ブーンという音、そしていきなり中原氏のモノローグで始まるこれは、思わず「青の軌跡」と勘違いしてしまいそうである。
若手俳優の由貴(三木)、彼は子供の頃の虐待が原因で、多重人格障害になる。由貴の所属するプロダクションの副社長・拓磨(堀内)は、以前、由貴への思いをセーブするため、一度彼から逃げている。そのことが由貴の病状に拍車をかけていたことを知り、苦悩する。
テーマがテーマなだけに、最初から最後まで、すごーく重くて、どちらかというと好みではなくて。悪い話ではないのかもしれないし、言いたいことはすごくわかる気がするんだけれど、BLとして聴いたときには、ちょっと弱いかなー。繰り返して聴いてみても、私の中では印象の薄い作品になってしまっている。
ただ、ユキ、牙、たっくん(つっくんじゃないよ)、佳樹、そして由貴と、5つの人格を演じ分ける三木氏は、ほんと、すごい。5つの人格、というよりは、ひとり5役、という感じであった。
それと、個人的には、中原氏のカウンセリング、受けたいでしょ、絶対に受けてみたいでしょ、な感じでメロメロだったにもかかわらず、フリートークの「どうも、しもん」は、やはり、どう考えてもカットである。
しかし、賢雄さんの仰るとおり、アダルティーなムードであっただけに、三木氏と賢雄さんの絡みは、もう少し聴かせて欲しかった気が。ちょっと残念。
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