鈴呂(子安)は人気上昇中の若手俳優。クールで二枚目な表の顔に反して、その実は、同棲相手の夏也(中原)にメロメロな超三枚目。いつも全身で愛情表現をかます鈴呂に、夏也は思い切りつれない。
これ、好き〜。こういった二枚目半の子安氏は大・大・大好きです。子安氏演じる鈴呂は、ノリ的には「ストリベリーデカダン」の花ちゃんを髣髴とさせるような二枚目と三枚目のギャップが非常に愉快であり、なんとも言えず可愛い。
そして夏也の中原氏だが、あのクールさはやはり「青の軌跡」のカイを思わせ、意識的に抑揚を殺している夏也のキャラは、中原氏のハスキーボイスにぴったりと填る。
そしてまた、沢登の賢雄さんが凄くイイ。夏也との冷めた会話が、クールボイスの二乗で笑えるし、、鈴呂のはじけぶりが突出する。
置鮎氏の新一郎は、作品を聴く限りは救いのない悪役なのだが、瞳子の会話の中に決してそれだけではない部分がフォローされている。しかし、それがどういうことなのかは作品中にはなく、ただただいやなやつで終わってしまっているのがちょっと残念。
個人的にはこういった女王様受けと、その受けにメロメロな攻め、という設定が大好きなので、鈴呂の空回りな溺愛っぷりは大いに楽しめた。せつな面白い良作。お薦めです。
エゴイズム
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