ーキャラメルな思い出・その3ー1997年1月〜6月ー
○『ケンジ先生』(97.1.ビデオ)
長坂家のおばあちゃんが孫娘・レミのために買った誕生日プレゼントは、100年前に
作られた世界最初のアンドロイド、「ケンジ先生」。
「レミに本当の勉強をしてほしい」と言うおばあちゃん。
学校も先生もなくなった時代で、ケンジ先生は何を教えられるのだろうか?
96年夏のもう一つの公演。東京オンリー上演。
当時、非常にビデオ化希望が多かったらしくて、そんなによかったのかな?
とまだ今ほどキャラメルにはまってなかった私は考えまして。結局台本と一緒
に注文したわけです(元演劇部の性(さが)で、観た舞台の台本はできるだけ
買う主義)……実は台本は売り切れてて無かったんですが。
いやー、キレイな作品です。ストーリーも舞台装置も音楽も。
この中で登場人物たちが歌う歌が、すごくいいんですよ。
ああ歌詞が知りたいっ! て思っていたら、今年(98年)の秋に再演が!
しかも東京と神戸で!! 当然、台本買いました。しかもオリジナルサウンド
トラックCDも出たので買いました。これで噂の「ひとり『ケンジ先生』」が
できます(って、しませんけどね)。
○『あなたが地球にいた頃』(97.4.観劇/97.7.ビデオ)
20年の入院生活を終えて、姉・瑞恵の家族が住む東京にやってきた可南子。
瑞恵の心配をよそに、義兄や姪も巻き込んで、可南子はやりたいことをやろうとする。
妹が何を考えているのか分からない瑞恵は、戸惑いを隠せず……
初めて「ダブルキャストでないのに2回以上観た」作品。一年間の公演の
予約を一番早くできるトライアスロン・パス(一人用)を手に入れたので、
パスの分と友達と行く分とで2ステージを取ったのです。
これまで観た作品の中では「あまり好きじゃないタイプ」なんですけど、
観ていて「泣きたく」なってしまいました。涙もろい方ではないので、実際
には泣きませんでしたが。ちなみにこれは「アコースティックシアター」の
第4弾。
そういえばアコースティックシアターには姉妹が出てくることがほとんど。
4作品中3つ。そのうち2つは姉妹の関係がストーリーに大きく関わってる。
これはそのうちの一つで、20年間療養所から出たことのない妹(岡田さつき
さん)と、結婚して東京で暮らす姉(坂口さん)の関係の展開がストーリー
の大きな軸の一つになってます。
(98.5.7)
○『ブリザード・ミュージック』(97.5.ビデオ)
クリスマスの舞台のために集められた役者たち。
そこに現れたプロデューサーはなんと、80歳のおじいちゃん!
とにかく台本を読んでみたものの、その内容に誰も納得がいかない。
そこである提案のもとに、60年前の出来事が再現されることになる……
『あなたが地球にいた頃』の劇場ロビーで『DECADE』というキャラ
メルボックス10周年記念ビデオを買いまして。旗揚げ公演からの公演記録の
ハイライトシーンやそれぞれの公演に対する役者さんご本人からのコメント
などが2時間たっぷり入っているんですが、そのビデオを観ているうちに、
いっぱい観たい作品ができてしまいまして……(苦笑)
友人と「『DECADE』ってキャラメルビデオ販売促進ビデオだよね〜」
と思わず語ってしまうくらい、どれもこれも観たくなってしまいました〜。
そういうわけで、「観たいもの第一弾s」(複数……)として買ったのが、
この『ブリザード』を含む、以下の3本。
これは94年クリスマス公演作品で、91年が初演。つまり再演版ですね。
プロデューサーの加藤さんが「最も『再演らしい再演』」とおっしゃるよう
に、台本もキャストもほとんど変わっていないとのこと。本来再演ていうのは
そうあってほしいと思いますけど(観る側としては)、現実には脚本書く方の
考えや役者さんの入れ替わり等があって、なかなかそうはいかないんですよね。
で、感想……うーんと。最初観た時は「あんまり好きな内容じゃないなぁ」
と思ったんですが、2度目の時は「あれっ結構おもしろい」と変化しました。
西川さん演じる噂の「清吉」おじいちゃんも相当にいいんですが、真柴さん
・関根さん(96年冬退団)・菅野さんの、「清吉」の孫たち3姉弟も私は好き
ですね。実は関根さんは、知ってる人は知ってますが、初日5日前に足を骨折
してしまった岡田さつきさんの代役として神戸・東京の舞台に出演しました。
しかもこれがキャラメルでの初舞台! そして当時19歳……とてもそうは思え
ないほど堂々と演じていらっしゃるので、びっくりします。しかし、『ケンジ
先生』出演を最後に退団されてしまったんですよね………結局生では拝見でき
なくて、残念でした。
まぁそれはともかく。
舞台作りが主なストーリーなので、元演劇部の私はそういう面でも観ていて
おもしろいですね。ところどころに演劇用語が出てきたりするのが。
(98.5.9)
○『スケッチブック・ボイジャー』(97.5.ビデオ)
サッカー場を探すために地球を買った羊飼いのカケル。カケルにプロポーズする姫君・夕顔。
カケルの財産を狙う宇宙海賊と、それを追う刑事たち。
……というSFマンガは、次回が最終回。
しかし、明日が締め切りだというのに、1枚も書けていない!
漫画家・のはらと編集者・諸星はこの非常事態を切り抜けられるのか?
後述の『ヒトミ』とともに、10周年記念2本連続公演として95年春に上演。
これは、当初観に行こうとしていたんです。前年の『アローン・アゲイン』
以来ごぶさたしていたので、「よし久しぶりに行こう!」と思って、チケット
予約だってしました。それなのに………………当時習っていたジャズダンスの
発表会舞台稽古がその日に重なってしまって、キャンセルせざるを得なくなっ
たんです。
その時は「まぁ、いいや」と思いましたが、ビデオ観てから「うわー、観に
行けばよかったぁぁぁ!」と後悔してしまいました。(まぁ、どうせ行けっこ
なかったんですけどね)
すごく好きなタイプの作品だったんですよ〜。
いいな〜もう、こういう走り回るタイプの作品って。SFも入ってるし。
買おうと思ったきっかけは「上川さん演じる「館長」さんがおもしろい!」
と聞いたから。……確かにめちゃくちゃおもしろい!
当時の上川さんは『大地の子』の撮影がやっと終わって戻ってきたばかりで、
キャラメルの舞台は一年ぶりだったわけです。舞台に戻ってこれたことがもう
嬉しくて嬉しくてしょうがない、って気持ちがあふれ出ています。すごいです。
ある友人は、これを観て「上川さんLOVEモード」に入ってしまいました。
(98.5.9)
○『ヒトミ』(97.5.ビデオ)
交通事故で体が動かなくなったピアノ教師・ヒトミ。
恋人・小沢は彼女を見守り続けるが、頑になってしまったヒトミの心は開かない。
半年後、体がまた動かせるようになるかも知れない、と聞かされたヒトミは、その唯一の
可能性「ハーネス」に賭ける決意をするが……
95年春の2本連続公演の片割れ&「アコースティックシアター」第3弾。
これはアコースティックの中でも比較的好きな作品です。
そんなに「波」のあるストーリーとは言えないんですけど、自分では指一本
自由に動かせない、「ハーネス」のおかげで動かせるようになっても、感じる
ことはできなくなってしまった、坂口さん演じる主人公「ヒトミ」の気持ちが
ものすごく強くて、痛々しい。会いたくないとさんざん突き放されても、彼女
のために何かしようとする「小沢」さんの気持ちが、すごくあったかい。
ちなみに「小沢」さんを演じてらっしゃるのは上川さん。「館長」さんとの
ギャップが結構大きい役どころですが、しかしギャグはばっちりやっていらっ
しゃいます(笑)
スパイラルライフの音楽との相性もGOODです。
(98.5.9)
*2004年春に再演されます。その感想は、神戸公演を観てきたら書きます。
○『嵐になるまで待って』初演(97.5.ビデオ)
駆け出しの声優・ユーリは、やっと大きな役をもらえたばかり。
……しかし不思議な力を持つ作曲家・波多野と出会ったことから、何よりも大事な声を
奪われてしまう。
一番信じてほしい幸吉にさえ、本当のことを信じてもらえないユーリは……
93年秋に「アナザーフェイス・ダブルヴィジョン」企画として上演された、
2作品のうちの1つ。もう片方は『ジャングル・ジャンクション』です。
97年夏に再演をやるというので、どんなストーリーか観るために買った……
というのは後からついてきた理由で、じつは観るまで買わないでいようかなと
思ってました。ちょっと前に3本買ったばかりでお金もなかったし。
それなのに何故買ったかというと、当初買うつもりだったビデオ(『キャン
ドルは燃えているか』)が売り切れで、夏頃でないと再販されないというので、
急遽変更したのでした。
サスペンスタッチのストーリーで、それまで観てきたのとは違ってちょっと
ゾクゾクしました。「悪役」の客演さん(元・劇団ショーマの細山毅さん)が
かなり怖かったし。
これが生で見られるのかと思うと、ドキドキしましたね。
(98.5.15)
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