高校生の稔(櫻井)は、家計のために住み込みで高収入の家政夫のアルバイトを始める。その雇い主は、生活能力が著しく欠落した、けれど日本経済を左右されるとも言われている?人気俳優の江阪(成田)であった。
成田氏の攻めは、個人的にちょっと苦手である。「アンジェ」のアリオスとか「ふしぎ」の哲也とかは、結構好きなのだが、BLではちょっと抵抗のある声優さんの一人かもしれない。それも、コメディとなると、殊更だ。キャラは悪くないと思うのだけれど、声との違和感があり、これはあくまで私的に、だが、ちょっと残念。
稔は、櫻井くんの中でもかなり子どもっぽい部類のキャラだろう。でも、特別な違和感を感じることもなく、彼の心のぼやきも、すべて稔のものであったし、好演であったと思う。
ストーリーとしては、それほど面白みはないのだが、飽きずに最後まで聴かせてくれたのは、何を置いてもBGMのテクニックだろう。稔のモノローグとBGMの絶妙な間が、とにかく上手い。エピソードとしては、飛田氏演じる鳥羽に、稔が一服盛られた際のおかしくなり具合が、結構迫真で、非常によかった。
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