さて、今回も初日(11/10)から行ってきました。 1階P列(前から2列目)22番(センターブロック右端)での観劇。 この作品の初演はビデオで観ています。 結構好きな作品なので、観ている回数も多いです。 一度生で観たいとは思っていましたが…………好きな作品だけに、いざ生で 観る機会が巡ってくると、期待もあり不安もありという心境になったりします。 キャストがほとんど変わるという話でしたし、予想されるキャスティングに私 はあまり納得していない(orできない)部分もありましたし…… 複雑なドキドキを抱えながら劇場へ。 セットは初演時と似ていました。でもさらに渋くかっこいい雰囲気。 開場と同時に劇場に入ったので、グッズを買うのに手間取ったものの、それ でも開演までの時間はたっぷり。 ……これからこの舞台で、あの作品がどんなふうに展開されるのか…… あのシーンではあのあたりが使われるのかな、あのへんからあの人が出てく るのかな、などと考えたりして。購入したグッズの点検(笑)やアンケートの 観る前に記入できるところ(名前や電話番号など)に書いたりしているうちに、 前説開始。新作グッズが大量な為その説明に時間がかかり、予定時間を8分程 過ぎての開演。 オープニング、いきなり曲が大きくかかってびっくり。でも初演時と曲が変 わっていなくてひそかに嬉しい(笑) (ちなみに、全体で5曲が初演時と変わっていて(神戸初日時点の話)、変更 箇所は前半に集中しています。オープニング、及びクライマックス〜ラストに かけては同じ曲でした。そのへんに好きな曲が多かった私なので、これも嬉し いです (^^)) ストーリー、および台詞に大きな変化は見られず。 『TRUTH』のパンフレットでは「思いっきりリニューアル」とか言われてい ましたが、実際に変わったのは10〜15%程度だそう(成井さん談)。でもそこ までも変化していないような感じ。 明らかに変わっていることで気付いたのは、 ・登場人物の一人の名前(「瞳」→「泉」) ・ある小道具の追加(トランプ・パソコン)……の2つくらい。 あとは台詞のちょっとした変更程度かな。 あ、ダンスシーンが完全に新しくなっていました。 初演は日本人アーティストの曲でしたが、今回は某外国人グループの曲。 私個人は今回の方が曲・ダンスともに好みかな。舞台の「ミステリアス」な 雰囲気がより増長される感じで。ダンスを観るためだけにでも通いたい気分。 舞台全体の印象。 …………どうしても初演とあちこち比べたりしていました、最初は。 あそこで○○さんはああしたな、あんなふうに言ったな、あの仕種は××さ んに似ているな、あの台詞の言い方は△△さんの方が良かったな……などなど。 一体どうなることかと、舞台と自分の両方を心配してしまいましたが…… …………観ているうちに、だんだん気にならなくなってきました。 「初演と比べてしまう瞬間」よりも、「目の前の舞台に観入る瞬間」の方が 多くなっていったのです。 ……ビデオを何回も観ていると、どうしても惰性で観てしまうシーンとか、 出てきませんか? 好きなシーンは真剣に観るけど、そうでもないシーンでは 適当に観ていたり……(え、ない?) 好きなはずの『キャンドルは燃えているか』でも、最近はそんなふうに観る ことが増えていたのですが。 当たり前のことですが、生の舞台とビデオでの舞台はやっぱり全然違います。 「臨場感」「迫力」の面においては、圧倒的に生の方が強いんですよね。 今回はそれを、あらためて実感させられました。ビデオでは適当に観ていた シーンも、目の前の舞台でやっている時には目が離せない。一つ一つのシーン、 一人一人の役者さんの動きや表情を、思わず真剣に見つめてしまう。 キャストがほとんど違うこともありまして、初演とは違った、+生ならでは のドキドキを味わわせてもらいました。 まだまだ成長の余地は(当然)あると思いますが、個人的には満足度の高い 舞台でした。台詞をかむ回数が、キャラメルにしては多かったですけど (^^; キャストで不安だった(納得いかなかった)部分も、観る前に心配していた ほど悪くはありませんでした。期待せずに行ったわりには「まずまずの出来」 だったと思います。 あと何回か(やっぱり(爆))、観に行きます。 これからの「グレードアップ」が楽しみです (^^) (99.11.11) →神戸公演を通して思ったことなどは、こちら。 (あんまり「ネタばれ」ではないかも…… (^^;)