「わくわくセミナー:ワークショップ手法による総合的な学習」



ファシリ




 <西蒲原・岩室中学校「ワクワクセミナー ワークショップ手法による総合的な学習」> 

 ごめんください。新潟県の岩室中学校から参りました、松原と申します。        
中学校は今日は1校かと思いますが、少々場違いな感じを受けております。今、現実的な話を
申しますと、推薦入試まであと10日ということでですね、私もこんなことしていられないん
で、実は年休をとってやってきたという、こういう実態を知っていただきたいなぁと、 今日
は義務教育課長さんもいらっしゃいますので、校長先生には内緒できておりますので、よろし
くお願いします。                                  

岩室中



 それでは、モニターの方を、見ていただきたいと思います。〜モニターを使いながら説明〜
当校、総合的な学習の時間の研究を5年くらい前から始めまして、去年から本格的に行なって
おります。今年行ないましたのが、このまちづくりの単元ということであります。中学校とま
ちづくり、この一見関係のなさそうなことが今年のワクワクセミナーというんですけれども、
今年のうちの総合のテーマです。 何でこんなことをしたのかということなんですけれども、
中学校ぐらいになりますと、ほとんどもう地域から出たいという生徒がたくさんおります。し
しかし意外と地域には今日的な取組みをしている方がいらっしゃるのにそれを知らない。こん
なことがありますので、何とかそういった方と出会わせて地域を好きになってもらいたいとそ
んなことを考えました。                               
 それはどこでやる。それはどうやったらいいのかなあ、やはり総合ではないのかなあ、総合
の中で環境と、福祉、国際理解の単元の一部分にこのまちづくり岩室マイプランとネーミング
して単元を設定しました。去年の総合の健康の単元の開発でやったんですけれども、そこでラ
イフスキルというワークショップをしながら健康のいろんな知識や技能を身につけていくとい
うのを、大手町小学校の実践から知りまして、研修いたしまして、そこでワークショップとい
うものをを知りました。これはいいなぁと考えていたところ、それはそのまちづくりでやって
いるという話しを聞きました。                            
 何かいいのないかなあと思っていたところ、たまたまですね私の友人に県庁の山田はるゆき
さんという方がおりまして、やぶへびの会というやぶへび広場という、皆さんの手元にいって
いるかと思いますが、これを紹介してくださったんですね。ありがとうございます。    
それで、これはいいなあということで、このやぶへびの会に早速入会させていただきまして、
講師をお願いいたしました。早速ですね、うちの中学校用にプログラムをその講師の寺島さん
と山田さんに作っていただきました。それが、これになります。本当はこういう、立派な冊子
になっているんですけれども、こういったものを作っていただきました。そこで、学んだのは
未来効果デザインといった、未来のことを子どもたちがデザインしていくという、そういった
ものをこんな感じでしょうかね。こういうふうな順番で,やっていくと、理論設定、現状把握
素材抽出、未来デザイン、方法立案、情報発信とこんな形で日程を進めていくと子どもたちに
そういったことを学ばせる事が出来るんじゃないかなあと、こういうふうな提案をしていただ
きました。                                     
 これにしたがって1年間やってきたわけです。先日、11月20日ですが、発表会をようや
くもちました。これが発表会のパンフレットになります。こんなふうなテーマちょっと見にく
いんですけれども、作りました。                           
やり方はですね、最初子どもたちに課題を見つけさせるのはとても難しいので、その前に我々
教師自身が、興味関心を持たなければだめだろうということで、教師の方で、こういうテーマ
で先生はやるよ、集まりませんかといって、やるんですね。それで子どもたちにこれを提示し
て、集まった生徒達と1年間やるという、こういう仕組みであります。子どもたちがこれやっ
て、テーマまとめた資料なんですけれども、始まった1年間いろんなテーマでですね、これは
減反から岩室の味噌作りを考えるという転作大豆の実践なんです。 国際理解はかなり苦しか
ったんですけれども、外国人から日本人というのを大使館などにメールを送って調べたりとか
いうようなことをしながら、かなり地域の方あるいは地域作りアドバイザーの方々にアドバイ
スをいただきながら、これを進めて参りました。                    
1年間やってみまして、この方式でやると子どもたちの興味関心は高まるということと、それ
から地域とのつながり、これもかなりできあがる、これは最後先生方に書いてもらったやつで
すが、このKJ法という方法も非常に有効だなぁということを学ぶことが出来ました。   
以上です。ありがとうございました。                         


岩室中