越前大野(福井県大野市)と飛騨の共通方言
越前大野と飛騨高山とは町づくりの基本となる、町の区画割りに、寺町、商家、職人の住む区域をきめるなど、共通点が多い。


なぜでしょう? それもそのはず・・・


飛騨を平定した金森長近は羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)の家臣で、1575年越前大野を与えられ大野城の建設に着手しました。そして城下町づくりに取り組み、12年間治めていました。しかし、今度は1586年8月より飛騨を治めることになりました。金森長近が高山に入ったとき家臣とその家族が、何百人と、越前大野から長近について移住してきたのです。生活のどこかに影響を受けているかもしれません。例えば、方言を調べてみると、同じ方言がたくさんありましたただし、共通の方言が全てこの時代に入ったとは断定できませんが、地域の親近感を覚える事でしょう。    (参考  「飛騨 金森史」より )
共 通 方 言 標 準 語 共 通 方 言 標 準 語
 あさっぱら  朝から  ちびたい  冷たい
 あわさい  間  ちょっこし  少し
 いのく  動く  ちびっと  少し
 いのかす  動かす  じべた  地面
 いしな  石  どづく  なぐる
 えがむ  いがむ  どんだけ  どれだけ
 おつい  お汁  どく  退く
 おつけ  お汁  何ねもならん  何にもならない
 おっちょこちょい  軽率  ぬずく  のぞく
 おぞい  悪い、  ねぶとなる  眠くなる
 おまえんとこ  お前の家  のくたい  ぬくい
 おもたい  重い  ひぼ  ひも
 おんなじ  同じ  へがむ  ひがむ
 がんど  鋸の大きいもの  ほったらかす  なげやりにする
 かえりしな  帰る時、帰りがけ  みしろ  むしろ
 きやす  消す  ももた  股
 ぎっちょ  左利き  さむぼろ  鳥肌
 けぶたい  けむたい  さむけ  鳥肌
 けつべた  尻    
 けなるい  うらやむ  バンドリ  むささび
 ごうがわく  腹が立つ  アリンコ  あり
 ごんぼ  ごぼう  コメムシ  穀象虫
 さべる  しゃべる  コケ  きのこ
 さかしま  さかさま  ホタルグサ ほたるぶくろ
 つばき  つば    
 てむずり  もてあそぶ
 さべりばち  よくしゃべる者
 しと  人
 しみる  こおる
 せばい  せまい
 そんね  そんなに