エンジェル・ゲーム 前編
南原兼
フロンティアワークス
★★☆
子安武人×緑川光 鈴木千尋 寺島拓篤 鈴木智晴
FMドラマのCD化。以下、あらすじ箇条書き。完全ネタバレ注意!!(笑)

・受け(高校生・テニス部)
・攻め(大学生・受けのテニス部の合宿でコーチを務める)
・受け、以前から攻めに憧れている
・攻め、昔、受けと初めて出会ったとき、男の子と知らず、きゅぴーん、となる
・その際のセリフ「天使・・?」
・合宿で受けと攻めのテニスの試合
・受け、ボロ負け・・直後、ランニングへ
・受け、ランニング中、足に怪我
・攻め、他の部員を先に行かせ、受けとともにその場へ残る
・突然雨が降り出す
・攻め、受けをお姫様抱っこ→雨宿りができる場所を探す
・目の前に教会が出現
・攻め、受けの可愛らしさに我慢できず、1度目のエッチ
・攻め、一人では不自由だろう、と、受けを自分の宿泊先に泊めることに
・そこはなぜかホテルのスイートルーム
・受け、風呂に入るが、足に包帯を巻いているため、上手くシャワーを使えない
・攻め、僕がやってあげよう→なだれ込むように2度目のエッチ

すべてのシチュエーション、そして、自然現象までが原作者の掌の上。とことん自分の欲望に忠実な南原てんてい・・・・きっとピュアな人なんだろうな。
そして、そのピュアさが炸裂してしまうのが、多分、最後に収録されている「対談:南原兼×緑川光のスペシャルトーク」で。その対談に出演予定だったのに直前でばっくれた子安氏はやはり鬼だと思いました。一人残されたミドリンの哀れなこと哀れなこと・・・・涙を誘います。


ムービック(その他)☆エンジェル・ゲーム 前編☆

*

エンジェル・ゲーム 後編
南原兼
フロンティアワークス
★★★
子安武人×緑川光 鳥海浩輔×鈴木千尋 寺島拓篤
いや、これね、前編では書けなかった(書かなかった?)のだけれど、遺産相続とか、そういうことが絡んだお話だったりするんですよ、実は。んで、無垢だった天使@薫(緑川)が、少しずつ小悪魔的に変貌していく過程、っていうかね。今回、更にカップルが増殖。脇キャストに寺島くんがいることを考えれば、更に増殖可。その脇カップルもエロ全開で、ていうか、ブックレットのキャラプロフィール(元紀@鳥海)に「甘え攻め」ってしっかり書いてあるところがなんかスゴイ。どちらかというとシリアス系なのだけれど、ところどころ爆笑させてくれる史彦(鈴木)がまたキュート。「俺には何でも話してくれ」と言ったそばから「それ以上言うな!!」とキレる史彦が可愛すぎます。
で、お待ちかね、スペシャルトークの第2弾だが、初っ端、てんていの「寝るときは何着てますか?」というミドリンへの質問で、もう、恐ろしくてそれ以上は聴けませんでした・・・・ごめんなさい、気が弱くて。


ムービック(その他)☆エンジェル・ゲーム 後編☆

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堕天使ゲーム 前編
南原兼
フロンティアワークス
★★★☆
子安武人×緑川光 鳥海浩輔×鈴木千尋
ミステリー?それともホラー?はたまたスプラッタ?この作品のジャンルっていったい・・・!?そんな、あらゆる意味でサスペンスあふれる実に奇妙な作品・・・・なのだが。この評価がすべてを物語っているように、いや、この評価を真に受けてもらっても困るような気はするのだけれど、それでも私にとってはそれ以上でもそれ以下でもない、紛れもなく星3つ半をつけてよい作品だと思う。しつこいようだが、要は「モノローグ」なのだ。
しかしそのモノローグも、これまでに遍く使い古された直喩と隠喩の応酬ともいうべきもので、美しくもどこか空々しく、決して胸に響くようなものではない。ただ肝心なのは、それを音にしている発声装置が、子安武人の声帯だ、ということなのだ。
薫(緑川)の始めたゲームに、とことん付き合うことを決めた司(子安)が、エロを背景として、淡々と、そして延々とモノローグを紡いでいくそれは、かの秀作(笑)「愛だけ☆足りない」を髣髴とさせる。けれど、思いと裏腹な言葉を投げ付け合っていたあの作品の方がむしろ解り易かったとすら思えるほど、この作品においては、相手の吐く言葉の一つ一つが互いの疑心暗鬼を誘うかのようなとてもデリケートなもので、それによる些末な動揺をも、決して見逃してはいけない緊張感に襲われる。
「君は天使だ」「いや、あなたの方が天使だ」「いやいや、君の方こそ天使だ」などと、互いを天使だ天使だと言い合う様は、考えてみればあまりに滑稽だし、モノローグの合い間合い間を埋めるリアルなセリフ自体も、よくよく解すれば上滑りした酷く空めいたものなのに、この無敵の発声装置たちは、まるで詩の朗読を思わせるかの如き心地よさで耳を陶酔させる。これまでにも、南原作品に恥ずかしいセリフは数々あれど、「薔薇にでも訊いてみるか」などというセリフを淀みなくさらりと言えてしまうのは、もはやショウ・ハヤミか子安武人くらいのものだろう。
そして、あまりに急展開な後半部分。ありえないファンタジーさをよそに、堕ちる天使の走馬灯チックなモノローグと、それを受け止めたい司の危機感あふれる焦燥すら淡々としたモノローグで語られ、予想もしていなかったせつなさに支配される。
確かに、司というキャラクター自体に「パパシリーズ」の宇都宮ほどの魅力があるか、と言われれば、実はそれほどでもない。しかし、自分のウイークポイントにさえ正直で誠実なモノローグは、心を揺さぶるに充分だったと思うのだ。


ムービック(その他)☆堕天使ゲーム 前編☆

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堕天使ゲーム 後編
南原兼
フロンティアワークス
★★★☆
子安武人×緑川光 鳥海浩輔×鈴木千尋
ここまで来たらもう、真面目にちゃんと感想書こう。
今回もまたベッドの軋みをBGMに、これでもか、というモノローグの大量放出なわけだが、そのせつなさといったら・・・・泣ーけーたー!!ミドリン天才!!その緑川氏、自分の中の天使と悪魔を一人二役で演じ分けているのだが、いや、もっと正確に言えば、リアルの自分ともう一人のリアルの自分、それをもびっくりするほど明確に演じ分けており、なんと計4人のキャラクターをほとんど声の高低差無しに、ひとりで演じ分けているのだ。これはもう、言葉で説明できないくらいの緻密な抑揚であり、「凄い」という言葉ではあまりに凡庸で、その上手さに匹敵する形容詞を私は見つけることが出来ない。そして、その薫の長い長いモノローグだが、これがなんとも涙ボロボロの健気さで、特に人格統合を悪魔に提案されてから(笑)は、司のセリフから薫の回想へ、リアルからモノローグへ、更にリアルなエロへ、といったたたみかけが本当に見事であり、そのせつなさに拍車をかける。いや、泣くって、マジで。BLCDで泣くなど、最近の私にとってはちょっとした珍事で。
しかし、ここまでストーリーで引っ張ってこれたのなら、安易なハッピーエンドに拘らず、個人的にはむしろ破滅的でアンハッピーな結末でもよかったような気がするが、これはこれで南原作品らしさの顕れなのだろう。ただ、いつになく私が憤慨しているのはそんなことではなく、ちゃんとした絡みを通して聴くことができなかった、という、エロの絶対量の足りなさ、であり。これでしっかりとした絡みが1回でもあれば、文句なしで星4つつけたのにー!バカー!
前半の元紀×史彦を多少削ってでも、司×薫をもっと聴きたかった、そんな消化不良すら起こさせる、おにきゅんにあるまじき秀作その2、と言っておく。タイトルに込められた「ゲーム」というワードの意味が、ただの主従プレイな「遊戯」にとどまらないこと、彼らの「game make」の意図に、素直に心打たれたらよい。


ムービック(その他)☆堕天使ゲーム 後編☆



きみはかわいい僕の奴隷
南原兼
フィフスアベニュー
★☆
子安武人×寺島拓篤 小野大輔
また生徒会長かよ・・・まあいいや。
親の再婚で義理の兄弟になった疾風(寺島)と祐介(子安)。父親の海外赴任に母親もついて行ってしまい、一つ屋根の下に残されたのは狼と仔羊が一匹・・・・その後の展開はそう、皆様のご想像の通りだろう。途轍もなくバカっぽく、どこまでもくだらない、いつものおにきゅんです。まあ、タイトルからしてそんな感じは伝わってくると思うけれど。
ただ、無論聴きたいのはストーリーでもなんでもなく、子安氏の攻めと寺島くんの受け、そして小野くんの美声なので、その声と演技だけに集中して聴けば、これが決して悪くなく。
これが絡みデビューという寺島くん、普段の話し声はそうでもないのだけれど、少し喉に力を入れた唸り系の声なんかは、「櫻井?」と思うほど酷似。取り立てて言うほどの上手さは無いのだけれど、やんちゃなキャラにはよく合っていて、概ね安心して聴けました。萌えは無かったけど。
小野くんは、私が知っている彼の声の中でもちょっと低めな印象。とても少人数な作品ゆえ、それなりにセリフ量があるのだが、キャラ的には今のところただの<受けの友人>といった立ち位置で、特別当て馬風な感じでもなく、それほどホモホモしい匂いもしない・・あくまで<今のところ>だが。
そして子安氏。リボン結びが得意な生徒会長を挙げたら片手では到底足りないほどにこなしているわけだが、今回もそれ。ただ、これがまた上手いんですよ、もったいないくらいに!彼は間違いなく<生徒会長用>という引き出しを持っている人だと思うのだけれど、その引き出しの奥行きが半端じゃないと思うのね。当然鬼畜なSなわけで、攻め方としては南原作品にありがちな<アメとムチ>法。肯定句は優しいながらも意地悪っぽく囁くすげーいい声なのだが、否定句がその上をいくいい声だったりするからたまらない。そしてその否定の<間>がまた絶妙なのね。セリフの把握力とかその抑揚だとか、生徒会長を極めてなお、未だに進化している気がする・・・・ここまで書くと次の作品で褒めるとこなくなりそうだからこのくらいにしておこう。
あとはまあ、耳にタコな幼馴染オチ・・いや、オチと言えるかどうかすら疑問だけれど。つか、内容以前に、音がものすごく悪かった気がするのだけれど、なんか音響間違ってない?ひどく聴き辛かったんだけど?
キャストファン以外にはあまり価値の無い作品だが、ていうか、キャストファンだからこそ腹を立てる人もいるかもしれないが、そこはファンディスクだと思って我慢しましょう。





あいつはキチクな俺の奴隷
南原兼
フィフスアベニュー
★★
子安武人×寺島拓篤 小野大輔 浜田賢二
冒頭からいきなりの幼児プレイ、でもって、間髪いれずにバスルームで2度目のエッチ。初っ端からスロットル全開なので要注意。ただ、今回の子安氏のセリフも果てしなく恥ずかしいが、息遣いも本気でヤバイです・・ちっ。(舌打ち!?)
まあ、3/4がエロかな。料理中にフライ返しでいじられたり昼休みも放課後も生徒会室で弄ばれたり劇の舞台衣装で台詞合わせの延長Hなど、ヤりまくりです。ていうかあれだね、普通のBLCDって、受け役の方が精神的負担が大きいような気がするけれど、南原作品の場合は、絶対的に攻め役の方がその負担を一手に担っている気がする・・いや、本人にしてみればそれにももう慣れたのか、開き直っている感すらあるが、聴いているこちらの方は結構限界です。
で、前回までそれほどホモホモしい印象ではなかった竜司(小野)がやっぱりホモ。だが、本当の当て馬は祐介の従兄弟である花月(浜田)の方。と思ったのも束の間、結局花月×竜司かもしれない展開に・・ああ、なんというお約束な。けど、ロスに残してきた花月の双子の弟(しかもサド)とも何かあるような予感を含みつつ、ていうか、終盤でもう日本に来ちゃってるんですけど(泣)、次の展開を考えただけで身の毛が弥立つ。とりあえず次回作のリリースも既に決まっているわけだが、さて、どうしたものか。
トークの方は前回もそうだが、ていうか、若手が多いときは必ずそうなのだけれど、子安氏がやけに楽しそう。
ただね・・・・人質をとられているから止むを得ず作品を買う。しかし売れるからまた作品をリリースする。その超悪循環にはまり込みながら抜け出せないジレンマ。救出は不可能どころか、そのハードルを自ら上げている感すらある我々の立場の圧倒的弱さよ・・ていうか、いい加減断れ、コヤP!





きみは僕の恋の奴隷
南原兼
フィフスアベニュー
★★
子安武人×寺島拓篤 小野大輔 浜田賢二 緑川光 佐藤雄大
ここまで扱き下ろし続けてきながらなんだが、私は南原作品の楽しみ方を身につけたのだと思う。だってこんなに面白いもの。一度も原作に手を出したことがない私が言うのも変だけれど、私にとってのおにきゅんは子安氏なくてはありえない の産物な気がする。





きみだけのプリンスになりたい
南原兼
サイバーフェイズ
★★☆
子安武人×鈴村健一 


サイバーフェイズCD☆きみだけのプリンスになりたい☆