第5回TOSS全国850会場一斉セミナー新潟・新発田会場
 
 
 
 
 
 
 
第3講座 安定した授業を生む教材のユースウェアはこれだ
 
「あかねこ漢字スキル」のユースウェア
 
 
 

 
        H19.5.6
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                          JHS日本海・TOSSいなほ
                                  松原大介
                            matubara@courante.plala.or.jp
 
 
 

国語の授業を安定させるには
 
 
1 教材
 
 
 
 
 
 
 
2 ユースウェア
 
 
 
 
 
 
 
 
3 システム
 
 
 
 
 
 
 
4 確認の原則
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

初めての漢字スキルの授業
 
 初めて漢字スキルを使う生徒たちに、授業で漢字の学習システムを徹底させます。
 
【1日目・2日目】
○一つ目の漢字を指差しなさい。後に続いて読みます。(音読み、訓読み、部首)
指示1 黒板を見なさい。(空書きをしてみせる)一緒に、さんはい。
指示2 書かれている筆順を見ながら、机の上で指書きします。そう、筆順を唱えながら。
指示3 なぞります。筆順を唱えながら、1ミリもずれないように書きなさい。
指示4 Bのマスにお手本をそっくりそのまま写しなさい。筆順も唱えます。
指示5 同じように3つ目の漢字までやりなさい。
指示6 念のため目を閉じて空書きします。
 
【3日目 テストの練習】スキルの下半分を使用。
指示1 漢字の読み仮名を書きなさい。読めない漢字は下の答えを見ていいです。
指示2 1番を指書きしてごらん。2番、3番と続けます。
指示3 筆順を唱えつつなぞります。横方向に進めなさい。
○机間巡視をし、ずれている漢字に×をつけ、書き直させる。常に励まし続ける。
指示4 写し書きをしなさい。
○最後の段(三段目)は自分でテストをする。下敷で上を隠して書き、採点まで行う。
 
 
【4日目 テスト】
指示1 テスト、名前を書きなさい。はじめ。
指示2 止め。テストを交換しなさい。友達のことを思って厳しく採点しなさい。
   正解か不正解か意見が分かれたら二人揃って持ってきなさい。
指示3 点数を発表します。100点でも恥ずかしい人は先生のところへ持ってきます。
指示4 間違えた漢字だけを裏面に練習します。満点の人は「アドバンテージ」に挑戦し   なさい。
 
【5日目 再テスト】
指示1 前回間違った漢字だけ、2段目の解答欄に書きなさい。
指示2 採点します。隣の人と交換しなさい。
指示3 シールを貼ります。
 
 
 
 
 
 
体験的漢字スキル指導のポイント
 

 ■ 漢字練習は授業でする。 
 
 
 

 ■ 指書きの趣意説明をする。
 
 
 
 

 ■ ポイントは、目を閉じても指書きができるか。 
 
 
 
 

 ■ 採点は生徒相互でするから力がつき、教師もラク。
 
 
 
 

 ■ 点数を発表するから力がつき、記帳も授業中に終了する。
 
 
 
 
 
 
 
 
【参考文献】
・あかねこスキル完全ガイド/向山洋一監修(光村教育図書)
・TOSSランド 漢字スキル最初の指導/田代勝巳    

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