・『TRUTH』神戸初日の感想。＆グッズの話すこし。
例によって（笑）初日にさっそく駆けつけました。
Ｑ列28番（最前列右端）での観劇。
今回の作品は「悲劇」ということで…………いったいどんなものになるのか、
とっても気になっていました。だって、キャラメルが「悲劇」を？ いつもの
キャラメルはほとんどハッピーエンドですからね。「悲劇」というからには、
ラストがハッピーでないと予想されるわけで…………うむむむむ？？？？？
と言いつつも、新作公演前ならではの「ほんとに何も分からない」ドキドキ
で心はいっぱい。結局のところあまり深く考えることなく (^^; 劇場に行って
世界で初めて『TRUTH』公演を観る数百人のうちの一人となったわけです。
が。
……………………………………………………ほんとに。もう。
なんて言えばいいのか。
観終わった後、まったく言葉が見つかりませんでした。
この作品自体を、そしてこの作品を観て感じた気持ちを表すための言葉が。
至るところが緊張感で埋めつくされた舞台。
「全編がクライマックス」と言ってもさほど過言ではないような、それほど
に緊迫しつづける芝居。
舞台の緊張感はとめどなく客席中に広がり、私たちの体を、心をこれでもか
というほどに突き刺していく。その痛みに、全ての感覚が麻痺してゆくような
錯覚にさえ陥ってゆく。
舞台が終わって、気がついてみると、体中がしびれていてすぐには動くこと
ができなかった。やっと動いてみたら、震えている。
アンケートを書いている間も、ずっと手が震えていました。
キャラメルの舞台を観て、こんなに言いようのない気持ちになったのは初め
てでした。心が痛くて痛くて、かなしくてつらくて。
いま口を開いたら絶対に叫んでしまう！ と本気で思いました。
時間が経っていくぶん気持ちは落ち着いていますが、心のどこかはこの時に
受けた衝撃でいまだ普段よりもナイーブなまま。
そこに何かがほんのすこしでも触れたら、勝手に涙が出てしまいそうです。
この舞台に対して「よかった」という言葉は、どうしても出せません。
それは、つまらなかったからとか、気に入らなかったからだとか、そういう
理由ではなく…………この作品は、私にとっては、そういった言葉で括りきれ
るものではないと感じたからです。
「よかった」ではなくて。
「すごかった」と言います。あえて一言で感想を表すならば。
こんなにすごい舞台は初めてです。
こんな舞台を作ってしまったキャラメルって、ほんとうにすごい。
（99.7.9）
いつもよりも新作グッズの多い今公演。
相変わらず私は買いまくってしまって「キャラメルびんぼー」なのですが（爆）
その中での私のおすすめグッズ。
・CARAMELBOX SOUNDBOOK 『TRUTH』SOUND TRACK
・『キャラメル ミラクル』（守本一夫著・TOKYO FM 出版）
この２点です。
今回の音楽は完全オリジナル。加藤さんがほとんどの作業に立ち会ったという
熱の入れよう。その気合いの賜物でしょうか、とても素敵なサウンドトラックに
仕上がっています！ もう大好きです。ずっと聞きっぱなしです (^o^;
『キャラメル ミラクル』は、キャラメル好きならほぼ知っていると思われる
映画『緑の街』のメイキング本を書かれたというライター・守本さんが、キャラ
メルにとことん密着取材をして書いたドキュメンタリー本。
キャラメルに馴染んでいる人にも、まだよく知らない人にも、ぜひ読んでいた
だきたい一冊です。
（99.7.12）
→ネタばれあり感想が書けました。
もちろん観た人限定です！ こちらへどうぞ。（7/19）
注：非常に長いので、十分お時間のある時にお読みくださいませ。
☆7/31に修正加筆しました。
→神戸千秋楽カーテンコールでの役者さん一言挨拶はこちら。（7/18）
注：ネタばれな内容もありますので、観てない方は読まないでください。
（↑じゃあアップするなって？ ……ごもっともです (^_^;;;）
☆7/22に補足しました。
→東京公演（8/21）の感想はこちら。（ネタばれあり・長文！）（8/22）
☆8/23に加筆しました。
トップ／更新／プロフィール／日記／趣味／リンク／掲示板