サイロ解体
スチールサイロを解体しました。
かつて塔型のサイロは酪農家のシンボルで、
子供の頃の私にとって
我が家にスチールサイロが建つことは
ひとつのステイタスのようなものでしたが、
現在では地面に直接牧草を積み上げて密封する、
スタックサイロやバンカーサイロにとって代わられ、
維持費や手間がかさむ塔型サイロは
ほとんどがその役目を終えています。
解体する前の日に、別に何の用もなくサイロに登りました。
高さ18mのハシゴ。
初めて登ったのは小学校6年の時だったかな。
役目を終えてもなお、威風堂々とした姿。
でも、サイロ1基につき年に10万近くかかる税金・・・
それを払い続ける合理的な理由を、
経営者として見出すことは出来ませんでした。
作業は数時間であっけなく終わりました。