウェイの裏話
このロープウェイは、当初の計画では現在の位置ではなく小鍋谷の奥〜西穂高山荘南綾〜上高地を結ぶ「西穂高ロープウェイ」と仮称されていた。昭和39年に厚生省へ出された事業認可申請は、長野県と厚生省の強い抵抗にあった。反対理由には、上高地をはじめ長野県の経済的・感情的な要素が多分にあって、見え透いていた。厚生省は、地元長野県の反対をうけるかたちで、この計画の再検討を求めてきた。しかし、関係者の粘り強い働きかけによって、現路線の新穂高温泉〜千石尾根という案が申請されたのは昭和43年であった。45年7月15日開通。安房峠トンネルが開通した今でも、長野県側の道路整備が遅れているのは、観光経済が打撃を受けかねないと消極的であるから?

<熊にかまれて労災認定>
ロープウェイの建設工事中に、日本ではじめて熊にかまれて労災になったという事件も発生した。親子連れの月の輪熊が近くを通るのを見つけ、あわてふためいた労務者は、一目散に逃げた。逆に熊の方もびっくりし、同じ方向へ逃げ労務者が木に足をとられて倒れ、足が上がったところをガブリかまれたという。この森林地帯は熊の生息地なのです。入山者はくれぐれもご注意下さい。
混浴露天風呂「新穂高の湯」をのぞいて見る
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