なに?なんだこれ、キショッ!キモッ!オエッ!そんな第一印象。きっと怪しげな新興宗教に嵌っていく若者ってこんな感じなのだと思う。まるでその過程を見せられているような口先三寸の薄っぺらい攻めのセリフに嫌悪感が漂う。これっぽっちも感情移入できない攻めキャラのヒドイ性格。正直言って、もの凄く嫌なヤツ。どんなにおバカでもちょっとした可愛さが垣間見えたりするとそれだけで魅力的に見えたりすることもあるのだが、ていうか、子安フィルターすら効き目がないほどの萎えキャラ。しかも受けキャラが攻めに輪をかけたバカで。純粋と言えば聞こえはいいが、でもやっぱり純粋とバカは違うと思う。ただ、それを演じるのがヘリちゃんなのが泣き所。もう可愛いのなんのって、そのモノローグについつい最後まで引っ張られてしまった。
ストーリーは、小さい頃からピアノをやっているけれど舞台度胸がなく上がり性だという高校生・淳也(宮田)に目をつけたピアニストの彰人(子安)が弟子を口実に自宅に囲っちゃう話。囲っちゃえばこっちのもの的やりたい放題な彰人の口八丁手八丁に翻弄されつつも従順に教育されていく淳也。特別レッスンはまさに真夜中なわけですよ。ここら辺で既にウザいんだけど、その間に割って入る正巳(下野)の存在や彰人の微妙な態度の変化にいちいち振り回され・・みたいな、まあそんな内容で。ストーリーはともかく、これでキャラに少しでも魅力があるならば、ここまでの憤りもないはずなのだが、まあ原作者の名前を見た時点で迷ったのは事実だが、このキャスト、しかも2枚組みという罠にまんまと騙されてしまったわけだ。いや、ほんとに騙されたよ・・・・
どうでもいい脇キャラにミドリンと平川さん、しかも平川さんは子安氏の弟役なのだけれど、なにを考えているのかまったくわからない不思議キャラ。いや、悪い意味でね!しかも最終トラックでホモ疑惑も浮上しているのだが、続編が出たらどうしよう・・・・絶対に買わないけどな!!
これだけのキャストと設定なら、ほかに如何様にも料理のしようがあるような気がするのだけれど、このつまらなさ、むしろこの嫌悪感に対する鬱憤をどこで晴らしてよいのかわからない。彰人のあまりに自分勝手な振る舞いも、そして、「好きという意味はラブだ、肉欲を伴う愛だ、それ以外にありえないだろう」などというセリフも、確かに芸術家チックと言ってしまえばそれまでというか、無理に納得しようと思えばできないこともないけれど、果たして、そこまでの意図と解釈をこの作品自体がリスナーに要求しているとも思えない。ネタCDとして聴くにも笑える要素は皆無だし、こうなってくると2枚組みということが更に怒りを心頭させる。
ただ、エロシーンに限っては決して悪くありません。ていうか、ほかに褒めるところ無いからな!しかし私自身、子安×宮田のちゃんとした絡みは初めてな気がするので新鮮に感じたのは事実だが、ヘリちゃんの受けってこんなにうるさかったっけ?という以前に、やはり共感できないキャラのエロシーンなど萌えるはずもなく、そこだけ切り取って聴けば、という条件付ではあるけれど。
唯一萌えたのはキャストトークの「抜き録りです」というミドリンの甘〜い囁きだけでした、いやマジで。
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