セントラルバレーの酪農家A
2件目の農場。
こちらは家族経営。
とは言っても1000頭近い牛を飼養してるそうです。
私達の身近ではあまり見ない「アグバッグ」のサイロ。
使用済みのビニールはパックした業者が回収し、
再生ビニールとして再利用されるそうです。
ちなみに私達のところでは、
農家自ら持ち寄り、固形燃料にリサイクルされています。
あちらで見たサイロはスタックとアグバッグだけで、
ロール(乾草も含めて)やバンカーは見受けられませんでした。
飼料用穀物の倉庫。
家族経営でこのスケールです。
中の様子。
ちなみにこれは綿実ですね。
綿を取った後の種の部分。
良質の脂肪が含まれていて、牛のエネルギー源になる
・ ・・・・んだったよな?
蛋白源としては「キャノーラ」(なたね油かす?)を使っているとのこと。
飼料のコストパフォーマンスについて
敏感なアンテナを張っていることに感銘を受けました。
牛の通路の手前に謎のマンホール。
畜主の方が面白いもの見せてやると
スイッチを入れると・・・。
あのマンホールから水が吹き出て通路を勢いよく流れていきました。
。
こうして、汚物を洗い流した水は・・・。
専用の池に流れて行った汚水は、
砂などでろ過されて再利用されるそうです。
帰ってきて、ある農業改良普及員さんにこの写真を見せたら、
「あ、フラッシュですねぇ。」と、涼しい顔で言ってました。
・・・知ってたんかい。
ちなみに、ここの農場にはジャージーとホルの雑種がいるそうです。
さっきの写真にそれらしいのが写ってますよね。
この山は敷き料用のアーモンドの殻。
乾草庫。
乾草はすべて購入だそうです。
カメラを向けるとポーズをとってくれる、
サービス精神旺盛の子供達。
彼らに私が払ったギャラは20円。
「じゃぱにーずこいん。」と手渡すと、
「Thank you.」と笑顔で答えてくれました
乳房清拭用のタオル。
1枚1セントでレンタルされているそうです。
私達の近所で、
これに興味を持ってくれる業者さんはいないでしょうか?
あちらでは搾乳用ペーパータオルは見受けられませんでした。。
いにしえのマニュアスプレッダー(堆肥散布機)
トラクターで引っ張って使ったらしいということですが、
PTOの仕掛けがどこにも見られない。
車輪の駆動と連動して動いていたのでしょうか?
ここのお兄さんに
「まにゅあすぷれっだー?」とたずねると、
「Too old. NO use.」
と話してくれました。
今使ってる機械の話しもしてくれましたが、
笑ってごまかすしかありませんでした。
英語圏では私の語学力は1歳児程度でしょう。
ただ、目を輝かせて機械の話をする彼を見て、
スケールの違いはあれどやはり同業者なんだなと感じました。