北京旅行の情報集

 

 

INFOMATION

 

北京の街中とか、旅行者にとっていろいろ気になるところがあると思います。初めての時には特に。まあ、自分が行く前にもいろいろ非常に気になって、あっちこっちのサイトで情報見たりなんだりした覚えがあります。
だもんで、いくつかテーマ分けして何がどうとかって言うのをご案内したいと思います。ただし、短い期間に余花さんが見聞きした範囲ですので、もしかしたらすんごい誤解とかしてるところもあるかもしれません。ここは違う!というのがあったらご指摘いただけると幸いです。

 

もくじ

パキスタン航空

北京空港

タクシー

新北緯飯店

食事

 

 

パキスタン航空

 

とりあえずこの時期(9月下旬)一番安かったのがこれ。
サービスがどうとかいうのはもう二の次で、とにかく安く行きてぇ!という方には全然問題なし。

まず成田。新しいほうの第二ターミナルビルです。行ってみたら搭乗口ははしっこ。出国手続きしてからてくてく歩いて動く歩道でのんびり行ってようやく到着(搭乗口に)。
ボーディングタイムまで15分、うろうろしててもしょうがないので搭乗口のソファーで待つ。でもおかしいなぁ。もうすぐ搭乗時間なのに飛行機が来てないぞ。……と思ったら遅れてた。どうやら折り返し運転をしているらしく、来るほうの到着が遅れているとの事。いいけどさ、そんなに急いでないから。もともと4時過ぎには着く予定だし、北京。北京て、
……あり?
え?

「北京行き」じゃないぞ、これ。「北京
経由イスラマバード、カラチ行き」って書いてある。まあ、いいけど。……って、いいのか、おい。だってイスラマバードって言ったら……。パキスタンの首都よ。(この記事は2001年9月17日のものです)
どーしよう。どうも日本人でも中国人でもなさそうな人々が多いと思ったら。
うーん。ハイジャックにはぴったりの大きさだよね、この機体。
まあ、いいさ。落ちんなら、落ちやがれ。家もきれいに掃除して出てきたし。保険もかけたし。

で、飛行機。サイズは中型、っていうのか?ジャンボじゃない。でも小さくもない。国内線とかでよく飛んでるやつである。設備は普通。トップ切ってトイレに入ると香水がふりまいてあった。
スチュワーデス、スチュワードは……何人いたんだろう?席が5列目だったので機内の様子とかぜんぜん見れなかった。4、5人かな、多くて。やけに迫力のある中東系の美人とかどう見てもアジア系だけど日本語が通じないお姉さんとか、あと絶対欧米系だよなぁ……っていうおじさんとかいろいろ。まあ共通して英語は通じるらしい。隣の席の日本人ツアーの一員らしいおばさんが「ブランケット、プリーズ」と見事なジャパニーズイングリッシュで言ったのが通じてた。
フライトはたかだか4時間程度だけど、食事が1回出る。そのまんま機内食だけど「チキンオアフィッシュ?」とは聞かれず、がこがこトレイを置いてかれるだけ。メニューは一緒らしい。行きの時は、ぱさぱさの味つきライスにきしめんのようなゆで過ぎパスタ(ソースなし)がメイン。なんじゃこりゃ、と思った、正直に。あとはロールパンとサラダとタピオカの入ったデザート。飲み物はトーゼンながらアルコールなし。ジュースかコーヒーかジャパニーズティー。日本人多いしね。帰りは、疲れて寝てたので良く覚えてないけど何かのフライとやっぱりぱさぱさライス。クロワッサンとフルーツ、だったかな。今まで食った機内食ランクではあんまり高くない位置に入る。ちなみに一番うまかった機内食はオーストラリアのアンセット航空である。
それはいいとして、驚いた事に喫煙席があった。肘掛の一部がぱかっと開いて灰皿になるのだ。いいのか、そんなんで。まあ、吸ってる人見かけなかったけどさ。
あとはアナウンスに日本語があったことかな。中国語でもなく日本語。ありがたい、なぁ。

 

 

北京空港

 

正確には北京首都国際空港。
国際空港なんだけど、国際線、国内線両方使う割に、結構こじんまりとした建物だった。まぁ成田みたいに無駄に広いよりはわかりやすくていい気もする。入国審査とかは余裕でクリア。ただし、最近は中国人も団体組んで海外旅行に行くらしく、入国審査では成田なみに行列してた。
それにしても、中国の人って……。いくら団体旅行だからってポロシャツ(しかも真っ赤)に旅行かばんまで全員おそろいにしなくたっていいじゃん。旅行社のロゴまで入ってるしさぁ。
最近新しく立て直したとかで、建物は非常にきれいだった。案内板もちゃんとわかりやすーく出てるので迷う心配もなし。

んで、早いとこ市内に繰り出そうとタクシー乗り場を探す。っとその前に、両替しないと。でも空港ロビーはさっきついた団体さんやら何やらでごった返してて、両替所が遠いよー。となっ!自動両替機発見!!!へー、やってみよー。めずらし物好きの余花さんは早速チャレンジ。タッチパネル式の画面があって、「日円」やら「美弗」とか書いてある。どうやら替えたいやつを押して金を入れろということらしい。「日円」を押して、恐る恐る1万円札を入れてみる。しばらくしてジーコジコジコと言いながらマシンの下のほうがぱかっと開いて、1万円分の中国元が出てきた。ほほう。しかも上のほう(高くて手が届かない)から紙が一枚出ている。背伸びして何とか取ってみると、おお、レシートじゃないか。すげえ。でもこれ再両替の時使えるんだろか……。ま、いっか。面白かったのでもう1万円両替した。

 

 

タクシー

 

今回一番心配してたのがこれ。北京に行った誰もが一度はひっかかるという?ぼったくりタクシーである。
まあタクシーの中のほんの一部が真面目にやってないってだけの事なんでしょうが、詐欺というのには人生で2度以上あうものではないです。
それが嫌だったから夜遅くに着くノースウエスト航空じゃなくて、夕方着くパキスタン航空にしてくれとごねたのだ。

「前もって調べたところ」によると、メーターとか、車のナンバーとか、屋根に乗っかってる看板とかでちゃんとしたタクシーかどうか見分けるのだそうだけど、なにしろびびってるからそんなもんわかるわけない。
しかも空港ロビーでうろうろしながら両替とかしてたらタクシー乗り場がわからなくなってしまい、そのうち日本人だと目をつけられて、変なにーちゃんが「タクシー?」とか声をかけてきた。
はっっ!これがもしや客引き?と警戒ランプが頭の中で激しく点滅する。なぜか「ノーサンキュウ」と言ってその場を立ち去る。とにかくそのにーちゃんから離れたかったので、目の前にあった下りエスカレーターに乗って地下へ降りる。はて?この空港に地下があったっけ?
何となく降りてしまったが、どうもレストランらしい。でもやってない。何でよ。そして後ろを見ると、何とあのにーちゃんがつけてきてるよ!!やばい、標的にされたらしい。どうしよう、わたわた。とにかくまともなタクシーに乗っちまわないといかん。で、にーちゃん連れたまんま反対側のエスカレーターで再び1階ロビーへ。このままではまずいと思い、ひらめいたのがトイレ。とにかく1度トイレに逃げ込もう。ロビーの端にある女子トイレにスーツケースごとかけ込み、個室にゆっくり座って『地球の歩き方 北京』を開く。落ち着け、えーとタクシー乗り場の場所はっと……、ふむふむ。なーんだ、すぐ外じゃん。
体勢を立て直して再びロビーへ。客引きはどっかへ消えてる。ほっ。
早速外へ出ようとガラス戸を開ける。開け……、開かない。カギがかかってる。むう。隣の自動ドアへ行く。よかった、開いた。と、いきなりすんごいタクシーの行列が見えた。車体は全部赤。おわー。一応乗り場は2ヶ所あるようなので、それらしき場所へがらごろ移動。歩いてるうちに再び客引きに会う。さっきとは違うにーちゃんだった。いっぱいいるんだなぁ。何かラミネートしたカードを見せてきて、空港から市内までなら250〜300元と書いてあるとこを指差した。「前もって調べたところ」の相場よりべらぼうに高い気がする。すぐ側に制服着たお兄さんがいてタクシーと客をさばいてるのに、お兄さんは何も言わない。何でよー注意してよー。訳がわからなくなってきたのでまたしても「ノーサンキュー」とか言いながら慌てて立ち去ることにした。どーなってんの?
もう1箇所の乗り場のほうへまたまたがらごろ移動。彷徨ってるなあ。お、制服さん発見。と思ったのもつかの間、またまた客引きに声をかけられる。いい加減頭にきたので、すかっと無視して制服さんのところへまっすぐ行き、「これでだめならもういいや」ぐらい思いながら、黙って制服さんの指差したタクシーのほうへ行く。やや小型の赤いタクシーだった。
結論から言うとこれが当りだった。


その後も何度もタクシーに乗ったけど、チェックポイントをまとめると、
1. まず屋根の看板。「出租」と書いてある。
2. フロントガラスの中央下あたりに「空車」と書いてある札みたいなのが見える。
実はこれが料金メーターのリセット装置になっていて、客が乗った後運ちゃんはこれをガコンと倒す。そうするとギーコギーコといいながらメーターの料金表示が初乗りの10元に戻るのである。だからこれを倒さない運ちゃんはマズイ。
3. 車のナンバーが「京B〜」で始まること。どっかで聞いたけど、これがちゃんとした登録をしてあるタクシーのナンバーらしい。
4. 車の色。料金によって色分けされてるのでこの色!っていうのはない。ただ、街中をよく走ってるのは2種類。
赤→初乗り10元で3kmまで。その後は1kmごとに1.6元。
白に青いライン→初乗り10元で4kmまで。その後は1kmごとに1.2元。
日本のタクシーみたいに後部ドアの窓に「1.6元」とか「1.2元」とか書いたシールが貼ってあるのですぐわかるようになってるのだ。乗るのは別にどっちでもいいのだけど、ちょっと遠出する時は1.2元のほうがいいかな。

というところでしょうか。他に助手席の前に「服務証」という身分証明書みたいのが置いてあるけど、これを見るのは乗ってからだからさ……。不安な時はここに運ちゃんの名前と服務員番号とタクシー会社の電話番号が書いてあるのでメモるといいかも。
街中でつかまえるときは適当に車道際にでて、「空車」が見えたら手を上げるとかのジェスチャーをする。ただ、左ハンドルだし、日本とは走行車線が反対なので注意。右側通行である。
乗るときは助手席でも後ろの席でもいいらしいけど、助手席のほうが多いみたい。防犯上運転席は動物園の檻みたいに鉄の柵で囲ってある。……シートベルトできないんですけど、柵が邪魔で。
さて、運ちゃんは中国語以外さっぱりだけど、地図をみせてここっ!と指差してあげればちゃんと最短距離で連れて行ってくれる。
ほとんどの場合これで問題なくいける。
結構いい人もいて、最初に空港からホテルまで乗せてくれた運ちゃんはのこのこ乗ってきた客がどうやら中国人ではないとわかったらしく、ラジオで中国語の放送を聞いていたのを途中で英語の歌番組に替えてくれた。客引きで嫌な思いをした後だったので、すごくうれしかったです。

が、中国は広い。1回だけひやりとした例外があった。
北京に着いて4日目。ちょっと慣れてきたかなーと思いながら、いつも通り地図を指差して行き先を教える。その日は内城北部の建物めぐりだったので、まずは「鼓楼」「鐘楼」をである。そしていつも通り運ちゃんは頷いて発車。そこまでは何事もなくOK。しかし何かが変だ。何?わお!メーターがないよー!でももう車走り出してるしぃ、どうしようー。
どきどきしながら社内を見回す。服務証はあるなぁ。ちゃんと番号も会社名も電話番号も書いてある。むう。とりあえずメモメモ。あれ、なんだろうこれ。フロントガラスの中央下に吸盤がついてる。おおそうか。「空車」ってのは札になっててそれをぶら下げてんのがこの吸盤だぁ、へー。って感心してる場合じゃなくてさ。え?じゃあメーター倒すシステムはどうなってんの?あうー。とりあえず道は間違ってないけどー。もぞもぞしながら地図と外の風景を見比べつつ、とにかく座ってる事にした。もう止まるまで待つしかない。来るなら来やがれ。天安門の前を通って故宮の西を北上し、景山公園を過ぎて……あ、見えた見えた。「鼓楼」だー、あれ?……工事中。なぬう、せっかく来たのに。って、あわわ、それどころじゃなかった、タクシー!と思ってると工事中で緑のネットにくるまれた「鼓楼」の脇でおもむろに停車した。すると運ちゃんなにやら足元のほうでごそごそしてる。なんなのよー。びびリまくってると下のほうからジーコジーコ……。ほ?聞きなれたメーターの音が!何と、檻で見えなかったけど運ちゃんのひざの右あたりにメーターがあったらしい。金額も21元と適正価格だった。脅かさないでよねー、もう。
タクシーといってもいろいろあるんですね。これは珍しいんでしょうけど勉強になりました。
結局5日間でタクシー10回乗ったけど、1度もぼったくりにあわずに済んだのだった。

目安になりそうな大体の料金は以下の通り。

空港→ホテル「新北緯飯店」(天壇公園の西) 夕方 109元
(94元+高速料金15元)
街中の道は通らずに外城の道を行った。最初は何でだろうと思ったけど、その時間は城内に入るとひどい目にあうからとわかった。
ホテル「新北緯飯店」→天安門 11元 前門前はちょっと渋滞したけど他はスムーズに流れてた。
三里屯→ホテル「新北緯飯店」 30元 道はすきすきだったが運ちゃんがホテルの場所がよくわからなかったらしいのと余花さんが曲がり角間違えたのとでちょっと迷った。
ホテル「新北緯飯店」→鼓楼 21元 上記参照。道はスムーズだった……。
北京大学→西直門 24元 やや渋滞してるところもあったが、そこは運ちゃんのものすごいドライビングですりぬけた。なんで事故らないんだろう。
瑠璃廠→ホテル「新北緯飯店」 夕方 30元 道は最悪。瑠璃廠からならまっすぐ南で2kmもかからないのに、車は全く流れてなかった。多分南の郊外に帰る人が多いからなんだろう。しかもその時間、道はほとんど北に向かって一方通行だったらしく、まず東へ向かって崇文門までいって南下し、天壇の北を回って帰ってきたのである。で、この値段。
ホテル「新北緯飯店」→空港 早朝 90元
(75元+高速料金15元)
8時の飛行機に乗るので朝5時。道はすかすか。寂しいくらい誰も走ってない。よくタクシー捕まえられたよねー。30分くらいで着いちゃったし。

見て何となくわかると思うんですが、時間帯によって料金が違ったりします。夕方になると交通量が増えるから、道が一方通行になったりするのでえらい遠回りしなきゃならない事があるらしいです。なので一概にわざと遠回りされてぼられてるとも言えないのだなこれが。親切で遠回りしてくれてるのかもしれないので。
そういうところも言葉がわかると楽なんですが、あうー。

 

 

新北緯飯店(旧天橋飯店だから英語でレインボーホテル)

 

まずびっくりの外観。
最初に空港からタクシーで到着したのは夕方、もう黄昏時だった。外城の南のほうはもうほとんど明かりがなくて、時々なんだかの店とかがぽつぽつと明かり点けてるくらいのところに突然、名前の通りレインボーに輝くホテルが出現!なんじゃこりゃ。
すごい数の電飾を、約2階建てのロビーの前面全てに屋上から地面まで滝のように流してる。……流してる。ちょっと地味なトロピカルナイアガラという感じ。わかりやすー。いっそ気に入った。
入り口は結構きれいで半径2mくらいある回転ドア。ベルボーイさんもちゃんといる。入ってすぐ左側にフロントと両替カウンターがあった。フロントでは「いらっしゃいませ。」だった。日本語よ、ちょっと。日本語わかる人がたいていフロントに一人いる感じ。正直によかったー。
フロントでは(日本でもらってきてた)ホテルのクーポン券を見せたらすぐカードキーをくれた。パスポートとかクレジットカードとかの提示はなし。

部屋は11階(ホテルの客室は13階建て)の南向き。つまり史跡とか何も見えないほう。見通しいいなぁ。まあ、いいけど。
設備はまあまあよかった。というより予想より遥かによかった。

ドア 文句あるとすればこれ。ものすご!しまりが悪い。べつに見た目とか鍵とかは普通なんだけど、建てつけが悪いのか気持ちよくパタンと閉まってくれなくて、ごきっ、がこんてな具合に閉めるたんびに近所迷惑。しかも隣が中国人の団体だったらしく、夜中までわーわー騒いでて、おまけに全館もれなく建てつけが悪いのか、やつらが出入りするたんびにがこっどかん、ばきっどすんとすんごいうるさかった……。
明かり 数も光量もまずまず。スイッチがベットサイドにまとまってるのもわかりやすい。
テレビ(リモコンつき日本製) 最初何をやっても映らんかった。何で!?ぬおー、5日間テレビなし?とか思ってたら何の事はない、後ろのアンテナが外れてた、だけ。失礼しちゃうわねー。中国版お宝探偵団みたいな番組とか、ほとんどよくわかんない中国番組だったけど、日本のNHK衛星も入ってたので、例のテロニュースをつぶさに見ていた。だって帰れないかもしれないし……。
お湯 熱湯の入ったポットが必ず置いてあった。うわさに聞くコルク栓。ほえー、これか。お茶のティーパックが二つ備え付けてあった。
冷蔵庫 まあ、普通。
金庫 わお!金庫つきよ金庫つき。すげー。取説もある。ふむふむ自分で暗証番号を設定するのか、なるほど。
タンス ……ない。え?じゃあ、服とかどうすんの?スーツケースにしまったままかい。うわー、めんどー。
バスルーム 結構まあまあな洗面台とトイレ、でもって西洋式バスタブ。アメニティーグッズは揃ってる。でもシャンプーとリンス持ってこなかったのは失敗だったなあ。恐ろしく泡立たないシャンプーしかないよん。水はよく出る、あ、お湯も出る。おおっグレート!さばさば出るじゃん。さばー。これでお風呂も快適よ〜ん。えーとバスタブは低いけどお湯張れそうだし、蛇口はオッケー。シャワーは、……しまったあれか。西洋風だから蜂の巣からシャワーッと出るやつ。苦手なんだよなあ、あれ。水圧高いから痛いし。ま、いっか。
まくら ベットメイクも西洋風。まくらふかふかだー。欲しい、これ。

その他、地下に売店、マッサージルーム。1階(ロビー)にレストラン、ティールーム、日本式ラウンジ(「いい娘がたくさんいます」という看板が出てた……)。2階はレストラン、だったかな?多分どこも、街中と比べるとべらぼうに高い。ためしにコーヒー頼んでみたら27.5元だって。日本円だと390円くらいだから決して高くはないのだけれど、ラーメン1杯5元と思うとあほらしい。なのでホテルの施設は全然使わなかった。

 

 

食事

 

いろんなもん食いました。ちょっとご紹介。
写真とっとけば良かったなあ。

夕食 牛肉ラーメン 5元 ちゃんとした名前は忘れた。四字熟語みたいのだったと思う。適当に指差しただけだったしなぁ。ホテルから2、3分歩いたところにある「家常菜」の店。時間は7時とか8時とかだったと思うけど、客は誰もいなくて店のおやじさん(40代くらい)とそのおやじさん(60代くらい)と若者(ひょっとしたら孫?)だけがいた。お腹すいてたしそれ以上店探すの面倒だったので入ってしまった。できるまで待ってる間、おやじさん(2代目)がお茶入れてくれた。結構ボリュームある。麺はどっちかっていうとうどんぽかった。牛肉の角煮が入ってて(それもまたタイムリーにやばいと思ったけどさ。狂牛病……)、唐辛子のラー油漬けをちょこっと混ぜて食う。濃密なんだけど薄味仕立てが余花さんの口に合い、とてもおいしかった。
でもとにかく面白かったのはおやじさん(2代目)で、でかい冷蔵庫の上に置いた白黒テレビを手動でアンテナあわせをした後おやじさん(1代目)と一緒に刑事ものらしいドラマを見始めたんだけど、何かって言うと突っ込みいれて笑ってた。1代目は冷静だった……。
朝食 煎餅 2元 ていってもおせんべいじゃあございません。ガイドブックなんかでは中国式クレープとか書かれてますが、確かにまずクレープの皮みたいのをくるっと焼く。んでその上にいろいろなソースを塗りたくる。辛そうなやつとかもたっぷり。さらにこんどは春巻きの皮みたいなパリパリとか、場合によっては野菜とかをのっけて畳んで出来上がり。折り畳んだ薄いお好み焼きというほうが味的に近いかもしれない。道路脇とかにちっちゃい屋台を出して、そこでお姉ちゃんが2人くらいで焼いてくれる。紙とビニール袋にくるんでくれるので、皆通りがかりに買って、歩きながら食ってるのだ。それにしても、朝っぱらからなんで皆こんなに食うんだ?余花さん食べきれなかったよー。お弁当にしよ。ごそごそ。
朝食 小肉まんと豆入りお粥 5元 これもホテルの近くの「家常菜」の店。朝5時には開店してた。早いなぁ。ここはメニューがあるんだかないんだかわからないけど、とりあえず食ってる人指差して同じのくれといったら出してくれた。肉まんといっても大きさはしゅうまいくらいのものなんだけど、味はどうやっても肉まん以外じゃない。そこに酢醤油と唐辛子のラー油漬けをかけて食う。これがすんごくおいしいのだ。もっと食いたかったなあ。それと豆入りお粥。これは普通だ。でも栄養ありそう。
朝食 小肉まんとモツ煮スープ 5元 同じ店の別の日の朝食。肉まんは一緒。モツ煮スープはこれまたうまい。とろっとしてて。味はそんなに強くないんだけどお腹にたまる感じ。あの店はまた行きたいなあ。
おやつ スターバックスコーヒー 22元 スターバックスは故宮の中のやつに入ってみました。味は日本と同じ。料金は日本円で310円くらいだから、ま普通ですな。でもこれとクッキーみたいなのも買ったはずなのに、なぜかコーヒー代しか請求されんかった。
2元 水です。何の仕掛けもありゃしません。水道水が飲めないので売ってるんです。ペットボトルで。ホテルの前の売店では3元、観光地内の売店では5元とかいうのもありましたが大抵街中の店では2元です。いろんなメーカーがあって、ちょっとずつ味が違ったりしてますが別にどうって事はないです。ただ、店によって売り方がまちまちで、冷やしたのくれるところもあれば凍らしててくれるところもあるし、はたまた全然常温てのもあり。すんごく困ったのはキャップが開かなかったやつ。結局ホテルに持ち帰って、脇に穴あけて別の容器に移して飲みました。貧乏人の執念。
おやつ ヨーグルト 2元 腹壊すとかなんだかんだ言っても結構いろいろ試しましたね。来るなら来いって感じで。これは瓶詰めヨーグルト。瓶っても甕みたいな感じだ。上に紙の蓋がかかってる。あのー、ドリンクヨーグルトではなくてふつーのヨーグルトです。それをストローで吸う。最後がちょっと苦しかった。塊が吸えん。味はやっぱり普通のヨウグルト。
ちなみに腹は壊しませんでした。
息抜き コーヒー 27.5元 何ですか、この値段は?4日目、カフェオレ好きの余花さんがついに我慢できなくなってホテルのラウンジでコーヒーを頼んだらこれ。持ち帰りにしたいと言ったら紙コップに入れてくれたんですが。なんか、えー?って感じだった。味はそこそこですけどね。今回飲み食いした中でこれが一番高価だった。

今回こんな感じで安いもんばっかり食ってました。おかげで金使わない使わない。できればマクドナルドとかケンタッキーにも入ってみたかったんですが、それは次回かな。