ネタばれ掲示板の記録・15(00.7.17〜8.22)

(『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』神戸・東京公演その他)
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"カレッジ・オブ・ザ・ウインド"7/12マチネの感想
               投稿者:まえたけ ( 07/17 20:51:44 )
 
     7/12のマチネで観てきました。
     今回は体調のことがあり観に行くことをほぼあきらめて
     いたのですが、何とか許可が取れて観ることができました。
 
     まず全体的な感想ですが、キャラメルの作品の中でも
     特に人が人を想う気持ちが強く現れているなあという
     印象を受けました。ほしみ対家族、鉄平対あやめと
     いう2つの軸がうまい具合にまとまっていたと思います。
 
     心がばらばらになっている家族を何とか一つにまとめ
     ようとするほしみのけなげな所、笑顔を絶やさない所
     にすごく胸を打たれました。何とか家族がまとまった
     時にはほしみ以外はみんな死んで幽霊になってしまって
     いる。「死んでからじゃ遅いんだよ。」って言った
     (台本を買っていないので正確ではないかも)ほしみの
     気持ちを考えると涙が出てきました。
     そして、あやめの自分に対する気持ちに疑いを持ち
     あやめの同僚の菊川へ嫉妬する鉄平の気持ち、うーん
     これは何かよくわかる気がする。なぜだろう?
     やっぱり自分にも少しおかれている状況が違うとはいえ
     似たような経験があるからかなあ?(爆)
     そんなわけで、ほしみと鉄平に思いっきり感情移入
     してしまいました。
 
     それにしても、家族が一つにまとまるのが死んでからなんて・・・。
     そう考えてしまうとこの物語はとっても寂しく悲しいですね。
     やっぱり生きているうちに相手のことをおもいやり、まとまって
     ほしかったです。改めてほしみ一家から人を思いやる気持ちの
     大切さを教えられた気がしました。
 
     次に気になった役者さんを挙げてみます。
     まずはやっぱり小川さん、包帯姿がよく似合っていて
     かわいかったです。そしてもともと表情が豊かなことも
     あり、感情の起伏がうまく出ていたように思いました。
     この役、今のキャラメルの中では小川さんしかやっぱり
     できないんじゃないかなあ?
     ただ、ほしみが女子大生という設定にしてはちょっと
     子供っぽいかなあというような印象を受けたのですが
     どうでしょうか?
     次に菊川役の木下さん、「ちょんまげ」はかなり
     おもしろかったです。僕の行った回は何か一部客席で
     異常に盛り上がっていました。ただ、あやめに対する
     気持ちがあんまり表面に出ていないような気がしました。
     多分、菊川もあやめのことを好きなのだと思いますが。
     でも、こういう感じの人ってやっぱりいますしねえ。
     初演は観ていないのでわからないのですが、上川さんは
     初演でどうだったのでしょうか?
     さらにヨウタ役の藤岡さん。もともとボーイッシュな
     感じなので少年役はぴったりでめっちゃはまっていた
     と思います。少年役と言えば伊藤さんというイメージ
     が大きいと思うし、今回も初演に伊藤さんが演じた役なので
     比べられることが多いと思いますが、是非とも頑張って
     ほしいですね。
     そしてベテランの方々は若手をうまく引っ張っており
     安定した演技をみせてくれました、この辺はさすがですね。
 
     最後に僕の個人的なことですけど、これから一人で頑張って
     いこうとするほしみをみて、すごく励まされました。
     僕も早く病気を治せるように頑張りたいと改めて思いました。
 
     以上、長々と書きましたが、読んで下さったみなさん
     どうもありがとうございました。
 
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Re: 投稿者:さんろ ( 07/18 01:55:17 )
 
     まえたけさん、観に行くことができてよかったですね〜。
     自分の感想(パート2)を書く前に、レスさせてもらいま〜す。
 
     > 心がばらばらになっている家族を何とか一つにまとめ
     > ようとするほしみのけなげな所、笑顔を絶やさない所
     > にすごく胸を打たれました。何とか家族がまとまった
     > 時にはほしみ以外はみんな死んで幽霊になってしまって
     > いる。「死んでからじゃ遅いんだよ。」って言った
     > (台本を買っていないので正確ではないかも)ほしみの
     > 気持ちを考えると涙が出てきました。
 
     あの、作り物じゃない笑顔は、残酷すぎると言ってもいい現実の中で、
     ほんとうに救いだったと思います。
     それだけに、「死んでからじゃ…」っていう、
     ほしみの心の叫びは、胸に刺さりました。
     しかも、家族がその場にいなくなってから、言うんですよね。(;_;)
 
     > そして、あやめの自分に対する気持ちに疑いを持ち
     > あやめの同僚の菊川へ嫉妬する鉄平の気持ち、うーん
     > これは何かよくわかる気がする。なぜだろう?
     > やっぱり自分にも少しおかれている状況が違うとはいえ
     > 似たような経験があるからかなあ?(爆)
 
     あ…同じく、です。(^_^ゞ
     ほしみちゃんの「おじさんがあやめさんの方を向いてないからだよ!」には、
     いろいろ、考えさせられました〜。
     正面から人を愛することの大切さ。
     そして、それができる強さを持つことの大切さ。
 
     > それにしても、家族が一つにまとまるのが死んでからなんて・・・。
     > そう考えてしまうとこの物語はとっても寂しく悲しいですね。
 
     そうですね…。
     でも、生きてる時から、ほしみが皆をつなげていてくれていることには、
     全員が気がついていたんですよね。口には出さなかったけど…。
     だから、家族旅行だけは必ず参加してたんですよね。
     みんな、生きている時から、ほしみの方だけは見ていたんだと思います。
 
     > まずはやっぱり小川さん、包帯姿がよく似合っていて
     > かわいかったです。
 
     ふふ…これ、ほめ言葉ですか?(^^)
     でも、わかります、そう言いたくなるのって。
 
     > ただ、ほしみが女子大生という設定にしてはちょっと
     > 子供っぽいかなあというような印象を受けたのですが
     > どうでしょうか?
 
     私も、最初、亮子ちゃんの方がお姉さんかと思いました。
 
     > 最後に僕の個人的なことですけど、これから一人で頑張って
     > いこうとするほしみをみて、すごく励まされました。
     > 僕も早く病気を治せるように頑張りたいと改めて思いました。
 
     そうですね。ほんとに…そうですね。
     私は、カーテンコールで、ほしみのためにキャラメルフラッグを、
     振っていました。
 
 
 
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Re:7/12マチネの感想 投稿者:ちせ <HOME>  ( 07/22 02:06:08 )
 
     > 7/12のマチネで観てきました。
     > 今回は体調のことがあり観に行くことをほぼあきらめて
     > いたのですが、何とか許可が取れて観ることができました。
     >
      あらためて……よかったですね〜 (*^^*)
 
     > 心がばらばらになっている家族を何とか一つにまとめ
     > ようとするほしみのけなげな所、笑顔を絶やさない所
     > にすごく胸を打たれました。何とか家族がまとまった
     > 時にはほしみ以外はみんな死んで幽霊になってしまって
     > いる。「死んでからじゃ遅いんだよ。」って言った
     > (台本を買っていないので正確ではないかも)ほしみの
     > 気持ちを考えると涙が出てきました。
 
      「死んでから一つになったって、もう間に合わないよ」
      …………この台詞は、何回聞いても、心が締めつけられます。
      明るくふるまっていた「ほしみ」の、せつないせつない気持ちに。
 
     > そして、あやめの自分に対する気持ちに疑いを持ち
     > あやめの同僚の菊川へ嫉妬する鉄平の気持ち、うーん
     > これは何かよくわかる気がする。なぜだろう?
     > やっぱり自分にも少しおかれている状況が違うとはいえ
     > 似たような経験があるからかなあ?(爆)
 
      似たような経験があるわけではないのですが (^^;
      気持ち自体は、なんとなく分かる気がします。
 
     >
     > それにしても、家族が一つにまとまるのが死んでからなんて・・・。
     > そう考えてしまうとこの物語はとっても寂しく悲しいですね。
     > やっぱり生きているうちに相手のことをおもいやり、まとまって
     > ほしかったです。改めてほしみ一家から人を思いやる気持ちの
     > 大切さを教えられた気がしました。
     >
      なくしてから気づくこと……って、実はすごく多いんでしょうね。
      大切なことも、手放したくないものも、身近にあるうちは分からない。
     身近にありすぎて、うっとうしく思ったりすることさえある。
      「ほしみ」の家族も、そうだったんじゃないかな……
      「現実の家族」ではいられなくなってから、ようやく家族を思い合う
     ことに、一生懸命になる。……すごく淋しくて悲しいことではあるけど、
     それに「気づけた」こと自体は、よかったなと思います。
 
     > ただ、ほしみが女子大生という設定にしてはちょっと
     > 子供っぽいかなあというような印象を受けたのですが
     > どうでしょうか?
 
      まぁ、子供っぽいといえば、そうかも。
      私はあんまり気にならなかったんですけどね。
 
     > 次に菊川役の木下さん、「ちょんまげ」はかなり
     > おもしろかったです。僕の行った回は何か一部客席で
     > 異常に盛り上がっていました。ただ、あやめに対する
     > 気持ちがあんまり表面に出ていないような気がしました。
     > 多分、菊川もあやめのことを好きなのだと思いますが。
     > でも、こういう感じの人ってやっぱりいますしねえ。
     > 初演は観ていないのでわからないのですが、上川さんは
     > 初演でどうだったのでしょうか?
 
      「ちょんまげ」は素で朗読されますからねぇ……(爆笑)
      ページの感想にも書いたんですが、私も、「あやめ」さんに対する、
     +「鉄平」さんに対する「菊川」さんの気持ちが、いまいち感じ取れ
     ませんでした。なんか、一本調子な感じがして……
      こういう、不器用そうな人は、いそうですけどね。神戸公演の終盤
     あたりに観た時は、「不器用さ」がわりといい具合に伝わってきまし
     たけど。
 
     > さらにヨウタ役の藤岡さん。もともとボーイッシュな
     > 感じなので少年役はぴったりでめっちゃはまっていた
     > と思います。少年役と言えば伊藤さんというイメージ
     > が大きいと思うし、今回も初演に伊藤さんが演じた役なので
     > 比べられることが多いと思いますが、是非とも頑張って
     > ほしいですね。
 
      最初の頃は、つい伊藤さんと比べてしまっていて、「うーん……」
     と思ってたんですが、3回目あたりから「結構いいんじゃないかな」
     と思えてきました。もっともっと、良くなれるとは思いますけど。
 
     > そしてベテランの方々は若手をうまく引っ張っており
     > 安定した演技をみせてくれました、この辺はさすがですね。
     >
      個人的に、近江谷さんが周りに比べてちょっとおとなしい感じが
     してしまったんですが……そんなことないですか?
 
     > 最後に僕の個人的なことですけど、これから一人で頑張って
     > いこうとするほしみをみて、すごく励まされました。
     > 僕も早く病気を治せるように頑張りたいと改めて思いました。
 
      がんばってください! 一日も早いご全快をお祈りしてます。
 
 
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何故か『スケッチブック・ボイジャー』 投稿者:はらだ ( 07/19 20:05:50 ) 
 
       いきなり何で?とお思いでしょうか・・・
       『カレッジ』脚本集に収録されていたからですね。
       さておき。
       カケル(本当はコジロー)に対して色問答しますよね。
       その時最初に「海の色は?」と出てきます。
       ・・・海の色は空の色です、基本的に。だから青じゃありません。
       そこで突っ込めよー。とちょっとだけ思ったのでした(笑)。
       それだけですーではでは。
 
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Re:何故か『スケッチブック・ボイジャー』
             投稿者:ちせ <HOME>  ( 07/24 21:33:16 )
 
     > カケル(本当はコジロー)に対して色問答しますよね。
     > その時最初に「海の色は?」と出てきます。
     > ・・・海の色は空の色です、基本的に。だから青じゃありません。
     > そこで突っ込めよー。とちょっとだけ思ったのでした(笑)。
 
      ……あ、そういえば……
 
      何度もビデオ観てるくせに、ぜ〜んぜん気づいてませんでした (^o^;
 
      『スケッチブック・ボイジャー』といえば「館長」さんの上川さん
     ですが(笑)今日(7/24)から『大地の子』が再放送されてますね。
      全く観たことがないので、全部ビデオに録って、じっくり観てみる
     つもりです。
 
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『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』神戸観劇と初演ビデオ。
                投稿者:はらだ ( 07/20 18:53:51 )
 
     ああー長々と書いてたのに投稿時にフリーズして書き直しているはらだです。
     というわけなので最初から初演を比較しつつ(比較的)簡潔に書いていきます。
 
     まずセット。クローズドで観るのと生で観るのはやはり質感が違いますね。
     いろいろ気づかなかったこともあったし。
     でも、初演とほとんど同じセットだったんですね、驚きました
     (ベッドは再演の方が寝心地が良さそうだったけど)。
     そして役者さんの演技。私藤岡さんをほめていたんですけど、
     改めてみると、少年役としては合格だけどヨウタとしてはもうちょっと何か欲しいと思いました。
     逆に中村亮子さんは、ツキエって何だか好きになれない役ですけど
     その好きになれないって感じがツキエとしては良かったのかなと。
     でも初演と比べると弱い部分って、この弟妹にあるかもと思いました。
     全体としては再演の方が役者の力が上だと思いました。
     お友達の百合子が出ないかわりに看護婦&病人陣がしっかりしてるし。
     藤枝さんと松倉さんのやりとりが充実してたと思います。
     ほしみは・・・これ言ったら袋叩きかなあ・・・町田さんってそんなに良かったのかなって。
     私は小川さんのほしみの方が好きだなって。
     町田さんって何だか大事なところで演技がわざとらしいっていうか、
     普段のセリフが棒読みになりがちっていうか、それほど悪いとは思わないけど
     みんながあがめたてまつる程良かったと思えませんでした。
     私は小川さんファンを公言していますが贔屓のつもりはありません。
     最低でも”好みの問題”との表現にとどめたいです。
     そしてやはりこの作品を語るのに鉄平さんは欠かせませんね。
     うーん素晴らしい、かっこいい、せつない・・・。
     あ、あんまり長く書いてまたフリーズは嫌だからちょっとこの辺はあとで。
     あと、作品としての構成ですが、最初の語りとかはまあさておき、
     鉄平さんの下りでいろいろモノローグが入って、枠組みがしっかりしてわかりやすくなりましたね。
     作品としてのレベルアップかなと思いました。
     あ、あと忘れてはならない、ほしみの最後のセリフ。
     まさか初演に無いなんて思ってませんでした、あのセリフは最高です。
 
     私の結論としては、再演の方がやっぱり好きかなと。
     でも、小川さんにはもっともっと頑張って欲しいです。
 
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続『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』神戸観劇と初演ビデオ。
                投稿者:はらだ ( 07/20 19:07:18 )
 
     あー無事書き込めた・・・。
     では続きです。
 
     7/15夜と7/16昼に観たのですが、15日はやはり、小川さんの声がややかれ気味でしたね。
     でも、まあ声が高くなるときくらいしか目立たなかったと思うし、
     そういう時に声がかすれるくらいは許容範囲かなと
     (役者さんとしてはそうは言ってもいられないでしょうけどね)。
     でも小川さんの喉は強いと聞いたような気がしていたので驚きました。
     セリフが多いですからね。でも頑張って欲しいです。
 
     あ、あと初演再演比較続きですが、服装センスは再演の方がいいですかね。
     でもツキエの服初演も似合ってたなー。
     家族の事を言うと、お父さんは相変わらずいい味だったと思うし、
     お母さんとおばあちゃんは、初演の方が険悪そう(^ ^;)
     再演の方がややほほえましい争い方かなーって。
     妹弟に関しては、まだ初演の方が勝ってるかなと。頑張ってー。
     でも中村亮子さんで久々にいい感じを感じたので(ツキエは好きじゃないけど)
     なかなかいいかなとも思いました。
     あ、あやめさんと菊川さん。
     鉄平さんと比べていくつくらいの歳の差なのかな。
     再演のあやめさんを観ると、若い嫁さんもらいやがって、なんて(笑)
     思ったりするんですが。多分菊川も同じくらいの歳ですよね。
     でもそもそも兄貴には大学生の娘がいるっていうのに
     弟はまだ新婚かー、一体この兄弟いくつ違い?
     弟は結構親に心配かけるタイプのいわゆる親不孝者ってやつですけど
     兄貴はしっかりしてるかと思えば職業は作詞家なんて不安定そうな感じだし。
     一体どういう感じだったんだろうこの家族。
     で、鉄平さんがいなくなって、あやめさんどうするんだろう。
     菊川、「他人だと思ってませんから」ってどういう意味だ!
     手を出すなよーと思いつつも、今度はこいつが「私を好きな人」に
     なるとしたらわからないよな・・・。
 
     さて。東京にも行くつもりです。楽しみです。
 
 
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『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』IN東京 7/22
                 投稿者:光介 ( 07/23 06:53:12 )
 
     22日夜の回です。
     今日程、ビデオと生の差を実感したことはなかった。
     2列めのセンターだったので、両端での演技されると同じには見れないけど
     思いがまともに伝わる席でした。
 
     主演の小川さん。声がでないと聞いていたのでマイクをつけての登場、
     まさにハマリ役って思う程、がんばってます。
     ほしみの「死んでからひとつなってももう遅いよ」って言うところで
     想いが伝わってきて痛かった。
     ダンスのシーン、けっこうかっこいいです。なんか見直しちゃったぁ。
     そして終演後の挨拶、まさに魂を全力投球した後の抜けきった状態…。
     千秋楽までがんばってほしい。
 
     あと亮子ちゃんのシーンにもグッときました。
     お母さんの浮気がわかって自分の思いをだした瞬間の表情、これが
     私が「MIRAGE」で見たかったものだったんです。やっぱり前回は
     主役という気負いがあったのでしょうねぇ、空回りって感じだったもの。
 
     皆、もう否のうち所はありません、いい味だしてます。
 
     気になるとしたら菊川の袖が長いこと、皆で天国へ行く時の鉄平の荷物
     ってクーラーバックだけでいいのかなぁ、挨拶のとき近江谷さんのリュック
     の中身がでたりしないのかなあ、とどうでもいいことが浮かんでしまいました。
 
     あと2回は見る予定、もう1回増えるかもしれないでもせつなくて痛いよぉ。
 
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Re:『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』IN東京 7/22
             投稿者:ちせ <HOME>  ( 08/21 22:37:04 ) 
 
        いつもありがとうございます。
        レスが遅くなってすみません……
 
       > 主演の小川さん。声がでないと聞いていたのでマイクをつけての登場、
       > まさにハマリ役って思う程、がんばってます。
       (中略しました)
       > そして終演後の挨拶、まさに魂を全力投球した後の抜けきった状態…。
       > 千秋楽までがんばってほしい。
       >
        千秋楽でも、ちょっと声が出しづらそうでした。嗄れてるというより、
       声量が出ないって感じだったかな。
        マイクを取れるほどには回復したというけれど……
        でもその分、て言うのも変かも知れませんが、「役の気持ち」がより
       前面に出ていたように感じられました。神戸よりもせつなかった。
 
        カーテンコールでの涙をこらえた笑顔はやはり印象的でした。
 
 
       > 気になるとしたら菊川の袖が長いこと、皆で天国へ行く時の鉄平の荷物
       > ってクーラーバックだけでいいのかなぁ、挨拶のとき近江谷さんのリュック
       > の中身がでたりしないのかなあ、とどうでもいいことが浮かんでしまいました。
       >
        挨拶の時、じゃないですけど、キャンプ出発前のシーン。
        神戸の千秋楽で、釣り竿がちゃんと元通りにしまえず、仕方ないので
       先の方が30センチくらい出たまま、カバーにしまっていました……
 
       > あと2回は見る予定、もう1回増えるかもしれないでもせつなくて痛いよぉ。
 
        結果的にはどうなりました?
 
 
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『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』神戸千秋楽
                投稿者:さんろ ( 07/24 00:14:06 )
 
     贅沢にも2日続けて観たわけですが…やっぱり違うんですね、生の舞台は。
     15日は、なんかのめり込めなかった感が拭えなかったんですよね、
     私の知る限り珍しく、西川さんがはっきり台詞を噛んでたし…。
     (それも、クライマックスに近い、鉄平さんの心情を吐露するシーン)
     それが、16日はいつのまにかハンドタオルをギュゥ〜〜っと握りしめて、
     ほしみちゃんや、鉄平さんや、あやめさんや、ナミコさんがなにか言う度、
     こみ上げておりました…。
     席は後ろから3列目だったんですけど、全然問題ありませんでした。
 
     実は、さっきちせさんの神戸楽日の感想を読んで来たんです。
     したら、私の中で確かめたいなあと、思っていたことが書かれてたんです!
     そのことについて、先に書いておいた文があるので、
     とりあえずそのままコピーしますね。
 
     * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
     家族が天国に向かうとことで、
     皆が一言ずつほしみに言葉をかけていきますよね。
     鉄平さんが最後になるんですけど、
     口だけで、声は出してませんね。
     なんて言ってるんでしょう?
 
     私、15日に見た時は、近かったくせに確認できなくて、
     「なにか励ましているのかな」って、感じたんです。
     でも、16日は遠くて、はっきり見えるわけないのに、
     『ありがとう』って言っているんだ、って思いました。
 
     皆さんはどうご覧になりましたか?
 
     * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
 
     やっぱり、「ありがとう」って言ってるんですね、鉄平さん。
     で、ほしみちゃんも、それに強くうなずきかえしてますよね。
     これって、すごい救いですよね…。
     16日の舞台は、それをわからせてくれる力、があったと思います。
 
     私は、初演のビデオを見ていますが、かなり前で、
     しかもその時は友達のビデオだったので、一度だけ、だったんです。
     その後、自分でも購入したんですが、同僚に貸したままなんです。
     だから、あまり初演は引きずっていなかったみたいです。
     初演のビデオを見た時も、かなりヤラレましたけど…(^^;;
 
     そのせいかどうか、わかりませんが、
     ほしみの最後の台詞にも、なんなく「だめ押し」をくらいました。
     あの、「風の音が…」の言葉に、ほしみの、家族への愛を、
     決して揺らぐことのない、哀しい程幸福な愛情を、感じました。
 
     あの家族って、自分が死んじゃったのに、妙に明るいですよね。
     この世への煩悩がなくなったからでしょうか。
     ただひとつ、心残りというか、気掛かりなのは、ほしみのこと。
     それに比べて、鉄平さんは未練いっぱい…。
     自分の「想い」に、悔い、を残しているから、でしょうか。
     でも、それもほしみのお陰で、昇華されたんですね。
 
     あやめさんは、確かに以前は菊川さんのことが好きだった。
     でも、好きでい続けることに疲れて、
     鉄平さんの方を向こうと決めたんじゃないと思います。
     もしそうなら、あんなに誇らしげに語らないと思うから。
     鉄平さんに「ありがとう」って言ったんだって語るあやめさんは、
     とても幸せそうだった。
     自分の決断がまちがっていなかったって、自信を持っているんだと思います。
     鉄平さんの方を向いた時に、そのことに気がついたんじゃないかな。
     自分が本当に愛していけるのは、この人だって。
     きっと、不器用な菊川君は、あやめさんが結婚するって決まってから、
     総べてに気がついたんでしょうねぇ…。
 
     なのに、鉄平さんは、ばかだぁぁぁぁぁぁぁぁ〜。
     …でもね、一度はまりこんじゃうと、
     抜けれなくなっちゃうものかもしれません、嫉妬というラビリンスは。
     一番まっすぐに見つめなくちゃいけない人なのにね。
     恋する心って、愚かで、切ないですね。
     もう、この役は西川さんでなかったら、許せない!ですね〜。
     16日の西川さんは、死んでしまったという、究極の極限状態の、
     恋する男の焦りと切なさを、体中から放っていたと思います。
 
     だから、あやめさんは、菊川さんの方を向いたりしない。
     と、私は断言しちゃいます!
 
     それから、16日はナミコさんの様子にも、目を配っていたんですが、
     ナミコさん、かなり葛藤してますね。動揺してるのに、隠してたり。
     私も、こういう「女」って感じの坂口さんが好きです。
     女としての、一定の経験を重ねて来たうえで、いじらしさもあるんですよ。
     そういう女性に、見えるんです。
 
     あ、15日は亡くなった父のことを、やたら思い出してしまってたんですが、
     16日は、高梨さん家のことしか、考えていなかったなぁ…。
 
     あ〜〜あと一回しか見られないなんてぇ〜〜!
      ↑
      いい加減にしなさーい!(by家族)
 
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Re:『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』神戸千秋楽
             投稿者:ちせ <HOME>  ( 08/21 22:36:43 ) 
 
        いつもありがとうございます。
        レスが遅くなってしまいまして…… (^^;
 
       > やっぱり、「ありがとう」って言ってるんですね、鉄平さん。
       > で、ほしみちゃんも、それに強くうなずきかえしてますよね。
       > これって、すごい救いですよね…。
       > 16日の舞台は、それをわからせてくれる力、があったと思います。
       >
        鉄平さんの「ありがとう」は大きな救いですね。
        ほしみにとっても、鉄平さん本人にとっても。
        この物語が抱える残酷さを、東京楽日に観ていて、苦しいくらいに
       感じました。だから余計に。
 
 
       > …でもね、一度はまりこんじゃうと、
       > 抜けれなくなっちゃうものかもしれません、嫉妬というラビリンスは。
       > 一番まっすぐに見つめなくちゃいけない人なのにね。
       > 恋する心って、愚かで、切ないですね。
       > もう、この役は西川さんでなかったら、許せない!ですね〜。
       > 16日の西川さんは、死んでしまったという、究極の極限状態の、
       > 恋する男の焦りと切なさを、体中から放っていたと思います。
       >
        「死んでから気づいたんだ」……せつなすぎますね、この台詞。
 
        どれだけ相手のことを思っても、なにかしてあげたくても、死んで
       しまったらもうどうしようもない。やり直したくても、やり直せない。
        本当ならとりかえしのつかない状況。
        伝えられない思い。
        だけど、この作品ではそれぞれにとって、一番ほしかった「救い」
       みたいなものが与えられているかな、と。
 
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Re:『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』神戸千秋楽
                投稿者:はらだ ( 08/22 20:13:52 )
 
     こんにちはー。
     本当は普通の掲示板にお邪魔したかったんですけど今帰り際なので…
     で、
 
     >> やっぱり、「ありがとう」って言ってるんですね、鉄平さん。
     >> で、ほしみちゃんも、それに強くうなずきかえしてますよね。
     >> これって、すごい救いですよね…。
     >> 16日の舞台は、それをわからせてくれる力、があったと思います。
     >  鉄平さんの「ありがとう」は大きな救いですね。
     >  ほしみにとっても、鉄平さん本人にとっても。
     >  この物語が抱える残酷さを、東京楽日に観ていて、苦しいくらいに
     > 感じました。だから余計に。
     私も神戸では「ありがとう」だと思ってたんですけど、
     東京では何か違うことを言っているようにも見えたのです。
     (千秋楽も、その前の日の昼も。いや前の昼は2階席だから定かでないけど)。
     誰か、同じように思った人いませんか?
 

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