北海道「さるふつ」にお嫁にきませんか?
『グリーンツアーinさるふつ』
〜感動と出会い、ふれあいの3日間・酪農青年とのお見合い交流会〜
「グリーンツアーinさるふつ」は、97年に第1回が行われて以来、今年で7回目を数えます。
これまでに、第2回のツアーで2組、第5回、第6回でそれぞれ1組が、ツアーでの出会いをきっかけにご結婚されていて、今年もよき出会いを求めて7月25日から27日までの3日間で行われました。
私たちのグリーンツアー実行委員会は、最初の2回は、この企画の提案者である農協青年部役員を中心に組織されていましたが、第3回よりは参加者自身が実行委員会を組織するようになり、現在に至ります。
実際の運営については、ほとんど事務局さんにおまかせしているのですが、ツアー前2回程度ではありますが実行委員会の会合が開かれ、企画の段階から参加者自身の意見も多く取り入れられています。
今年は、初めての試みとして女性参加者をインターネットのみで募集しました。
例年は雑誌での募集が主でしたが、募集人員が比較的少ないため、広告費の安い(タダ)ネットでの募集を試みました。
これまでにも北海道農業担い手センターのHPにおいてPRをしていただいており、例年2〜3名程度の女性がネットを通じてツアーに参加してくれていました。
これらのことをヒントに昨年より、私たちの自作のHPを作り顔写真付きのプロフィールの公開などをするようになりました。
自作のHPがあると言っても、実際には多くの参加女性は担い手センターHPを通じてツアーのことを知ったようです。ただ、今回はネットのみの募集にもかかわらず10名の方の申し込みがあり、手前味噌ではありますが、私たちのHPがある程度は目を引くことができたのかなと感じております。
画像が傾いてますが(笑)、上の図は今年のツアーの日程表の一部です。
男性参加者は朝の搾乳を済ませた後、さるふつ公園内の「ホテルふるさとの家」前に集合し、送迎バスにて一路稚内空港へ向かいました。
関西空港便と羽田便に1時間半程度の時間差があったため、バスで稚内市内の小観光をしたりしながら過ごしてもらい、羽田便到着後、バスで猿払に向かいました。
稚内から猿払のホテルまでおよそ1時間、ほぼ中間に宗谷岬があるということで、宗谷岬に向かう道中では猿払や酪農についての概要の説明や簡単な自己紹介。宗谷岬で昼食の後、猿払にに向かう道中で回転寿司方式の自己PRタイムを設けました。
猿払到着後、参加者男性1戸の農場にお願いして、牛舎作業体験をしていただきました。
例年は、猿払到着後、ホテルで休憩の後交流会という日程でやってきたのですが、私ども大人しい男性ばかりで、その日程ではなかなか話の接点がつかめないかなとも考え、このような日程を試みました。
結果,かなりハードなスケジュールとはなりましたが、女性参加者のみなさんにもおおむね好評だったようで、このことにより少しずつ互いに打ち解けていったような気がしています。
でも、そのあとの会食ではやはり会話が弾まない一幕もあり、合コンとは思えない静かな時間を過ごしました(笑)。
2日目、男性参加者は朝の搾乳を済ませて10時集合、それまでの時間で女性参加者のみなさんにはバター作り体験をしていただきました。
男性参加者合流後、記念撮影の後、今度はアイスクリーム作りをみんなでやりました。
こちらもおおむね好評で、和気あいあいと作業が進められていました。
昼食は村営牧場内の焼肉ハウス。一昨年のツアーで結婚されたご夫婦が来てくれ、雰囲気作りに一役買ってくれたこともあり、和やかな時間を過ごすことができました。
昼食後、村営牧場内でトラクターの体験試乗をしていただいた後、終日フリータイムとなり、2班に分かれて酪農体験や観光へ案内させていただきながら過ごしました。
3日目は午前10時の集合より飛行機の出発時刻までフリータイムとなり、おおむね男女1名ずつペアとなり、それぞれの愛車にて稚内空港まで案内させて頂いた・・と言うのが今年のツアーのおおまかな概要です。
猿払の事務局さんは企画段階より非常に熱心に参加者の話を聞いてくれて、それが企画のあちこちに反映されています。この風通しのよさが私たちのグリーンツアーのひとつの特徴ではなかろうかと思います。
今後の課題として、このような企画にまだ二の足を踏んでいる若い人たちへのPRが必要かと考え、農協青年部の協力を頂きながら戸別訪問などのPRを進めていく予定です。