元の大都に始まり20世紀半ばまで、
北京の街を守り続けた北京城の城壁。
近代化と共にほとんどが取り壊されて姿を消してしまいました。
わずかに残る城門や城壁からは
（周囲の住宅事情などもあって）
かつての威容を伺う事はほとんどできません。
それでも、かろうじて点在する遺構を追って
北京の街を一周してみました。

一応修復と言うか、いろいろ手を加えて見るに耐えるようにはしてくれていますが、
どこか方向性が違う。
なぜ城楼に現代絵画の展示即売所があるのか、
なぜ城壁に穴をあけて清潔とはいえないトイレをつくるのか。
しかも人の目に触れないところはほったらかしで朽ちるに任せたまま。
悲しくなりましたねぇ。
取り返しのつかないことになる前に現状維持で止めておくか、
もうすこししっかり保存修復というのを考えて欲しいなあ。
マジで。

前門（正陽門）

西便門城壁

北京城東南角楼

徳勝門箭楼

ただいま地図を作成中。完成次第掲載しますが
それまではお手元の北京地図にて
いちいち確認して頂けるとありがたく思います。