| 渇愛&縛恋 ショートストーリー 〜睦言(ラバーズ・トーク)/蜜淫(MI・DA・RA) |
| 吉原理恵子 |
| 花丸全サ |
| ★★★ |
| 子安武人×松本保典 |
| うーん・・・・さて、どうだろう。まあ、結論から言ってしまえば、ただ、ただ、本編の続きを聴きたい、という欲望を、更に掻き立てられた、という現状に追いやられただけの煽りCD。つーか、マジでそろそろ続き出してください。 全サ及び番外編などで有りがちな、いわゆるシチュエーションドラマなわけだが、そこは吉原恵理子、これでもか、な描写をひたすら朗読させているわけで、会話もほとんどなく、その少ない会話のどれもが、これまでに聴いた覚えのあるものばかりであり、玲二のサド声を一番楽しみにしていた私にとっては、かなり物足りなかったことは大いに否めない。更に今回、会話のみに関して言えば、玲二のどことなくソフトな印象に、正直「老けた?」と突っ込みたくなるくらいの抑え目なテンションと迫力の無さ加減に、あれ?と思ってしまったのも事実。でなければ、子安氏が「囁き攻め」という技に改めて磨きをかけるべく挑戦してるのかのどちらかだろう。 それでも、本来、独白は抑揚のない淡々としたものが好ましいと常々思っている私からしてみれば、互いの吐息をバックに語られるそれは、行間で思わず止めていた息を一気に吐き出さなければならないような緊張感のあるもので、引き込まれていくほどに、何度も生唾を飲まされてしまう。 しかし、極個人的な、というか、もしかしたら、原作を読まない私ならではなのかもしれないが、今回、このCDを手に取るにあたっては、ジャケット絵を極力見ないよう細心の注意を払うに努めた。というのも、決して挿画がどう、ということではなく、本編のレビューにもあるように、私の脳裏には既に確固たる玲二がおり、そのイメージを今更塗り替えられることを嫌ったまでで、ただ、それほど、私にとって最も思い入れの強い作品であるのだろう。つーか、いい加減続き出してください、ほんと。 |