<98.1〜3に観た舞台の記録>
・MKプロデュース『SWAP』(98.1)
・Channel 8 PRESENTS 近鉄小劇場提携公演
『ルチャドーラ!〜女子プロレスの男たち〜』(98.2)
・演劇集団キャラメルボックス1998スプリングツアー『俺たちは志士じゃない』(98.3)
・ネビュラプロジェクト・プロデュースVol.1『BRIDGE』(98.3)
・MKプロデュース『SWAP』
大阪・上本町の近鉄小劇場で98年1/17・18の公演。
今年の1/20〜22に、大阪・扇町の扇町ミュージアムスクエアという小さな劇場
で、初演があった作品です。
見て分かるように、劇団単位ではなくプロデュース形の公演。と言っても出演
者8人中5人は「立身出世劇場」の役者さんです。初演が「RISSINプロデュース」
という形だったからでしょうか。あ、ちなみに出演者は初演と全く同じ方々でし
た。再演としてはめずらしいですね。
これを観に行った最大の理由は、キャラメルボックスの近江谷太朗さんが出演
されてるからということ。今回も行ったのは、もちろん初演がとても面白かった
という理由も多分にあります。
初演を観に行ったのは、純粋に近江谷さんが観たかったから。当時の私は、今
ほどキャラメルには凝っていませんでした。キャラメルの公演は毎回行くけど、
役者さんが客演した公演を追っかけるほどではない、という程度で。ですから、
その頃通ってた演劇セミナーの知り合いが『SWAP』の話をした時も、当初は
さほど観に行く気はなかったのです。
それがどうして行く気になったのか。じつはあまり覚えていません。(^^;;
たぶん「たまにはキャラメル以外の舞台も観ようか」程度のことだったのでは
ないでしょうか。それでも近江谷さんが、キャラメルの役者さんが出演なさって
いなかったら、行かなかったでしょう。
「行ってよかった!」
それが私の直後の感想でした。今回もそう思いました。
タイトルから推察された方もいらっしゃるでしょうが、この作品の設定は結構、
いやかなり「ハード」というか「シニカル」というか…………
とりあえず、「恋愛関連シーン」(←変な言葉だ………)の多さ、「ハードさ」
に、私はびびりました。キャラメルにはそういうシーン、要するに「ばりばりの
ラブシーン」てのは、ほとんど無いですから。慣れていなかったんです。(^^;;;
ものすごく色々とドキドキして、でも笑わせるところでは思いっきり笑わせて
くれて、最後はキャラメルとは違う意味で「ほっ」としたのです。
作品の結末を気にいるか気に入らないかは個人の好みですから、『SWAP』
のそれも、「こんなの嘘っぽい、嫌い」という方がいても仕方ない、あるいは、
いても当り前ですね。でも個人的には、結末を観て「よかった」と感じることが
できました。
この作品には2組の夫婦が出てきます。
どちらの夫婦も好きですが、特に、近江谷さんと夫婦役ではない、つまりもう
片方の夫婦の奥さん役である冬乃もみじさん(立身出世劇場)という方が、私は
すごく「観どころ」だったと思っています。見た目と中身のギャップ。笑わせて
くれるんですよ〜、マジで。 (98.1.24)
・Channel 8
PRESENTS 近鉄小劇場提携公演
『ルチャドーラ!〜女子プロレスの男たち〜』
大阪・上本町の近鉄小劇場で、2/19〜22までの公演。
2/21、昼の回に行ってきました。
おもしろかったです!!!
「期待していいよ」って知り合いからたくさん言われました。
期待しててよかった(*^^*)
一番の目当ては変わらず西川さんでしたが、他の役者さんも個性的で観てて
たのしかった。個人的には関川慎二さん(現代制作舎)演じる「脇園」さんの
「ぼそっ」としたところがよかったです。
西川さんは、やっぱしキャラメルの舞台とはまたちょっと違う感じでした。
でもギャグ言ってつっこまれてにこにこしているあたりは、いつもと変わら
ない西川さんでした。(笑)
この公演が終わったら、すぐに東京に戻ってキャラメルの稽古に参加して、
10日もしないうちにまた大阪で公演……たいへんだなぁ。
(98.2.22)
・演劇集団キャラメルボックス1998スプリングツアー
『俺たちは志士じゃない』
大阪・梅田のシアタードラマシティで、3/4〜10の公演。
1994年9月〜10月に初演の作品で、今回は再演です。
……さぁ、行ってきました春の公演。
キャラメルにはまりまくるきっかけとなった96年夏の『風を継ぐ者』から、
約2年ぶりのキャラメル製時代劇。今回のは「勤皇側」から見た幕末の設定
なんで、『風を継ぐ者』とは逆に新撰組が敵方となっていました。
私はこの作品の初演を観てないので、新撰組に感情移入する側から入った
わけです。ですから新撰組が「悪者」になっているのが、複雑と言えば複雑
だったかも。
でもそれを抜きにして、面白かったです。
初演とはかなりキャストの変更があるので、初演のビデオと見比べると、
違和感さえ感じたりします。まぁ前回は、違う劇団(惑星ピスタチオ)から
客演を4人も呼んでいたわけですから、違って当たり前ですが。
私は今回の方、キャラメルオリジナルキャストでの方が好きかな。ピスタ
チオの方々は方々で、面白いんですけどね。
今回の再演では、最近伸びてきている役者さんたちがすごくよく頑張って
いて、それを観るのが楽しかったんです。特に若手の方々が。
そして、これを最後に退団される役者さん、今井義博さん。
長く所属していらした方だし、私も何回も生で観ているので、もう舞台で
拝見できなくなると思うと、淋しいですね。
さて、次の関西での公演は7月。毎年のように神戸で。
昨年冬に急の演目変更で流れてしまった『さよならノーチラス号』。
上川隆也さんも出演なさるそうです。……うれしいけど、またチケットの
確保が大変になるなぁ……
(98.3.12)
・ネビュラプロジェクト・プロデュースVol.1『BRIDGE』
大阪・近鉄アート館で3/28〜31の公演。
キャラメルボックス、その他いくつかの劇団のプロデュースを行っている
「ネビュラプロジェクト」という会社(社長はキャラメルのプロデューサー
・加藤さん)が初めて行うプロデュース公演。
まだ関西に来たことのない「TEAM発砲・B・ZIN」(以下「発砲」)
と、関西でもちょこちょこ公演をしている「ランニングシアターダッシュ」
(以下「ダッシュ」)の2劇団が、それぞれ数人ずつ役者を出して、ひとつ
の作品をつくります。ゲストとして、キャラメルの大森美紀子さんと前田綾
さんが出演なさいます。
(98.3.12)
3/29(日)、昼の回に行ってきました。
いやぁ、おもしろかったです。
もう一回観たかったので千秋楽(3/31)に行こう……と思ったのですが、
その日はゼミ旅行帰りの日。疲れまくっちゃってやっぱしダメでした。ちぇ。
メインの役者さんがキャラメルじゃないから、やはり「空気」が違います
ね〜。でもすごく気持ちのいい空気でした。たのしかった。
今回の脚本・演出はダッシュの大塚雅史さんだったんですが、ダッシュは
もともと関西出身なので、登場人物の台詞にも関西弁がたくさんありました。
根っから関西人の私なんかは、関西弁のお芝居はすごく身近に感じます。
両劇団の本公演が観たいなと思います。
ダッシュは8/28〜9/6で、まぁ夏休みだからこれはたぶん行けると思います
が、発砲は……やっと大阪に来るってのに、6/9・10だからな〜。教育実習中
だもんな〜。無理っぽいです……
あと、大森さんが「トフタム・バーガーショップ」というところでも客演
なさるらしいんですが、それも6/4〜7で私は実習中……でも土・日が入って
るから、もしかしたらこれは観られるかも知れない。
(98.4.7)
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