車窓風景 -北京〜洛陽-

北京から洛陽までは夜行の寝台車で移動しました。
飛行機で行ってしまうと本当の中国の大地は見逃してしまうのですが、
この列車の旅では、普段観光客が見ることのできない大陸の風土を楽しむことができました。
文章や絵でしかお目にかかれない古代の英雄もこの土地を通ったのかもしれないと思うと
なかなか感慨深いものがありました。

寝台車(しかも軟臥)ってはじめて乗ったんですが一応指定の個室だったのに
やっぱりというか、現地の親子連れが堂々と陣取ってました。
代わりの席が見つかるまでしばらく相席して、
筆談なんかしてたんですが、奥さんは人民解放軍の方で
身分証明書みたいのを見せていただきました。
ちょっとカルチャーショックでした。

走ってる電車の窓から撮影したものなので、
ちょっとピントが合わなかったり色がおかしかったりしてます。
ご了承ください。

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  (多分)黄河

ガイドさんがいなかったのでほんとかどうかわからないんですが、多分黄河の岸辺です。渡ってる時間も非常に長かったし。朝だったのでやや寝ぼけ気味の撮影でしたが。
地平線すら見えない……。
     
  風景1

地名とかそういうのは全くわかりません。ただ黄河を渡って、鄭州で途中停車した後なので、河南省の鄭州から洛陽へ行く間の風景です。春秋戦国の時代から魏と呼ばれる地域の中心であり、今見ている風景の中でもさぞかし数々の群雄が割拠していたのだろうと、勝手に想像していました。
真中左に家と、右手奥に畑が見えます。非常に素朴な生活感があって、もしかしたら二千年の昔から変わってないんじゃないかと思うくらいです。
     
  風景2

左手前に畑と、右手中央に切り立った崖と細い道があります。
乾燥してそうな感じですが、緑は豊富です。
     
  風景3

岩壁に穴を掘っているような感じです。
誰かお住まいなんでしょうか?
     
  風景4

いきなりこういう谷みたいな地形が現れるところがびっくりです。さすが大陸です。
奥のほうは遠すぎるのか霞んで見えません。
     
  (多分)洛水

洛陽のすぐ手前です。右手奥に川が見えるんですが、これも勝手に洛水(洛河)かなと思ってます。
この辺まで来ると土地は平らです。