◆ No.240: カギ (2007.5.18) ◆
よし、今日からバリバリ練習するぞと張り切って、とりあえず朝飯のパンを買いに行こうとアパートの部屋を出て、扉を閉めた瞬間、カギを持っていないことに気がつく。
がーん。締め出されてしまった・・・。
とりあえず、不動産屋さん(すぐ近く)に行ってみたら、いつも見かけないお兄ちゃんがいて、担当のMさんは2時ごろ戻ってくるとのこと。
しょうがないので、とりあえずパン屋に行って、いつものパンと、とりあえずの朝飯のためのパン・オ・ショコラとアップルジュースを買って、うろうろしていると、観光客がこっちをみて、「あ、バケットだ!」とか言っている。
ちがうんだよな~。これは「バケット」じゃなくて「パン」なんだよな~。
ぼくも最初は見分けつかなかったけど。
Mさんはいつも忙しくて、不動産屋に戻ってもすぐまた出かけてしまうので、戻ってきたらぜったい見逃してはならん、と、不動産屋の近くのセーヌ川岸で、朝飯を食ったり、観光客やカモを見物したりして時間をつぶす。
ちらちら不動産屋をのぞいていたけど、2時を過ぎてもMさんが戻ってこないので、もういちど不動産屋に入っていくと、兄ちゃん「あと1時間ぐらいしたら戻るよ」と、また適当なことを言っている。
そこで、『フランスでは、なんでも言うだけ言ってみるものだ。』という自作のことわざを思い出して、「アパートの中にカギを忘れてきてしまって、困ってるんですー!」と訴えてみると、カギを探してくれて、「これで試してみて」とのこと。
アパートに戻って試してみたら、違っていたようだ。
そこで、もういちど不動産屋にもどると、おお!Mさんがちょうど戻ってきたところだった。
それで、無事解決。
このカギ騒動のせいで半日弱をつぶしてしまい、今日はほとんど練習できなかったが、いや、でも、今日のうちに部屋に入れただけでもラッキーと思うべきだろう。
しょうがないので、とりあえずセーヌ川岸で朝飯。
このアップル・ジュース、めちゃくちゃうまかった。
しょうがないので、カモを眺めながら大家さんを待つ。
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