岐阜県は山国の飛騨地方と平野の美濃地方に二分され、生活・文化が大きく異なります。飛騨地方の土地の広さは鳥取県に匹敵し、大きく3つの水系があります。荘川村、白川村を流れ、富山県高岡市へつながる庄川水系、宮峠を分水嶺として高山、古川を経て富山湾へ注ぎ込む宮川水系(神通川水系)、萩原町、下呂町を経て木曽川へ通じる飛騨川水系です。文化は、川に沿って上ってきたとも言われ、それぞれ特徴があります。飛騨は東西言語圏の接点に位置していますが、交通の便が悪く必然的に他の言語圏との接触も少なく素朴な言語文化を守り続けてきました。昭和9年、鉄道高山線(現 JR高山線)が全線開通してからは物資の輸送、人の往来も盛んになり、生活様式にも変化が見られ、さまざまな習慣が姿を消しました。言葉も標準語が増えてきて、使われる方言は減りつつあります。

 飛騨地方の方言は「飛騨弁」と呼ばれています。高山、古川を中心として栄えた文化から広がっています。水系により色々な文化の影響を受け、「飛騨弁」も代表的な部分は同じでも呼び方が異なったり、アクセントが違ったりします。このHPで紹介している古川の方言も、代表的な「飛騨弁」ですが高山とは少し異なるところもあるので、あえてこだわり区別して「飛騨古川の方言」としています。 一般には「飛騨弁」と理解していただいて構いません。
赤い斜線の部分が飛騨地方
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