新人漫画家のつぐみ(関)は、偶然エレベーターの中で出逢ったカメラマンの浅井(堀内)に見初められてしまう。それ以来、執拗なまでにつぐみに執着してくる浅井。けれど、思いのほか浅井の気持ちは健気なものであった。
この作品はまた、私の中では特殊と言える。ストーリーとキャラだけでは、きっと、ここまで楽しくは聴けないのではないだろうか。一人ひとりのキャラクターに、まさにキャストが命を吹き込んでいる感じで、それによって魅力が何倍にも増している気がする。すべてはキャストの上手さに他ならないのだが、これはもう、本当に感嘆の域だ。まずはトモカズくん。今までに何度も言っているように、私はBLのトモカズくんに苦手意識がある。でも、私がここで言うまでもなく、トモカズくんて、やっぱり本当に上手い役者さんなんだなー、と。浅井に流されていくだけの印象があり、台詞だけを追っていたならば、それほど惹かれる要素を感じないつぐみが、トモカズくんの声で、それはもう生き生きとした魅力的なキャラになっていく。賢雄さんも言うに及ばず、そして何より、私にはわきキャラの飛田氏と中原氏だったんだよね。この二人、本当にすごい人たちだ。そんなに前に出るタイプのキャラではないのに、台詞のひとつひとつの抑揚、間とテンポ、どれをとっても言うこと無しの素晴らしさだ。そして、付け加えるなら遊佐さん。いやな奴を演らせたら右に出る者無しの無敵さで、もう、好き好き大好き、どこまでもついて行こうと心に決めた、うん、決めちゃったよ。
ただ、苦手と言いつつ、すごくいい感じの絡みを堪能できそうに盛り上がったところで、すべてをぶち壊すようなあのエコー。本気で勘弁して下さい・・
|