虹の入江 トラブルスタジオ
染井吉乃
小学館
★★★☆
中田譲治×関智一 三木眞一郎 松野太紀 冬馬由美
ずっと聴きたいと思っていたけれど、なかなかチャンスが無く、この度、某御方におねだりして、原作と共にお貸しいただいた作品。
「原作を読んでからの方がいいよ♪」と言われていたにもかかわらず、CDの方から先に聴いてしまいました、ごめんなさい。でも、原作1作目「虹の入江」を読んで、ああああ、やっぱり読んでから聴けばよかったよ〜、と、思ってしまいました。後悔先に立たず。けれど、原作先読みだったなら、もしかしたら希和に智一くんはちょっと違うかも、って思ってしまったかもしれないので、それはそれでよかったのかな、とも思ってみたり。
と、前置きはこのくらいにして、本題。
「シャワーに紛れて・・目を伏せて・・彼の名前をつぶやいて・・自分の手で慰めることもできるけど・・その場しのぎで熱量を開放させ・・・・・」
ちょ、ちょっと待った!タンマ!!今の無し、今の無し!!(錯乱)
・・・お、落ち着け、私。とりあえず息吸え。さ、深呼吸深呼吸。
思い切りかわい子ちゃん声な智一くんのそんな台詞に、うっかり萌え死んでしまうところでした。危ない危ない。
さ、ちゃんと本題。
冒頭は希和(関)の独白で、今までの紆余曲折が簡潔に語られる。もしかして、このままダイジェスト版のような感じで終わっちゃうのかな?と思っていたが、ちゃんと書き下ろし(ですよね?)らしい。ともかくこの希和がもう、メチャクチャ可愛いわけですよ。家庭環境のせいで、いろんなものにコンプレックスを抱いてはいるが、その分、とても謙虚で素直で優しい男の子に育った、という感じで。ブリ声のいい子ちゃん、ということで、多少嫌味に感じてもいいはずなのに、これが全然鼻に付かないの。それどころか、いちいち、きゅ〜ん、なんですよ、いや、参りました。
ストーリーは、ニケさん(中田)の見合い話、という、確かにありがちな話ではあるのだけれど、途中の希和とせっちゃん(松野)ののほほんとしたやり取りだったり、希和のモノローグがあまりにせつな可愛かったりで、ラストまで身悶えながら聴いちゃいました。
最後はもう、勝手にしてくれ!!なほどのラブラブぶり。かなり甘々です。でもね、そのラブラブの甘々がメロメロで悶絶、そんな感じなのですよ。(意味不明)
何度も何度も希和を呼ぶ中田氏の声!もうね、希和じゃなくても膝から崩れ落ちます。そして、拗ねたりはにかんだり、もう、どうにもして!な智一くんに、見事堕ちました、勘弁してください。いや、上手い、上手過ぎる〜!
印象としては、ストーリーはまったく違うけれど、「HELLO!DOCTOR」を聴いたときのような、せつないんだけれどほのぼのとした、余韻の残る感動がありました。
原作の「あなたに届けたいもの」から「夢の天球儀」まで、是非、読んでみたいです。