ネタばれ掲示板の記録・22(01.4.7〜5.19)

(『風を継ぐ者』東京公演・1)
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風を継ぐ者(配役のみ) 投稿者:C-3PO ( 04/07 14:08:46 )
 
     配役は 予想通りでした。
     主役級の人たち 迅助(細見さん)兵庫(岡田(達)さん)沖田(菅野さん)
     つぐみ(岡田(さ)さん)は諸方で明かされていたのですが 後は他に
     ないだろうということで 予想しておりました。
 
     結局、土方(大内さん) 鳩斎さん(西川さん)、三鷹さん(篠田さん)
     たか子(大森さん)その(温井さん)美祢(ミラノさん)剣作(佐藤さん)
     小野田(畑中さん)宇部(首藤さん)
 
     となりました。 
 
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風を継ぐ者(東京初日・長くてすみません) 投稿者:C-3PO ( 04/07 15:19:03 ) 
 
       僕は 迅助という役が好きなのだということを感じました。
       細見さんの迅助は 今井さんの迅助とは違いましたが
       それでも まっすぐな走りつづける迅助好感の持てるキャラクター
       でした。
 
       この作品の初演を生で観て、キャラメルを観つづけている僕にとっては
       こわごわ待っていた初日でした。
 
       迅助・兵庫の両役は雰囲気の違う役者さん(細見さん、岡田さん)に
       変わり、西川さんは鳩斎さん(だろうな・・・)ということで 
       前作の雰囲気がどうなるのか・・・ と気が気でなかったのですが
       「風は確かに(かろうじて?)吹いていた」と思いました。
 
       今回、加藤さんが「今日の肘掛は右!」と言っていたにもかかわらず(笑)
       右隣の方との肘掛バトルに負けて集中しにくかったのですが
       作品(お話)的には好きです。
 
       今回、セットはほとんど同じ、音楽も最後の辺り以外はあまり変わって
       いなかった(と思う)のですが、いろいろあって、前作ほどの心の風を
       感じませんでした。(音楽の音が小さく感じたかも?)
 
       さて、個別に行きましょう。
 
       西川さんが鳩斎さんだったのですが、新撰組のお話なのに 桃山診療所
       物語(?)というくらいに 存在感がありました。(実際、桃山診療所の
       場面多いのですけどね) 
 
       大森さんが 一度セリフを忘れかけ、2度明らかに言いよどみました。
       珍しいというか 逆に驚きました。 あとは さすが大森さん!
       という脇のかため具合でよかったので残念でした。
 
       細見さんの迅助はちょっとおどおどしつつもがむしゃらな感じ、今井さんの
       ちょっと浮世離れした茫洋とした印象とは違いましたが こんな迅助も
       いるかな?という感じでした。 後は 最後まで声がもてば・・・
       もっと細見さんの迅助になるのではないでしょうか?
 
       岡田さんの兵庫は・・・ 西川さんの堅物で世の中を斜めにみている兵庫
       と比べると今風な斜めの観かたをしているキャラクターでした。
       ぶっきらぼうに「近藤は・・・、土方は・・・」と 言っているときは はまって
       いましたが・・・ 入隊試験での殺陣は全くもって頂けませんでした。 
       偶然通路を挟んで隣が 殺陣の佐藤さん(竜馬での土方)だったのですが、
       思わず横を向いてしまいました。沖田総司と立ち会って あんな腰の引けた
       ふらついた立会いがありえるとは思いません。(弱く見せる以前に、沖田より
       よほど実力が上でないと 横からいくらでも打たれそうでした)
 
       沖田と つぐみは前作通り。 菅野さんも雰囲気をもった役者さんですね。
       土方の大内さんは、菅野さんの沖田と比べると 貫禄の意味でもう一声かな?
       可もなく不可もなくと言う感じ。
 
       前作が好きなだけに ダメだしをはじめるときりがなさそうですが(^^;
 
       今回、長州方のイメージが微妙に薄かった気がします。
       ・ミラノさんの美祢は悪役なのですがちょっと弱め、津田さんの狂気に似た
       確信による復讐の執念は感じられませんでした。(土方らが乗りこんできて、
       沖田への復讐を諦める時のギャップとして必要なのだと思うのですけどね)
       ・前作 南塚さんのやった 小野田は畑中さんだったのですが、太い声が
       思ったより通っていました。 一年前説で鍛えた効果が出ていたのでは?
       ・前作 岡田さんがやった 剣作は佐藤さん。 主要な役としては
       初めてだったのでしょうが落ち着いていました。復讐を誓っている弟として
       キャラクターが立つまでには もう少し工夫がいるかもしれません。
 
       篠田さんの三鷹さんは、今回「おじさん」としていじめられていました。
       個人的にはいじめられている場面で拍手が起きるのは好きではないのですけど
       ま、お約束で拍手するのはしかたないのでしょうかね?(^^;
       今回 僕の中での笑いのつぼは「父上」(by沖田)だったのですが。
 
       もう少し書きたい気もしますが(^^; まずは第一印象よりということで
       感想を終わります。
 
 
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Re:風を継ぐ者(東京初日・長くてすみません)
                投稿者:さんろ ( 04/24 00:51:34 )
 
     22日(日曜)のソワレを観ました。
     5年前の初演は、初めて神戸まで足をのばして観に行った作品でした〜。
     で、その時は……幕末のことが全く解らず、ただひたすら走っていた今井さんの迅助と、
     ただひたすら「北だ、西だ、何百メートルだ、何分だ」と喋っていた西川さんの兵庫が、
     印象に残っただけなのでした。
     ちょっと、なさけな〜。
     でも、今回、さすがに幕末のことはばっちりで、お話に入っていくことができました…。
     てなわけなので、私にとっては今回、リベンジ〜〜だったみたいです。
 
     そんな感じで、C-3POさんにレスさせていただきますね。
 
     > 細見さんの迅助は 今井さんの迅助とは違いましたが
     > それでも まっすぐな走りつづける迅助好感の持てるキャラクター
     > でした。
 
     実は、細見さんの迅助ってイメージできなかったんですよね。
     今までの、どっか屈折して、先走ってるようなキャラの印象がつよかったので。(^^;;
     でも、細見迅助も、とってもピュアで愛すべき人でした。
 
     > 前作の雰囲気がどうなるのか・・・ と気が気でなかったのですが
     > 「風は確かに(かろうじて?)吹いていた」と思いました。
 
     前回、風の色も速さも匂いも掴み取れなかった私には、
     今回、風を具体的に感じられて、よかったです。
     確かに「吹きすさぶ風」とはいえなかったけれど…。
 
     > 西川さんが鳩斎さんだったのですが、新撰組のお話なのに 桃山診療所
     > 物語(?)というくらいに 存在感がありました。(実際、桃山診療所の
     > 場面多いのですけどね) 
 
     西川さん、大森さん、ももこさん、ですからね〜。
     幕末、という、ハッキリとした時代のうねりの中にあって、
     市井に生きる者の「誠」を、しっかりと持っている人たちの強さが、
     武士の世界の対極にあるものとして、見事に描かれていたと思います。
     時代に流されない人たちって、憧れますね…。
     だからこそ、新撰組も、長州も、あそこに引かれるように集まってくるのでしょうね。
     まさに「癒し」の場所なのかも知れません。
 
     > 細見さんの迅助はちょっとおどおどしつつもがむしゃらな感じ、今井さんの
     > ちょっと浮世離れした茫洋とした印象とは違いましたが こんな迅助も
     > いるかな?という感じでした。 後は 最後まで声がもてば・・・
     > もっと細見さんの迅助になるのではないでしょうか?
 
     そうですね…細見さんの方が、身近にいそうな迅助ですね。
     喉の方は、最後までだいじょうぶでしたよ。
 
     > 岡田さんの兵庫は・・・ 西川さんの堅物で世の中を斜めにみている兵庫
     > と比べると今風な斜めの観かたをしているキャラクターでした。
 
     西川さんと比べると、岡田さんの兵庫は、さらに迷いの中にいるようでした。
     時代の流れが、加速度を増していく中で、自分の居所が掴み切れていない…、
     だから、ちょっと投げやりにも聞こえるようなモノの言い方なのかなって思いました。
     でも、最初ちょっと違和感、感じたんですけどね〜。
 
     > 偶然通路を挟んで隣が 殺陣の佐藤さん(竜馬での土方)だったのですが、
     > 思わず横を向いてしまいました。沖田総司と立ち会って あんな腰の引けた
     > ふらついた立会いがありえるとは思いません。(弱く見せる以前に、沖田より
     > よほど実力が上でないと 横からいくらでも打たれそうでした)
 
     殺陣については、全体にやや弱さを感じました。
     時折「合わせてる」ってところが見えて…。
     「TRUTH」の殺陣を観ているだけに、物足りなかったです。
     週末だったから、疲れてたんでしょうか…。
 
     > 沖田と つぐみは前作通り。 菅野さんも雰囲気をもった役者さんですね。
 
     今回、一番強く胸に来たのは、沖田の気持ちでした。
     桃山診療所の人たちに、自分を沖田だと名乗れない、沖田。
     新撰組に生きる自分を人に恥じるところは、微塵もないのでしょうけど、
     つぐみさんたちの前では、沖田ではない自分でいたかった、その気持ち。
     自分を斬ろうと構える剣作の前に、丸腰で立ちながら、笑う沖田に、
     不覚にも(?)ゾクっとしてしまいました。
     あの笑いって、初演の時もありましたっけ?
 
     > 土方の大内さんは、菅野さんの沖田と比べると 貫禄の意味でもう一声かな?
     > 可もなく不可もなくと言う感じ。
 
     私は、前回も大内さんの土方だったせいか、ずいぶん存在感を感じて、驚きました〜。
     沖田を想う気持ちが、よく出ていました。
     まぁ、貫禄と言う部分では、確かに今ひとつだったかも。
     銀太夫へのいじめっぷりも、ほどほどの愛情が感じられてよかったです。
 
     > ・ミラノさんの美祢は悪役なのですがちょっと弱め、津田さんの狂気に似た
     > 確信による復讐の執念は感じられませんでした。(土方らが乗りこんできて、
     > 沖田への復讐を諦める時のギャップとして必要なのだと思うのですけどね)
 
     美祢さんに関しては、不満が残りました。
     裏切った時、単純に「ずるさ」が見えてしまって、
     なんていうか…あの時代に生きなくてはならかった女の、精一杯の抵抗、って感じが、
     あんまり感じられなくて…同情できませんでした。
     美祢さんが亡くなった夫を想う気持ちより、義理の兄を想う剣作の無念さの方が、
     強く胸を打ったんですよね。
 
     > ・前作 南塚さんのやった 小野田は畑中さんだったのですが、太い声が
     > 思ったより通っていました。 一年前説で鍛えた効果が出ていたのでは?
 
     初舞台としては、合格点ですよね〜。
     志士としての熱さ、も伝わって来ました。次が楽しみです。
 
     > ・前作 岡田さんがやった 剣作は佐藤さん。 主要な役としては
     > 初めてだったのでしょうが落ち着いていました。復讐を誓っている弟として
     > キャラクターが立つまでには もう少し工夫がいるかもしれません。
 
     義兄の復讐を願い出るシーンは、よかったです。
     あとは、ラストシーンの台詞が、もうひとつ深まってくれたらなぁって思います。
 
     > 今回 僕の中での笑いのつぼは「父上」(by沖田)だったのですが。
 
     あれは、最高でした!(^o^)
 
     終演後、アンケートを書いていたら、そばで話してた人が、「主役は誰?」みたいな
  ことを言っていました。
     そう言われると、そんな印象です。
     強いて言えば、新撰組が主人公って感じだったんですよね…。
     前回は、確かに迅助が主人公でした。
     ラストシーンで、迅助が手を振って出て来た時に、もっと何かを感じたかったです。
 
     とは言え、前回のりベンジは、しっかり果たせました〜。
     己の「誠」を貫くことって、美しいんだなって、思いました。
 
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Re:風を継ぐ者(東京初日・長くてすみません)
                     投稿者:はらだ <HOME>  ( 05/15 19:57:57 )
 
     こんにちはー。はらだです。
     いろいろ書きたいですけど、同じようなことになってくるので
     いくつかだけ。
 
     >> 岡田さんの兵庫は・・・ 西川さんの堅物で世の中を斜めにみている兵庫
     >> と比べると今風な斜めの観かたをしているキャラクターでした。
     > 西川さんと比べると、岡田さんの兵庫は、さらに迷いの中にいるようでした。
     > 時代の流れが、加速度を増していく中で、自分の居所が掴み切れていない…、
     > だから、ちょっと投げやりにも聞こえるようなモノの言い方なのかなって思いました。
     > でも、最初ちょっと違和感、感じたんですけどね〜。
     私は何となく今回の兵庫の方が好きですね。
     でもやっぱりそれは、西川さんがやるとああなるし岡田さんがやるとああなるんだなって
     感心したわけです。
     私は入隊試験のところ結構好きなんですよ。実は。
     あの、如何にもやってられねーぜって感じが。
     初演の時の兵庫は何だかんだ言っても表向きはきちんとしてた感じだし。
 
     > 殺陣については、全体にやや弱さを感じました。
     > 時折「合わせてる」ってところが見えて…。
     > 「TRUTH」の殺陣を観ているだけに、物足りなかったです。
     > 週末だったから、疲れてたんでしょうか…。
     私が見たときは、凄く迫力があると感じました。
     ていうか、初演を改めて見ると、まあ主に沖田さんのことでいいますけど、
     初演の時は凄く、蝶のように舞い蜂のように刺す、のような(元ネタは何だ)
     華麗で、刀を水平に構えて相手に向かっていく様が空手の型みたいに決まってる姿で、
     見せるための殺陣のような気がしたんですよ。
     今回のは、そういうものより実践的な雰囲気の方が重視されたように思いました。
     そして変わらずかっこよかった。
 
     >> 沖田と つぐみは前作通り。 菅野さんも雰囲気をもった役者さんですね。
     > 今回、一番強く胸に来たのは、沖田の気持ちでした。
     > 桃山診療所の人たちに、自分を沖田だと名乗れない、沖田。
     > 新撰組に生きる自分を人に恥じるところは、微塵もないのでしょうけど、
     > つぐみさんたちの前では、沖田ではない自分でいたかった、その気持ち。
     > 自分を斬ろうと構える剣作の前に、丸腰で立ちながら、笑う沖田に、
     > 不覚にも(?)ゾクっとしてしまいました。
     > あの笑いって、初演の時もありましたっけ?
     ですよねー沖田の表情とか動きとか、一つ一つが凄くきますね。
     その、本当の姿を明かせない自分、とか、実は知っている人の身近な人を殺していたって
     こととか、そういうときの気持ちが、言葉には言い表せないくらい心にきますね。
     ところで、初演でも、笑うって程では無かったと思うけど笑顔のような、
     安らかな表情をしていたと私は思ったんですが(DVDを見た上でも)
     そう感じたのは私だけですか?まあ微妙にニュートラルな表情ですしね。
 
     > 私は、前回も大内さんの土方だったせいか、ずいぶん存在感を感じて、驚きました〜。
     > 沖田を想う気持ちが、よく出ていました。
     > まぁ、貫禄と言う部分では、確かに今ひとつだったかも。
     > 銀太夫へのいじめっぷりも、ほどほどの愛情が感じられてよかったです。
     えーと福岡で3回見たのですが、どんどん良くなったと思いました土方さん。
     ただ、福岡で最初うまくいかなかっただけなのか、
     東京でもいまいちで福岡でだんだん良くなったのか、はわかりません。
     大阪で観る方に聞いてみましょう。
 
     > 美祢さんに関しては、不満が残りました。
     > 裏切った時、単純に「ずるさ」が見えてしまって、
     > なんていうか…あの時代に生きなくてはならかった女の、精一杯の抵抗、って感じが、
     > あんまり感じられなくて…同情できませんでした。
     > 美祢さんが亡くなった夫を想う気持ちより、義理の兄を想う剣作の無念さの方が、
     > 強く胸を打ったんですよね。
     うーん、これは、私が観たのは坂口さんの美祢さんだからわかりませんね。
     あ、アンケートで美祢さんの字を間違ってしまったなあ。
     えーと、初演ではいまいちわからなかった美祢さんの撤退宣言の理由、
     わかりました。
     診療所での攻防の中での兵庫と美祢さんの関係性が、
     初演よりはっきりしていたような気がしました。
     気がしただけかもしれませんが(笑)。つまり私が初演で気づかなかっただけ?
 
     >> 今回 僕の中での笑いのつぼは「父上」(by沖田)だったのですが。
     > あれは、最高でした!(^o^)
     ですね、あの、顔を見て一瞬間が空いて「父上」って言うところが。
 
     > 終演後、アンケートを書いていたら、そばで話してた人が、「主役は誰?」みたいなことを言っていました。
     > そう言われると、そんな印象です。
     > 強いて言えば、新撰組が主人公って感じだったんですよね…。
     > 前回は、確かに迅助が主人公でした。
     > ラストシーンで、迅助が手を振って出て来た時に、もっと何かを感じたかったです。
     私は初演では兵庫だと思っていたけど、今は兵庫・迅助・剣作だと思ってます。
     沖田・つぐみに一番心を打たれるのは事実ですが、それは主役だからじゃなくて、
     それをみている兵庫や迅助たちがいるからだと思います。
     特に、迅助が「沖田さんには好きな人はいますか?」ってところ。
     単なる沖田がメインの話だったら、多分ここまでみんな心を打たれないかも。
     えーと、てことは初演で兵庫が主役だと感じたって事は、
     やはり兵庫の気持ち、兵庫の観てきたことが私にとってメインで見えていたからなんでしょうかね。
     今回はいろんな人の観ているものが見えた気がしました。
 
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Re:風を継ぐ者(東京初日・長くてすみません)
                投稿者:み〜ゆ ( 04/27 23:58:49 )
 
     > 自分を斬ろうと構える剣作の前に、丸腰で立ちながら、笑う沖田に、
     > 不覚にも(?)ゾクっとしてしまいました。
     > あの笑いって、初演の時もありましたっけ?
 
     私もあそこで「ひゃぁ!」と思いました。
     席が右端に近いところの前の方だったので菅野さんが
     笑ったのがバッチリ見えたんです。
 
     後で初演のビデオを観返してみたんですけど、
     初演では目をつぶるだけで笑っていなかったように思います。
 
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Re:風を継ぐ者(東京初日・長くてすみません)
                投稿者:さんろ ( 04/29 02:26:07 )
 
     >> あの笑いって、初演の時もありましたっけ?
     >
     > 私もあそこで「ひゃぁ!」と思いました。
     > 席が右端に近いところの前の方だったので菅野さんが
     > 笑ったのがバッチリ見えたんです。
 
     み〜ゆさん、同じこと感じていらして、嬉しいです〜。
     私は、ほぼセンターのやや後ろめだったんですけど、わかりました。
     実は、大阪でもう一度観るんですけど、下手側(舞台に向かって左)のはしっこなんです。
     あの笑いを、想像しなくてはいけないなんて…残念。
 
     > 後で初演のビデオを観返してみたんですけど、
     > 初演では目をつぶるだけで笑っていなかったように思います。
 
     私も、今日DVDで確認しました。
     初演は笑ってなかったんですね…。
     あの笑い、とてもいろんなことを感じさせ、考えさせてくれて、
     重要な変更点だと思います。
 
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Re:風を継ぐ者(東京初日・長くてすみません)
          投稿者:めしたろう <HOME>  ( 04/30 00:16:22 ) 
 
       >>> あの笑いって、初演の時もありましたっけ?
       >>
       >> 私もあそこで「ひゃぁ!」と思いました。
       >> 席が右端に近いところの前の方だったので菅野さんが
       >> 笑ったのがバッチリ見えたんです。
 
       29日日曜・昼行ってきました!
       んで、観ました!
       剣作に斬られるのを待つ、沖田の微笑・・・。
       「ぞくぅ」っとキました。
       でも、沖田はきっと笑うだろうなって・・・。
       それくらい菅野さんの沖田が生きてた気がします!
 
       畑中くんよかったですね〜。
       でも今日照明に引っかかって転んでたんですよ、はける直前。
       大丈夫なのかしら・・・?
 
       美弥さんは初演の津田さんの方が良かった。
       ミラノさんの美弥は
       あの時代に生きた女の強さや弱さがあまり表現されていなかったような・・・。
 
       おば上は、個人的には坂口さんの方が好き。
       だが、今日は大森さんの誕生日で、
       会場にいたお客さん、役者さんみんなでお祝いできてよかった!
       そうそう、亮子ちゃん(と恵子さん)がケーキもって出てきて、
       亮子ちゃん元気になってよかったな〜って思いました。
 
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Re:風を継ぐ者(東京初日・長くてすみません)
                     投稿者:ちせ <HOME>  ( 05/19 17:16:29 ) 
 
        C-3POさん、ご感想ありがとうございます。
 
       > 迅助・兵庫の両役は雰囲気の違う役者さん(細見さん、岡田さん)に
       > 変わり、西川さんは鳩斎さん(だろうな・・・)ということで 
       > 前作の雰囲気がどうなるのか・・・ と気が気でなかったのですが
       > 「風は確かに(かろうじて?)吹いていた」と思いました。
       >
        ようやく昨日、大阪初日を生で観ましたので、レスができます(笑)
        実は3日ほど前から体調を崩していて、観ている間もかなりフラフラの
       状態だったのですが、それでもこの日の舞台はかなり良い仕上がりだった
       と思いました。
       >
       > 今回、セットはほとんど同じ、音楽も最後の辺り以外はあまり変わって
       > いなかった(と思う)のですが、いろいろあって、前作ほどの心の風を
       > 感じませんでした。(音楽の音が小さく感じたかも?)
       >
        私の場合、今回の再演が初演を超えたと感じることは、ある意味で無理
       なんですよね。96年の初演でキャラメルの魅力にとりつかれ、それをきっ
       かけにいろんな舞台を観るようになって。私にとって『風を継ぐ者』初演
       はとても思い入れのある、特別に象徴的な舞台なのです。
 
        ですが、それとは別に、ここ2年(『TRUTH』以降)の公演の中では、
       一番好きです。
 
       >
       > 西川さんが鳩斎さんだったのですが、新撰組のお話なのに 桃山診療所
       > 物語(?)というくらいに 存在感がありました。(実際、桃山診療所の
       > 場面多いのですけどね) 
       >
        CSの東京初日を観た時、西川さんの存在感の薄さにびっくりしました。
       というか、この役の出番の少なさ、台詞の少なさに。初演の篠田さんだと、
       キャラクターがめちゃめちゃ濃かったので(笑)そんなことには思い至ら
       なかったのですが。
        昨日生舞台で観て、ビデオで感じた存在感の薄さはいくらか払拭。です
       がやっぱり……もったいないなぁ。西川さんの力でこそ、今回の鳩斎先生
       のキャラクターは支えられていますが、他の人が同じようなキャラ作りを
       したら、全然目立たないでしょうね。
        今回がダメとまでは言いませんが、私個人はやはり、もっともっと西川
       さんの存在が前に出てきてほしいです。
 
       > 大森さんが 一度セリフを忘れかけ、2度明らかに言いよどみました。
       > 珍しいというか 逆に驚きました。 あとは さすが大森さん!
       > という脇のかため具合でよかったので残念でした。
       >
        ありましたねぇ。私もびっくりしました。今までそんなことなかったで
       すよね?
        どちらかというと坂口さんのたか子さんが好きですが、大森さんなりに
       良かったと思います。
 
       > 細見さんの迅助はちょっとおどおどしつつもがむしゃらな感じ、今井さんの
       > ちょっと浮世離れした茫洋とした印象とは違いましたが こんな迅助も
       > いるかな?という感じでした。 後は 最後まで声がもてば・・・
       > もっと細見さんの迅助になるのではないでしょうか?
       >
        ともかく細見さんに関しては体力、特に喉が心配でした。
        少なくとも昨日の初日は思っていたほど調子が悪そうではなかったので、
       ほっとしました。
        今井さんの迅助とは絶対に(少なくとも私の中では)比べることはでき
       ませんが、細見さんのまっすぐキャラもなかなか似合っていました。
 
 
       > 岡田さんの兵庫は・・・ 西川さんの堅物で世の中を斜めにみている兵庫
       > と比べると今風な斜めの観かたをしているキャラクターでした。
       > ぶっきらぼうに「近藤は・・・、土方は・・・」と 言っているときは はまって
       > いましたが・・・ 入隊試験での殺陣は全くもって頂けませんでした。 
       > 偶然通路を挟んで隣が 殺陣の佐藤さん(竜馬での土方)だったのですが、
       > 思わず横を向いてしまいました。沖田総司と立ち会って あんな腰の引けた
       > ふらついた立会いがありえるとは思いません。(弱く見せる以前に、沖田より
       > よほど実力が上でないと 横からいくらでも打たれそうでした)
       >
        私はおっかーさんの兵庫はダメです。好きになれません。
        やっぱりナレーションが板についてないし、キャラクターもこれまでに
       観てきたもののつぎはぎみたいだし(口調が『俺たちは志士じゃない』を
       どうしても思い出させるのです)
        こういう、醒めたようなキャラ自体はありかと思うのですが……
        あぁそうだ、それだから兵庫らしく思えないのかも。兵庫って冷静だし
       達観したようなところもあるけど、迷いや悩みが全く無いわけじゃないで
       すよね? おっかーさんが現在演じている兵庫だと、何もかも悟りきって
       しまったような感じで。「見たいものも知りたいことも山ほどある」よう
       には思えなかった。
 
        入隊試験シーンはともかく、それ以外の殺陣は素晴らしかったですよね!
       他のところでも「殺陣がすごい」と何度も言われてますが。
        体調が万全でなく、舞台に集中しきれない身でも、殺陣の間は食い入る
       ように見つめてしまいました。
       (……これだけの殺陣を指導できる人が、どうして『また逢おうと竜馬は
       言った』再々演のご自分の殺陣は、あんなにわざとらしいものになったん
       だろう? すごい不思議)
 
       > 沖田と つぐみは前作通り。 菅野さんも雰囲気をもった役者さんですね。
       > 土方の大内さんは、菅野さんの沖田と比べると 貫禄の意味でもう一声かな?
       > 可もなく不可もなくと言う感じ。
       >
        菅野さんの沖田とさつきさんのつぐみには文句ありません。ばっちり。
        秋吉に斬られようとした時の笑顔、何人かの方が書いていてくださった
       おかげで、見逃しませんでした。ドキリとしますね、あれは。
        あと、池田屋事件のシーン、宇部や小野田との斬り合いの時の笑いや、
       つぐみに手紙を渡す時に震えている手。このあたりにもギクリと。(尤も、
       後者の手の震え方は少々わざとらしさが引っかかりましたが)
 
        大内さんは、ぼちぼちですね。それ以上は特に何も言うことないです。
 
 
       > 今回、長州方のイメージが微妙に薄かった気がします。
 
        初演と比べると、津田さんや近江谷さんのような実力の確立された役者
       さん(キャラメル内部の)がいなかったですよね。その点がC-3POさんの
       感じられた「薄さ」に大きく作用しているのではないかな、と思いました。
        坂口さんに変わってからはご覧になりました? 坂口さんが入ったこと
       でだいぶイメージも変わったかと思いますが。
 
       > ・ミラノさんの美祢は悪役なのですがちょっと弱め、津田さんの狂気に似た
       > 確信による復讐の執念は感じられませんでした。(土方らが乗りこんできて、
       > 沖田への復讐を諦める時のギャップとして必要なのだと思うのですけどね)
 
        ミラノさんの美祢は生で観ることがかなわないので、コメントも控えて
       おきます。
        坂口さんの場合……最終的には弟を思う気持ちが、あの時点での復讐の
       気持ちを抑えたんだと思いました。秋吉が「とうに捨てた命じゃ」と叫ん
       だ時、はっと弟を見て、顔を上げる。このまま弟を死なせたくない、死ん
       でほしくない。そんな思いがきっとわき上がってきて、あの場を引くこと
       を決意したんだと思いました。初演のビデオを何回も観てきて、どうにも
       納得のいかないいくつかの点がありまして、美祢のこの態度もその一つで
       したが、今回ようやく自分の中でおさまりがつきました。
 
       > ・前作 南塚さんのやった 小野田は畑中さんだったのですが、太い声が
       > 思ったより通っていました。 一年前説で鍛えた効果が出ていたのでは?
 
        新人さん、および初舞台としてはとても堂々としていましたね。
        やはり前説効果でしょうか。
 
       > ・前作 岡田さんがやった 剣作は佐藤さん。 主要な役としては
       > 初めてだったのでしょうが落ち着いていました。復讐を誓っている弟として
       > キャラクターが立つまでには もう少し工夫がいるかもしれません。
       >
        佐藤さんは大内さんと同じ。ぼちぼちって感じでした。
        具体的には言いにくいですが、もう一歩なにかが欲しいな、と思います。
 
       > 篠田さんの三鷹さんは、今回「おじさん」としていじめられていました。
       > 個人的にはいじめられている場面で拍手が起きるのは好きではないのですけど
       > ま、お約束で拍手するのはしかたないのでしょうかね?(^^;
       > 今回 僕の中での笑いのつぼは「父上」(by沖田)だったのですが。
       >
        ある意味、一番初演とのキャラの違いがあるのは、三鷹さんでしょうか。
       細見さんは強烈、篠田さんは「濃い」……どっちも力技という点では同じ
       か(笑)
        篠田さんらしい三鷹さんだったと思います。……しかし篠田さんらしさ
       がたいがいの場合、オヤジができてしまう見た目や濃い力技ギャグに依存
       してしまってる現状はどうかな、とも思っちゃうんですよね……
 
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風を継ぐ者、東京初日。 投稿者:さらだ ( 04/08 00:13:33 ) 
 
       初日、観てまいりました。
       いろいろ意見はありますが、やはり脚本が良いので、全体的には満足でした。
   「エトランゼ」のレベルとは完全に違う・・。
       無理なく拍手できたという感じです。
       音楽は、初演の方が良かったような・・。
       そして、兵庫がちょっと物足りませんでした。
       岡田さんの兵庫は、とてもクール。その分、わかりやすい拗ねかたですが、
   いかにも浅い・・。
       西川さんの兵庫には色々な色がありました。
       ホットなのにどこか一人拗ねている、弱そうなのに強い、強いのに人質に
   なっちゃう・・、混沌としていてしかもそれが「小金井兵庫」という人格に
   統一されていて、実に魅力的でした。
       西川さんのすごさですね。
       今回の鳩斎にもそれは現れていて、篠田さんの力わざでは表しえない深さでした。
       比べては申し訳ないですが、岡田さんの兵庫にはひとつの色しか感じられません
   でした。
       そのあたりが、舞台の温度を少し低くしていたような気がします。
       見た目、ノッポの今井さんと小柄な西川さんコンビと違い、同じような岡田、細見
   コンビには対照の妙がなく、そこもつまらなかった・・。
       でも、まだ初日。どう進化していくか、楽しみです。
       今回は役者の力量で、いかようにも変えられるでしょうから。
       次は25日に観ます。
 
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Re:風を継ぐ者、東京初日。 投稿者:ちせ <HOME>  ( 04/30 04:41:00 )
 
      さらださん、ご感想ありがとうございます。
 
      あたりまえですが、皆さんもうご覧になってるんですよねー。
      私としては珍しく(爆)東京まで観に行かないので、一月半待ちの状態に
     陥ってます……長ーい。
 
      あまりにも長すぎるので、最終手段に踏み切りました。
      ……はい、CS持ちの友人にビデオを借りて、観てしまいました。
      生を後にしちゃうと結果的にいろいろ「……」なのは『MIRAGE』で懲りた
     はずなのに (^^;;;
 
      感想としては、さらださんと近い部分が多いですね。同じく初日だし。
      ラストの曲はやっぱり初演の方が好きだなぁ、私は。なんだかんだ言って、
     あの曲に一番(ある種の)こだわりがあるのは加藤さんでしょう。サントラ
     CDの「ボーナストラック」が存在するあたり……
 
      おっかーさんの「兵庫」は……キャラクターも気になるけど、それよりも
     ストーリーテラーとしての弱さを感じました。端的に言えば、ナレーション
     が「棒読み」に近く聞こえてしまう……うーん、あまりこういう役どころは
     向いてないんじゃないかなぁ。
 
      西川さん。今回が悪いわけじゃないけど、あまり前面に出ない役を比較的
     穏やかに演じていらっしゃるので、存在が薄く思えてしまう時が何度も……
      未練がましいけど、やっぱり西川さんは「兵庫」で観たかったですね。
 
      その他のことは、生で観てからじっくり考えて書こうと思います。
 
 

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