マーキング
乳牛も、病気の治療の際、
抗生物質を投与することがあります。
抗生物質を投与された牛の牛乳は、
治療が終了し、
抗生物質の残留がないことを
牛乳の検査により確認しない限り、
出荷することは出来ません。
僅かでも、抗生物質の混入が認められると、
仮に、タンク車に入ればタンク車1台分、
工場に入ってしまうと、
工場の牛乳すべてが廃棄されてしまいます。
抗生物質の使用は、
大変リスクの高いことですが、
乳牛も生き物であるがゆえ、
病気になれば治療は欠かせません。
大きな牧場では、
治療牛を別に搾る所もあるようですが、
一般的なやり方は、
治療牛に目立つマーキングをして、
バケット(写真右下のステンレスの缶)で搾り、
廃棄しています。
マーキングにもいろいろなやり方がありますが、
わが家ではピンクの測量テープを
両後足に巻いています。。