| Lovely Sick |
| 大峰ショウコ |
| オークラ出版 |
| ★★★ |
| 梅津秀行×福山潤 川原慶久 |
| 5年前の交通事故で両親と右足の運動機能を失った少年・尚之と、そんな尚之(福山)を引き取って育てている(←微妙なニュアンス)外科医の鷲見(梅津)。もともと懐疑的な尚之は、鷲見に愛され、大切にされていることに、ジレンマを感じている。コンプレックスに苛まれ、なかなか素直になることができない。一方、そんな尚之にメロメロな鷲見は、どんなにわがままを言われようが反抗されようが、何を差し置いても尚之が最優先、どこまでもベタベタに甘々。そんな二人が、ちょっとしたすれ違いや誤解を繰り返しながらも、愛を確認していく、みたいなオハナシ。 担当医と患者という、BLにはありがちな設定であるにもかかわらず、白衣は変態でエロ、という概念はこの作品にはない。高圧的な口調であらゆる医療器具を使い陵辱する医者ばかりが横行する昨今(←なんかスゴイ表現だ)にありながら、この外科医は、患者兼恋人の尚之を、そりゃもう、とことん甘やかしているわけだ。自分がいないと生きていけいように、という、かなり歪んだ下心は確かにあるものの、それも彼なりの愛なのだろう。腕はいいが人間的にヤブ、まさにそんな感じの男なのだ。 ストーリーの方は、エピソードのどれもが今ひとつ軽くて、それほど面白い、ということはないのだけれど、ともかく、ひたすら優しくて大人〜♪な鷲見に梅津氏、終始不機嫌な声の尚之に福山くんと、このキャスティングがなんとも絶妙。こんなに萌え度の高い作品は、何年振りでしょう、てなくらい、私的にはめっちゃ萌えでした。ヤバイ、ヤバすぎるぞ、梅津秀行!!(泣) 言葉の抑揚ひとつひとつが、なんとも言えずセクシーな梅津氏。でもって、今回は熱演だったと自らも言っているように、福山くんもまたすごく色っぽかった。熱狂的な梅津ファンの私としては、本当に待ち望んだキャスティングであり、個人的には非常に満足度の高い作品だった。 なので・・バックステージトークの梅津氏のオヤジっぷりは、どうか寛容に勘弁してあげてください。(何様だ、お前) ◆参考日記:「ラブリー シック (あたしが)」 購入する↓ |