統合失調症
統合失調症は臨床症状により、通常4つの病型に分類されます。

---緊張型---
20歳前後に急激に発症。
激しい興奮(緊張性興奮)を示す状態と、全く口をきかずに外からの刺激に対しても反応しない(緊張性昏迷)状態があり、
両方が交互に現れることもあります。

---妄想型---
20歳後半から30歳前後にかけて発症することが多い。
妄想が主で、幻覚を伴うこともあります。
人格にはほとんど変化がないため、病的体験以外は常人と変わりません。

《妄想の種類》
被害妄想
 「おとしいれられる」「自分の能力を利用しようと狙っている」という確信をもつもの。
 対象は見知らぬ人であったり、身近にいる人であったりと固定されていません。
関係妄想
 自分に関係のない出来事を自分に関係付けて考えるもの。
被毒妄想
 「水や食事あるいは薬の中に毒が入っている」というもの。
  しばしば拒食や拒薬の原因になることがあります。

---破瓜型---
思春期から20歳前後にかけて発症することが多い。
感情鈍麻・意欲消失・無為・自閉が主症状で、進行性で予後が悪く、社会適応能力が低下するのが特徴です。

---単純型---
徐々に進行し、、人格障害も目立つようになります。
生き生きとした感情がわいてこなくなり、予後が悪いです。

治療
・薬物療法
  強力精神安定剤
   〔レボメプロマジン(レボトミン)〕
      不安、緊張、鎮静、催眠作用が強力。
   〔クロールプロマジン(コントミン)〕
      精神運動興奮による、不眠、徘徊、多弁、衝動行為や幻覚・妄想に作用。
   〔プロペリシアジン(ニューレチプル)〕
      情動面を改善する作用が特徴
       自発性の減退がある時や衝動性や反抗性を減少。
   〔塩酸クロカプラミン(クロフェクトン)〕
      自閉、感情鈍麻などに対して、気分高揚や疎通性の改善に作用。
    
幻覚・妄想等の異常体験にも効果あり。
   〔ハロペリドール(セレネース)〕
      精神運動興奮や幻覚・妄想に有効。
      不安、緊張、興奮状態の鎮静、静穏効果あり。
  緩和精神安定剤
   〔ジアゼパム(セルシン)〕
      自律神経の安定、緊張緩和、鎮痛催眠効果、筋弛緩、抗痙攣作用
   〔ニトラゼパム(ベンザリン)〕
      睡眠障害に対して、睡眠誘導剤として用います。
・精神療法
・リハビリテーション療法